印象に残ったDVD | アマルコルドのブログ

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ザ・ギフト
監督:ジョエル・エガートン(製作、脚本) 撮影:エドルアルド・グラウ
出演:ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール、ジョエル・エガートン
 
新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める(映画.com解説より)
段々のエスカレートする贈り物
他人の家にずかずかと入り込んで来るシレ~っとした男の表情が不気味
この男、何を狙ってるんだろうか?
ありがた迷惑が恐ろしい
明るそうでいてどことなく気弱で影がある
そんな胡散臭そうな男を演じるジョエル・エガートンがいい
と思ったら、この人、この作品の監督、脚本、製作でびっくら!
このギフト、やばいよ、この男、怪しいな
なんて、戯れに話し合う旦那の友人達を登場させるとことか
男が自分の家に夫婦を招待するシーンとか
色々と語り口も上手くて引き込まれる
どうなるんじゃろ?と観ていたら
ナイスなキャラクターのひねり!!
辛らつな最後のギフトがたまりまへん~
 
ミッドナイト・スペシャル
監督:ジェフ・ニコルズ(脚本) 撮影:アダムストーン
出演:マイケル・シャノン、ジョエル・エドガートン、キルステン・ダンスト、サム・シェパード、アダム・ドライバー
夜の道を一台の車がひた走る
二人の男と一人の子供を乗せて
この人(たち)は誰?
何をしようというのか?
何処へ向かっているのか?
何故そうしようというのか?
徐々に浮かび上がる関係性と状況
暗闇に光を照らすように
光がこの作品のキーワード
光は安心感と希望を与えるがあまりに強いそれは、人々に畏怖をもたらす
巧みでスリリングなストーリー展開に引き込まれる
そして次々と登場する、個性的で演技力の或る俳優達の存在感と演技にも
いかつい顔で存在感の或るマイケル・シャノンは、それ以上に緊迫感と情愛を滲み出させる
ジョエル・エガートンは、直前に観たザ・ギフトの不気味な柔和さとは全く違うキャラクターを演じていてびっくり。
頼りになる男臭さを表現して、最初はギフトの出演者と同じ俳優だとは全く気付かなかった
キルスティン・ダンスト、この女優が出てくると作品に何かある!と思わせる空気が漂い始める
サム・シェパード、この人の渋さは、言うことなし
アダム・ドライバーは、微妙な立ち居地を演じながら、ステロタイプではない人間臭さを感じさせて素晴らしい
 
人々は、SFに夢と希望を託す、そんなことをつくづく思った作品でありました
ハングリー・ハーツ
 
監督:サベリオ・コンスタンツ(脚本)
出演:アダム・ドライバー、アルバ・ロルバケル、ロベルタ・マックスウェル
トイレで知り合った臭い仲の二人
やがて(すぐに)結婚する
披露宴のパーティーで流れる曲は、WhataFeeling!
あのジェニファー・ビールスのフラッシュダンスのテーマ曲
懐かしい!!
アダム・ドライバーとアルバ・ロルバケルが演じる二人の服装、スタイルや
映像の色彩感もどこか懐かしさを感じさせる
これは、往年の生活観の或るラブストーリー、、、、、?
と思いきや
、え?
ええ?
ええええっ?!
ゆっくりと徐々に広がる不信感と違和感
愛するわが子、わが赤ちゃん
軋み、メリメリと音を立てる二人の仲
男は妻を愛するがゆえになかなか行動にでられない
女はあらゆるものから愛するわが子を守りたい
そんな男女をアダム・ドライバーとアルバ・ロルベケルがリアルでありながら迫真の演技で演じていて絶品
男の母を演じるロベルタ・マックスウェルも物語の重要な展開点を楔を打ち込むように、だが、さりげなく演じて素晴らしい
あってはならない現実、でも実際にありそうな現実
愛という名の盲目、或いはエゴ
いとしいわが子を抱きしめる母の姿が恐ろしくも
ヒリヒリと痛く哀れ
絶品です!

 
では!