JADA (日本アマチュアダンス協会) が設立されて以降、各県に加盟の動きが出てきて、富山県では小児科医の八木三郎先生がご尽力されて、1993年に「富山県アマチュアダンス協会」が設立されました。三郎先生は事務局長として、各加盟サークルや会員諸兄に対して常に公正・公平を貫かれて、会の運営がスムースに行くように積極的にご活躍されていました。
医院の近くに地元の皆様の為にと、ふれあるーむ「かがやき」の名称で、2階建ての素晴らしいカルチャーセンターを自費で造られました。

当時、私は奥様の綾子先生から「サークルにも来て下さいねと」言われ、時折にお伺いしたことがあります。
1階にはサークルの皆様が集って踊れる開放的な練習室のほかに、休憩室はカウンターまであるゆったりとしたスペースです。私は、サークルの皆様と踊っているより、カウンターで「アイ」さんが淹れて下さる「スペシャル・コーヒー」を飲んだり、フルーツを食べている時間が多かったかも知れません(間違いなく)。

三郎先生とお話をする機会を得たときに、「会報誌を発行することが夢です」と言われたので、それじゃあ私が会報誌を作りましょうと会報誌の企画・面割・レイアウト・校正を引き受けました。創刊号ですから寄稿文の手配とか三郎先生と相談しながら、発行に向けて頑張りました。仕事の制約もある中で、出張中には列車内で校正した事も今は懐かしい想い出になりました。





誌面内の記事では、三郎先生のADAM(アダム)の広場(自由投稿欄)の投稿文を読ませて頂き、先生のダンス歴・ダンス愛を知る事が出来て、私にとっては一番のお気に入り記事でした。
表表紙には通常1枚の写真を使いますが、ラテン・ダンス写真をメインにしながら、サブとしてスタンダード写真を重ねたレイアウトにしました。広報誌等では、このようなレイアウトはしませんが、ダンスと同じで固定観念の枠を外してみると「そんなに悪くもないなあ」と思っています。

発行に当っては沢山の協賛広告を頂戴したお陰で、48頁のボリュームになっていましたので、いま誌面を振り返りながらビックリもしているところです。
48頁の誌面最下段に集後記を書かせて頂き、1頁追加した裏表紙に短い「随想文」と「抒情詩」を載せました(1頁追加も固定観念から抜け出たものです)。

随想文は即興的に私が書きましたが、詩については私の旧い拙い詩を載せました。
少しは推敲をしておけばよかったと、発行後に読み返して恥ずかしい気分になりました。
私の青春時代は音楽と文学の楽しみがメインで、小説以外には、立原道造、中原中也、伊東静雄、室生犀星、北原白秋、蒲原有明さん等の詩を好んで読んでいました。偉大な詩人諸兄の影響が詩文にでる事があるかも知れません。
因みに、蒲原有明さんの詩は漢詩に出て来るような難解な漢字が沢山あって、難しい漢字を覚えたい人向けの詩人さんです。

なお、八木三郎先生は一昨年にご逝去されたことを知りました。三郎先生とはほんの僅かなご縁でしたが、自分の人生にとって掛けがえのない想い出となっています。毎年、インフルエンザのシーズンになると、テレビ局のニュース取材に応えておられた先生が懐かしく思い出されます。

奥様の綾子先生から頂いたお手紙には、三郎先生は「至誠」と言う言葉を好まれていたと記されていました。将に「公正・公平」と「至誠」の心を実践されて人生を全うされた三郎先生へ、クリスチャンの私からは「May you rest in peace」の言葉が届きますようにと祈りました。
人生に与えられた時間は夙に過ぎ去ります。
一期一会に感謝して、蒼天の彼方を想う日々を過ごしながら。




かげろう
花びらの紅い色を盗んだのは
あなたの優しいいたずらだったのに
春の野原があまりにかすんでいて
生きていることが
幻のようにゆれている
グラスの蒼い風にのって
ダンスを踊ろうか
スロー、クイック、クイック
スロー、クイック、クイック
あなたのくちびるに
花びらの紅い色が
とけこんできて
匂いのよいためいきが
いつわりの愛をかたりだす
いつわりの愛をうたいだす
メランコリーな五月の風に乗って
ゆれているのは私とあなたの
うすい影ぼうし
ゆれているのは一人淋しい
たんぽぽの花の色
[ 拙い詩文の転載をされませんようにお願い致します ]







TONES AND I - LONELY (OFFICIAL VIDEO)
トーンズ・アンド・アイ(オーストラリアのシンガーソングライター) - 一人ぼっち





【和訳】TONES AND I「Dance Monkey」【公式】





TONES AND I - DANCE MONKEY (DANCE VIDEO)
トーンズ・アンド・アイ - ダンス・モンキー(ダンス・ビデオ)




トーンズ・アンド・アイさんは、オーストラリアのシンガーソングライター。本名はトニー・ワトソン。 2019年3月1日、シングル「Johnny Run Away」でデビュー。デビュー2か月後にリリースされた「Dance Monkey(ダンス・モンキー)」でオーストラリア、イギリス、カナダ、イタリアなどの13か国の国際ヒット・チャートで1位を記録する大ヒットとなり世界を席捲した。