春うらら [ Pleasant Spring ] - 田山雅充

この歌を聴くと、擬音が適所に効果的に使われていて、長閑で麗らかな春を感じさせてくれます。田山雅充さんに詩人としての適性を感じるのは私だけだろうか。

中原中也さんの「春の日の夕暮」中原中也全詩集の最初の16行詩の四行
トタンがセンベイ食べて
春の日の夕暮は穏やかです
アンダースローされた灰が蒼ざめて
春の日の夕暮は穏やかです

田山雅充さんについて
田山雅充(たやま まさみつ、1948年12月2日 - )さんは、日本のフォークシンガー・シンガーソングライター・作曲家です。
歌手デビューは1974年、コーラスグループ「赤い花」のメイン・ボーカリストとして、当時の資生堂キャンペーンソング「赤い花みつけた」をキャニオンレコード(現ポニーキャニオン)からリリース。そのB面の「今愛の中で
」(中里綴・作詞)では作曲を手掛けた。またこのグループには新生五つの赤い風船メンバーでもある青木まり子も在籍。
その後、同じキャニオンレードより男女デュオ「たやまと夕子」でシングル「雨の交差点」、アルバム「暮れそで暮れない黄昏どきは」をリリース。このアルバムがCBSソニーの当時のディレクターだった酒井政利が注目。このアルバムに収録されていた曲「人恋しくて」が南沙織のシングル曲ともなり、この曲は1975年の第17回日本レコード大賞歌唱賞受賞曲となった。
田山自身のソロ・歌手としてのデビュー曲は、「春うらら」(1976年)に決定。この「春うらら」は当時数多くあった音楽祭(TBS「東京音楽祭」、文化放送「新宿音楽祭」、ニッポン放送「銀座音楽祭」、FM東京「FMリスナーズ・グランプリ」)の受賞曲に、それぞれ選出される。特にその当時TBSが主催していた「第5回東京音楽祭世界大会」では、「THE BEST JAPANESE ARTIST(外国審査員団賞)」を受賞した。ウィキペディアより