デイアンドナイト 映画鑑賞 | アマルコルドのブログ

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どこまでも続く黄金色の田園風景
うらぶれた街
開けていて、同時に閉塞感のある空気感は
どこかアメリカ南部を背景にしたホラー映画を思い起こす
しかし、そこにはまとわりつくような暑い熱気と狂気の残虐性はなく
曖昧と無言のうなづきという日本社会の冷たい風が吹いている
素晴らしいスタッフ、役者陣!
巻き込まれ型のサスペンスでありながら
能動的に壁を突破しようとするときに浮かび上がるテーマ性
思わず魅入ってしまい、考えてしまう
社会(人と人の繋り)において
善を成すことの複雑怪奇さ、、、
出会った二人の男
復讐と悪から生み出された慈愛と献身
善から生み出された復讐
二人が出会って動き出す夜と昼を対比させて短いカットで繋いでいくシーンがカッコいい‼️
カッコ良すぎて涙出そう!
悪に加担したチンビラが¬主人公に言うセリフ
(殴りかかるのは)俺じゃないだろ?!
このセリフは、おもしろい、
加害者はそう思う
そして加害者と被害者の境界が曖昧になる
陸と海、その境界に楔のように打ち込まれ壁のように並び立つ風車の一群
彼らは人間たちを見おろすようにゆっくり回っている
陸と海の境界、それは善悪の彼岸か?
どちらからか風が吹き、
風車は回り、人間たちにエネルギーを与える
悪から生まれ、懺悔と慈愛に育てられた娘
善と挫折から生まれ憎しみと復讐にとらわれる青年
二人が再び会うことは、、、
それは祈り

では