毎年 11月05日は 本朝的に 言へば 【 津波防災の日 】 として 認識せられ 國際的に…




云へば 【 世界津波の日 】 として 了知せられ 【 津波防災の日 】 は 2011年06月24日…




施行の 【 津波對策推進法 】 に 依り 制定せられてをり 【 世界津波の日 】 は 2015年…




12月22日 開催の 【 第70囘 國聯總會 本會議 】 決議採擇に 據り 制定せられてゐる…







何故に 【 津波防災の日 】 及び 【 世界津波の日 】 の 制定日が 11月05日なりしかと…




言へば 【 Patrick Lafcadio Hearn ( 小泉八雲 ) 】 の 名著 『 A Living God ( 生神 ) 』 が…




國際的に 流布し 更に 其の 名著を 兒童用として 翻譯再編したる 【 中井常藏 】 の…




傑作 『 稻むらの火 』 が 防災敎材として 國語敎科書に 揭載せられたるが 故で 在る…













☆ 内閣府 防災情報のページ 津波防災 より 引用 ☆











然れば 何故に 『 A Living God ( 生神 ) 』 及び 『 稻むらの火 』 が 11月05日と 謂ふ…




日付と 聯關性を 有してゐるのかと 言へば 其は 兩書が 早期避難 人命救助 等の…




防災減厄意識 相互扶助行動を 敎諭せむと 題材に 選擇したる 【 安政南海地震 】 の…




發生日が 江戸時代 後期 嘉永 7年11月05日 ( 1854年12月24日 ) なるが 故で 在る…







參攷 迄に 【 Tsunami 】 と 謂ふ 英單語が 國際的に 認知され 始めたるは 1854年…




12月24日から 大畧 150年後なる 2004年12月26日に 發生せし 【 スマトラ島沖地震 】 …




卽ち 【 インド洋大津波 】 からで 在る 者の 英單語として 實際に 表記使用せられしは…




【 Patrick Lafcadio Hearn ( 小泉八雲 ) 】 の 『 A Living God ( 生神 ) 』 が 最初で 在る…













☆ 内閣府 防災情報のページ 津波防災 より 引用 ☆











『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに 2022年11月 已降 超巨大地震 超巨大津波の…




豫知的 發生日時を 鑒みるに 當たり 【 05日 】 と 謂ふ 日付には 十二分なる 警戒…




注意を 要すべし 【 安政南海地震 】 は 斯れ 【 南海トラフ超巨大地震 】 の 壹つなり…




其の 【 南海トラフ超巨大地震 】 に 於ける 豫知的 發生日時に 貮種之說 此れ 有り…







壹說は 神奈川縣 御出身にして 【 東日本大震災 】 の 【 2011年03月 】 を 的中させし…




漫畫家 【 竜樹諒 ( たつき諒 ) 】 女史の 公表せられたる 【 2025年07月05日 】 で 在り…




壹說は 臣妾の ブログ記事 『 パキラさんの神御言 』 ( 2021 下 ) 』 に 於きて 公表せし…




【 2024年03月05日 】 で 在り 【 05日 】 の 壹致したる 事を 此處に 喚起する 者なり…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











【 安政南海地震 】 の 槪要を 此處に 纏括して 置く 嘉永 7年11月05日 ( 1854年12月…




24日 ) に 發生し M 8.4 ~ M 8.7 震度 6 ~ 7 と 推察せられてゐる 海溝型地震で…




在り 有感地震動は 北海道 東北壹部を 除く 大畧 本朝全域と 廣範圍に 亙りてをり…




人口密度 低き 江戸時代に 於きて 數千人 已上の 人的 被害と 憶測せられてゐる…







震源 震央が 紀伊半島から 肆國沖に 掛けての 南海トラフ 沿ひと 推察せられてゐる…




事から 肆國 太平洋側 紀伊水道 沿岸部 淡路島 大阪平野 播州平野 等に 激烈…




なる 大震動 及び 凄絕なる 大津波が 襲來してゐるので 在るが 其の 災害資料に…




【 大地震兩川口津浪記 】 なる 碑文が 存すれば 此處に 其の 全文を 收錄して 置く…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











◆ 『 大地震兩川口津浪記 』 碑文緣起 東面 【 大地震兩川口 】

于時嘉永七甲寅年六月十四日子刻頃大地震。

市中一統驚き、大道川端に彳ミ、ゆり直しを恐れ四五日心もとなふ夜を明しぬ。

伊賀大和けか人多しとなん。

同十一月四日辰刻大地震。

前ニ恐れ明地に小屋懸、老少多く小船に乗。

翌五日申刻大地震。

家崩れ出火も有。

恐敷有様漸治る頃、雷の如く響き、日暮頃海辺一同津波。

安治川ハ勿論、木津川別而はけ敷、山の如き大浪立、東堀迄泥水四尺斗込入、

両川筋に居合す数多の大小船碇綱打きれ一時川上へ逆登る勢ひに、

安治川橋、亀井橋、高橋、水分、黒金、日吉、汐見、幸、住吉、金屋橋等悉崩れ落。

尚大道へ溢る水にあハて逃迷ひ、右橋より落込も有。

大黒橋際ニ大船横堰に成候故、川下込入船、小船を下敷に弥か上乗懸、

大黒橋西、松ヶ鼻南北川筋一面暫時ニ船、山をなして多く破船。

川岸の掛造り納屋等大船押崩し、其物音人の叫ふ声々急変にて助ケ救ふ事あたハす。

忽水死けか人夥敷。

船場島の内迄も津浪寄せ来るとて、上町へ逃行有様あハたゝし。

今より百四十八ヶ年前、宝永四丁亥年十月四日大地震之節も、

小船ニ乗、津波ニて溺死人多しとかや。

年月隔てハ傳へ聞人稀なる故、今亦所かはらす夥敷人損し、いたま敷事限なし。

後年又計かたし。







● 庚鴛流訓讀

時に 嘉永七の 甲寅の年 六月十四日 子刻の 頃に 大地震あり…

市中壹統 驚き 大道 川端に 彳み 揺り 直しを 恐れ 四 ・ 五日 心許 無き…

夜を 明しぬ…

伊賀 大和に 怪我する人 多しとなむ…

同 十一月四日 辰刻に 大地震あり…

前に 恐れ 明地に 小屋を 懸け 老少 多く 小船に 乘れり…

翌 五日 申刻に 大地震あり…

家 崩れ 出火も 有り…

恐ろしき 有樣 漸 治まる頃 雷の 如く 響き 日暮頃 海邊壹同 津波あり…

安治川は 勿論 木津川も 別けて 激しく 山の 如き 大浪 立ち…

東堀まで 泥水 四尺斗 込み 入り…

兩川筋に 居合はす 數多の 大小船 碇綱を 打ち 切れ…

壹時 川上へ 逆登る 勢ひに…

安治川橋 龜井橋 高橋 水分橋 黑金橋 日吉橋 汐見橋 幸橋 住吉橋 金屋橋 等…

悉く 崩れ 落つ…

尚 大道へ 溢るる 水に 慌て 逃げ 迷ひ 右の 橋より 落ち 込むことも 有り…

大黑橋の 際に 大船 横堰に 成りたるが 故に 川下に 込み 入るの 船は…

小船を 下敷に 彌が 上にも 乘り 懸かり 大黑橋の西 松ヶ鼻 南北の 川筋壹面…

暫時に 船 山を 爲して 多く 破船す…

川岸の 掛け 造り 納屋 等を 大船が 押し 崩し…

其の 物音 人の 叫ぶ 聲聲あるも 急變にて 助け 救ふ事 能はず…

忽ち 水死 怪我する人 夥しきなり…

船場島の 内までも 津浪 寄せ 來るとて 上町へ 逃げ 行く 有樣 慌ただし…

今より 百四十八箇年前 寶永四の 丁亥の年 十月四日の 大地震之節も…

小船に 乘り 津波にて 溺死する人 多しとかや…

年月 隔てては 傳へ 聞く 人 稀なるが 故に 今 亦 所 變はらず 夥しき人 損し…

傷ましき事 限り 無し…

後年 又 計り 難し…



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに 【 寶永肆丁亥年拾月肆日大地震 】 とは…

1707年10月28日に 發生せし 【 寶永地震 】 此れなり M 8.4 ~ M 9.3 震度 7 の…

海溝型地震にして 南海トラフ超巨大地震の 壹つなり 有感地震動は 北海道を 除く…

本朝全域に 及び 最大津波高は 高知縣に 於きて 26m との 攷察が 存する 程で…

在り 人的 被害は 人口密度 低き 江戸時代に 於きて 實に 5千人から 數萬人に…

至る 者と 憶測せられてゐる 又 本地震から 49日後と 爲る 寶永 4年11月23日…

( 1707年12月16日 ) には 富士山 側面に 於ける 大噴火 卽ち 【 寶永大噴火 】 が…

惹起し 江戸に 於きて 數 cm ~ 10數 cm の 火山灰が 降積するに 至る…

其の 詳細的 樣相は 【 新井白石 】 の 自叙傳 【 折たく柴の記 】 に 見ゆるなり…

【 彳 】 の訓 【 佇 】 に 同じ…

【 明 】 の訓 【 空 】 に 同じ…

【 漸 】 の訓 【 稍 】 に 同じ…

【 斗 】 の訓 【 計 】 に 同じ…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











◆ 『 大地震兩川口津浪記 』 碑文緣起 南面 【 津浪記 】

都而大地震之節ハ津波起らん事を兼而心得、必船に乗へからす。

又家崩れて出火もあらん、金銀証文蔵メり火用心肝要也。

扨川内滞船ハ大小ニ応し水勢穏成所撰繋かへ、

囲ひ船ハ早々高く登し、用心すへし。

かゝる津波ハ沖汐込斗ニ非す。

磯近き海底、川底より吹涌。

又ハ海辺の新田畑中ニ泥水あまた吹上る。

今度大和古市池水溢れ、人家多く流しも此類なれは、

海辺、大川、大池の辺に住人用心有へし。

水勢平日之高汐と違ふ事、今の人能知所なれとも、

後人之心得、且、溺死追善旁、有の侭、拙文にて記し置。

願くハ、心あらん人、年々文字よミ安きやう墨を入給ふへし。







● 庚鴛流訓讀

都 ( すべ ) て 大地震之節は 津波 起らむ 事を 兼ねてより 心 得て…

必ず 船に 乘るべからず…

又 家 崩れて 出火も 有らむや 金銀 證文は 藏に 〆 ( じめ ) り…

火に 用心すること 肝要なり…

扨 ( さ ) て 川内の 滯船は 大小に 應じ

水勢の 穩やか 成る 所を 撰びて 繫ぎ 替へ…

圍ひ 船は 早早に 高く 登して 用心すべし…

斯かる 津波は 沖より 汐込む 斗に 非ず…

磯 近き 海底 川底より 吹き 涌くなり…

又は 海邊の 新しき 田畑の 中に 泥水 數多 吹き 上がるなり…

今度 大和の 古市に 池水 溢れ 人家の 多く 流れしも 此の 類なれば…

海邊 大川 大池の 邊に 住む 人は 用心 有るべし…

水勢は 平日の 高汐と 違ふ事 今の人 能く 知る 所なれども…

後人之心得 且つ 溺死の 追善の 旁 ( かたがた ) …

有りの 儘に 拙文にて 記し 置くなり…

願くは 心 有らむ 人 年年 文字の 讀み 安きやう 墨を 入れ 給ふべし…



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに…

【 都 】 の訓 【 全 】 に 同じ…

【 〆 】 の訓 【 締 】 に 同じ…

【 扨 】 の訓 【 而 】 に 同じ…

【 斗 】 の訓 【 計 】 に 同じ…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











◆ 『 大地震兩川口津浪記 』 碑文緣起 西面

天下和順 日月晴明

風雨以時 災厲不起

南无阿弥陀佛

南無妙法連華経

願以此功徳 普及於一切

我等與衆生 皆共成佛道







● 庚鴛流訓讀

天下 和順して 日月 晴明なり…

風雨 時を 以てして 災厲 起こらず…

南无阿彌陀佛…

南無妙法聯華經…

願はくは 此の 功德を 以て 暜く 壹切に 及ぼし…

我等と 眾生と 皆 共に 佛道を 成さむことを…



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに…

【 无 】 の訓 【 無 】 に 同じ…

【 暜 】 の訓 【 遍 】 に 同じ…







◆ 『 大地震兩川口津浪記 』 碑文緣起 北面…

安政二乙卯年 七月建之

施主   長堀茂左衛門町

         丁人中

         家守中

         発起     森

         補助     幸町五丁目

         年寄     播磨屋忠四郎

         地主     播磨屋重蔵

         大石取次  淡路屋喜右衛門

大石一本   西側町丁中







● 庚鴛流訓讀

安政二の 乙卯の年 七月に 之を 建つるなり…

施主   長堀茂左衞門町 ( 現在の 大阪市 中央區 島之内 壹丁目 )

         丁人中 ( 長堀茂左衞門町の 町人に 於ける 有志 )

         家守中 ( 長堀茂左衞門町の 家守に 於ける 有志 )

         發起     森 ( 詳細 確認し 得ず )

         補助     幸町五丁目 ( 現在の 大阪市 浪速區 幸町 參丁目 )

         年寄     播磨屋忠四郎 ( 本名は 須賀忠四郎 か? 詳細 確認し 得ず )

         地主     播磨屋重藏 ( 詳細 確認し 得ず )

         大石取次  淡路屋喜右衞門 ( 詳細 確認し 得ず )

大石一本   西側町丁中 ( 西側町 前埀嶋の 町人に 於ける 有志 )

※ 現在の 大阪市 浪速區 木津川 壹丁目 町人の 有志に 據り 大石 壹本を 寄付す



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに 【 家守 】 とは 地主 大家に 代はり 其の…

土地 家屋を 管理して 地代 店賃の 徴收を 行なひし 江戸時代の 管財人…

此れなり 又 【 差配人 】 とも 稱せられ 地主 大家から 支拂はれし 管理料 等を…

以て 生計を 立て 乍ら 【 自身番 】 と 謂ふ 番所に 詰めると 共に 其の 他の…

町役も 務め 町内巡囘 治安維持に 對して 多大なる 貢獻を 爲すに 至る…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











『 大地震兩川口津浪記 』 に 於きて 言及せられし 【 安政南海地震 】  【 寶永地震 】 …




卽ち 【 南海トラフ超巨大地震 】 には 絕對的と 稱すると 雖も 決して 過言に 非ざる…




攝理法則が 存する 其は 激烈的 大震動に 伴ひし 凄絕的 大津波の 襲來で 在り…




殊に 【 海拔ゼロメートル地帶 】 に 於ける 其の 危險認識は 必要 不可缺と 言へる…







中でも 商都 大阪 已上に 要注意なのが 屈指有數の 【 海拔ゼロメートル地帶 】 なる…




首都 東京で 在る 東京には 【 荒川 】 【 中川 】 【 江戸川 】 【 隅田川 】 なる 肆大…




【 天井川 】 が 縱貫してゐるだけで 無く 過剩なる 【 地下水 】 すらも 瀦澑してゐるが…




故に 其の 危險性は 本朝 随壹と 稱すると 雖も 決して 過言では 無いので 在る…







『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに 【 天井川 】 とは 砂礫の 堆積に 據りて 河床…

川底が 周邊地面に 於ける 高距 已上の 高所に 位置したるが 如き 河川を 謂ひ…

氾濫の 都度 河床川底を 浚渫せずして 井堰堤防を 增築するに 據り 更に 砂礫の…

堆積が 促進して 河床川底が 上昇すると 謂ふ 悪循環を 反復すれば 其の 危險性…

尋常に 非ず 【 首都水沒 】 なる 惡夢的 未來も 決して 虛辭妄語とは 言へざるなり…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











◆ 『 尚書正義 』 卷拾 「 說命上 」 第拾貮

高宗夢得說、使百工營求諸野、得諸傅巖、作說命三篇。王宅憂、亮陰三祀。旣免喪、
其惟弗言、羣臣咸諫于王曰。嗚呼、知之曰明哲、明哲實作則。天子惟君萬邦、百官承式。
王言惟作命、不言臣下罔攸稟令。王庸作書以誥曰。以臺正于四方、惟恐德弗類、
茲故弗言、恭默思道。夢帝賚予良弼、其代予言。乃審厥象、俾以形旁求于天下。
說築傅巖之野、惟肖。爰立作相、王置諸其左右。命之曰。朝夕納誨、以輔臺德。
若金、用汝作礪。若濟巨川、用汝作舟楫。若歲大旱、用汝作霖雨。啟乃心、沃朕心。
若藥弗瞑眩、厥疾弗瘳。若跣弗視地、厥足用傷。惟暨乃僚、罔不同心、以匡乃辟。
俾率先王、迪我高后、以康兆民。嗚呼、欽予時命、其惟有終。說復于王曰。
惟木從繩則正。后從諫則聖。后克聖、臣不命其承。疇敢不祗若王之休命。

高宗 說を 得たるを 夢みるに 百工をして 諸野を 營求せしめ 諸を 傅巖に…

得たれば 『 說命 』 三篇を 作らしむ 王 憂ひに 宅り 亮陰は 三祀におよぶ…

旣にして 喪を 免るるも 其れ 惟れ 言はざれば 羣臣 咸 王を 諫めて 曰ふ…

嗚呼 之を 知るを 明哲と 曰ひ 明哲は 實に 則を 作す 天子は 惟れ 萬邦に…

君たりて 百官は 式を 承く 王の 言は 惟れ 命と 作り 言はざれば 臣下 令を…

稟くる攸 罔し 王 庸て 書を 作り 以て 誥げて 曰ふ 臺の 四方に 正たるを 以て…

惟れ 德の 類せざるを 恐るれば 茲れ 故に 言はずして 恭默思道す 夢みて…

帝より 予に 良弼を 賚ふれば 其れ 予に 代りて 言はしめむと 乃ち 厥の 象を…

審らかにし 形を 以て 旁く 天下に 求めしむ 說 傅巖之野に 築きて 惟れ 肖たり…

爰に 立てて 相と 作し 王 諸を 其の 左右に 置く 之に 命じて 曰ふ 朝夕…

誨へを 納れ 以て 臺が 德を 輔けよ 若し 金なれば 汝を 用て 礪と 作さむ…

若し 巨川を 濟れば 汝を 用て 舟楫と 作さむ 若し 歲に 大旱あれば…

汝を 用て 霖雨と 作さむ 乃の 心を 啟きて 朕が 心に 沃げ 若し 藥にして…

瞑眩せざれば 厥の疾 瘳えず 若し 跣にして 地を 視ざれば 厥の足 用て…

傷つかむ 惟れ 乃の 僚と 心を 同じくせざること 罔く 以て 乃が 辟を 匡けよ…

先王に 俾率して 我が 高后に 迪り 以て 兆民を 康んじよ 嗚呼 予が 時命を…

欽み 其れ 惟れ 終はりを 有らしめよと 說 王に 復して 曰ふ 惟れ 木は 繩に…

從へば 則ち 正なり 后は 諫に 從へば 則ち 聖なり 后 克く 聖なれば…

臣 命ぜられずも 其れ 承けむ 疇か 敢へて 王之休命に 祗若せざらむや…



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに 【 高宗 】 とは 【 商 ( 殷 ) 】 第廿貮代の…

王にして 中興之祖なる 【 武丁 】 是れなり 又 其の 細君なる 【 婦好 】 は…

支那史上 最初の 女將軍なり 【 說 】 とは 傅巖に 於きて 築城勞役に 從事したる…

罪人なるも 【 高宗 】 に 拔擢せられし 賢相なる 【 傅說 ( ふえつ ) 】 是れなり…

【 帝 】 とは 天上界の 最高神なる 【 天帝 】 是れなり…

【 諸 】 の訓 【 之 】 に 同じ…

【 惟 】 の訓 【 此 】 に 同じ…

【 弗 】 の訓 【 不 】 に 同じ…

【 咸 】 の訓 【 皆 】 に 同じ…

【 稟 】 の訓 【 受 】 に 同じ…

【 攸 】 の訓 【 所 】 に 同じ…

【 罔 】 の訓 【 無 】 に 同じ…

【 庸 】 の訓 【 以 】 に 同じ…

【 臺 】 の訓 【 我 】 に 同じ…

【 茲 】 の訓 【 此 】 に 同じ…

【 賚 】 の訓 【 賜 】 に 同じ…

【 厥 】 の訓 【 其 】 に 同じ…

【 俾 】 の訓 【 使 】 に 同じ…

【 旁 】 の訓 【 遍 】 に 同じ…

【 肖 】 の訓 【 似 】 に 同じ…

【 爰 】 の訓 【 斯 】 に 同じ…

【 誨 】 の訓 【 敎 】 に 同じ…

【 用 】 の訓 【 以 】 に 同じ…

【 乃 】 の訓 【 汝 】 に 同じ…

【 暨 】 の訓 【 與 】 に 同じ…

【 辟 】 の訓 【 君 】 に 同じ…

【 迪 】 の訓 【 至 】 に 同じ…

【 后 】 の訓 【 君 】 に 同じ…

【 疇 】 の訓 【 誰 】 に 同じ…







◆ 『 尚書正義 』 卷拾 「 說命中 」 第拾參

惟說命總百官、乃進于王曰。嗚呼、明王奉若天道、建邦設都、樹后王君公、
承以大夫師長、不惟逸豫、惟以亂民。惟天聰明、惟聖時憲、惟臣欽若、惟民從乂。
惟口起羞、惟甲冑起戎、惟衣裳在笥、惟干戈省厥躬。王惟戒茲、允茲克明、乃罔不休。
惟治亂在庶官。官不及私昵、惟其能。爵罔及惡德、惟其賢。慮善以動、動惟厥時。
有其善、喪厥善、矜其能、喪厥功。惟事事、乃其有備。有備無患。無啟寵納侮。
無恥過作非。惟厥攸居、政事惟醇。黷於祭祀、時謂弗欽。禮煩則亂。事神則難。
王曰。旨哉說。乃言惟服。乃不良于言、予罔聞于行。說拜稽首曰。非知之艱、行之惟艱。
王忱不艱、允協于先王成德。惟說不言有厥咎。

惟れ 說 命ぜられて 百官を 總ぶれば 乃ち 王に 進みて 曰ふ 嗚呼 明王…

天道を 奉若するや 邦を 建て 都を 設け 后王君公を 樹て 承くるに…

大夫師長を 以てするは 惟だ 逸豫せむとするのみならずして 惟だ 以て 民を…

亂めむとするのみなり 惟れ 天は 聰明なり 惟れ 聖は 時憲なり 惟れ 臣は…

欽若なり 惟れ 民は 從乂なり 惟れ 口は 羞を 起し 惟れ 甲冑は 戎を 起し…

惟れ 衣裳は 笥に 在り 惟れ 干戈は 厥の 躬を 省みる 王 惟れ 茲を 戒め…

允に 茲れ 克く 明らかなれば 乃ち 休からざること 罔し 惟れ 治亂は 庶官に…

在り 官は 私昵に 及ばずして 惟れ 其れ 能にあり 爵は 惡德に 及ぶこと…

罔くして 惟れ 其れ 賢にあり 善を 慮りて 以て 動き 動くことは 惟れ 厥の…

時にす 其の 善を 有てば 厥の 善を 喪ひ 其の 能を 矜れば 厥の 功を 喪ふ…

惟れ 事を 事とすれば 乃ち 其れ 備へ 有り 備へ 有れば 患ひ 無し 寵みを…

啟きて 侮りを 納るること 無かれ 過ちを 恥ぢて 非りを 作すこと 無かれ 惟れ…

厥の 居する 攸にして 政事は 惟れ 醇なり 祭祀に 黷るること 時れ 欽まずと…

謂ふ 禮 煩はしければ 則ち 亂る 神に 事ふるは 則ち 難しと 王 曰ふ…

旨きなるかな 說よ 乃の 言に 惟れ 服せむ 乃 言に 良からざれば 予 行なひに…

聞くこと 罔からむと 說 拜稽首して 曰ふ 之を 知ることの 艱きに 非ず 之を…

行なふこと 惟れ 艱し 王 忱に 艱しとせざれば 允に 先王の 成德に 協はむ…

惟れ 說 言はざれば 厥の咎 有らむと…



『 庚鴛釋解 』 に 云ふ 臣妾 案ずるに…

【 惟 】 の訓 【 此 】 に 同じ…

【 樹 】 の訓 【 立 】 に 同じ…

【 承 】 の訓 【 受 】 に 同じ…

【 惟 】 の訓 【 唯 】 に 同じ…

【 亂 】 の訓 【 治 】 に 同じ…

【 羞 】 の訓 【 恥 】 に 同じ…

【 厥 】 の訓 【 其 】 に 同じ…

【 玆 】 の訓 【 此 】 に 同じ…

【 允 】 の訓 【 誠 】 に 同じ…

【 休 】 の訓 【 良 】 に 同じ…

【 有 】 の訓 【 保 】 に 同じ…

【 矜 】 の訓 【 誇 】 に 同じ…

【 寵 】 の訓 【 惠 】 に 同じ…

【 啟 】 の訓 【 開 】 に 同じ…

【 納 】 の訓 【 入 】 に 同じ…

【 非 】 の訓 【 誹 】 に 同じ…

【 攸 】 の訓 【 所 】 に 同じ…

【 黷 】 の訓 【 穢 】 に 同じ…

【 時 】 の訓 【 此 】 に 同じ…

【 欽 】 の訓 【 愼 】 に 同じ…

【 旨 】 の訓 【 良 】 に 同じ…

【 忱 】 の訓 【 誠 】 に 同じ…

【 協 】 の訓 【 適 】 に 同じ…

【 咎 】 の訓 【 科 】 に 同じ…







現在も 人口に 膾炙してゐる 名言秀句に 「 備へ 有れば 患ひ 無し 」 が 有ります…




唯 知りてゐる 方は 夥多でも 行なひてゐる 方は 稀少と 言はざるを 得ないでせう…




其は 種種樣樣な 交通機關に 於きて 着座佇立してゐる 乘客の 方方を 鑒みれば…




スマートフォン畫面に 見入る 許で 完全無防備狀態の 樣子態度からも 壹目瞭然です…







だからこそ 「 之を 知ることの 艱きに 非ず 之を 行なふこと 惟れ 艱し 」 なのです…




外出時 貴方は スニーカーを 着用してゐますか 帽子を 被戴してゐますか 非常食を…




攜帶してゐますか 懷中電灯を 準備してゐますか ラジオを 所持してゐますか そして…




地震発生直後 或ひは 津波緊急速報 受信直後 卽 危險囘避行動へ 移れますか…







又 在宅用としての トイレットペーパー ティッシュペーパー サランラップ キッチンタオル…




衞生用品 介護用品 生理用品 處方箋藥 等を 拾貮分に 用意し 斷水時トイレ用水…




利用の爲 浴槽壹杯に 貯水してをり 且つ 簡易トイレ用ダンボールと LLレジ袋 等を…




準備し 最低限 參日分 已上の 飮料水 及び インスタント食品を 蓄積してゐますか…







上記 項目は 萬全と 仰られるのであれば 「 死生 命 有り 」 ( 『 論語 』 顏淵篇 ) に…




在る 樣に 後は 運を 天に 任せるだけですが 若し 然うでないならば 壹度 是れを…




機に 危機管理意識の 向上に 就きて 思料勘案してみては 如何でせうか Ameba の…




皆樣方が 自然災害危機に 超克し 得ます樣 臣妾庚鴛 心から 深く 庶幾 致します…













☆ 津波 ・ 高潮ステーションガイドブック より 引用 ☆











今日も みなさんから…




たくさんの 元氣を 頂きました…











いつも 御裾分けしてくれて…




心から ありがとう…