「二度とない人生だから」 | 神とともに歩む

神とともに歩む

預言者ミカは「へりくだってあなたの神と共に歩む」よう、わたしたちに説き勧めています。(ミカ6:8)これは、わたしたちが自分の限界をわきまえ、神に全く依り頼むことを意味しています。

「二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう


二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないようこ
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう


二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう


二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう


二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう


二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星星の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう


二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう」

           坂村 真民