フランス菓子大好き! -12ページ目

パティシエ・シマ@麹町

岩波ホールで「最初の人間」を見た後、メナムのほとりでパッタイを食し、帰りに麹町まで寄り道。
お目当ては、パティシエ・シマのぱん。
今日は旦那さんの誕生日なのです。
シュークルートとぱんと、カナディアンクラブの20年。完璧。
 


フランス菓子大好き!

クロワッサン・オ・ザマンド
クグロフ
パン・オ・レザン
クロワッサン
 
ここのクロワッサンはおいしい。

 
どのくらいおいしいかというと、前回、「クロワッサンおいしいけど、何が何でも食べたいほどではないかな」とか言ってた私が、旦那さんの分「一口ちょうだい」だけじゃ満足できず、気付いたら半分食べてて「だったら二個買ってこいよ」とお咎めを受けたくらいおいしい。

 
その反省を生かしてるのかいないのか、今回はぱん4個。
でもやっぱりクロワッサンも2個買えばよかった…。
 

バターの甘みと香りがふあっと口の中に広がって、外はサクッと、中はほどよくみしっとしてて、香ばしくて、思い出すだけで「ふふ」ってなっちゃうくらい。
 
クグロフは初めて購入。
こちらも美味。アルザスのルレデセールのお店で食べたのより美味しいような気がする。しっとり、ふんわり、じゅわっとしてるの。何これヤバい。もう3個くらい食べたい。
 
パン・オ・レザンも申し分ない。
オ・ザマンドもバランスがとてもいい。
素晴らしいぱん。
ぱん万歳。
 
シマぱんすごい。感動的な美味しさ。
私の中で暫定東京3強はオーボンとフジウとシマだな~。
食べたいものが多いという点で。
 
ちなみにケーキはこちら。

 


フランス菓子大好き!
 


フランス菓子大好き!
 
ムース系が多くて、ケーキは「やさしく無難、万人受け」な印象。


お使い物にしても、老若男女問わず喜ばれそう。
でもレベルの高さは勿論、最高レベルだと思う。
フィユタージュもクリームも質が高いと感じた。
この中では特にチーズケーキ、重すぎないのにコクがあってものすごく美味しかった。また食べたい!

プチマタン@金沢区

今年の一軒目も、金沢区のオ・プティマタン。

シーパラでシロクマさんやイワシイリュージョンを見て、海を見ながらお弁当食べて、帰りに寄って来ました。

 


フランス菓子大好き!
安定のミルフィーユ。

栗の甘さが上品なモンブラン。

チーズケーキ。

サヴァラン。オレンジっぽい。中にみかんがいた。

 

チョイスが年々地味になってる。

今年は何件行けるかな。

小林敏也さんと宮澤賢治について

安曇野の美術館「森のおうち」で開催されている、「画本 宮澤賢治」の原画展に行ってきました。
 
本シリーズを手掛けている小林敏也さんは、私の最も好きな画家です。
今回は、「雨ニモマケズ」の木版画が展示されていました。
森の中の静かな美術館で、ゆっくりと作品鑑賞ができ、感動を新たにしました。

 


フランス菓子大好き!

  
高校時代から、敏也さんの作品には感銘を受け続けています。
宮澤賢治の作品は、ともするとファンタジックに描かれがちに思いますが、敏也さんの作品選択と表現は、一癖あっておもしろい。
賢治の宇宙観を、スクラッチボードに硬質に描いた作品。
東北の風土を感じさせる、木版画のような朴訥で土臭さの漂う作品。
淡い水彩画でみずみずしく自然を描いた作品、などなど。
お話によってタッチは全く違いますが、底流する透明感は共通しているように感じます。
 
そもそも、画本シリーズも、決して子供向けとは言い難い。
「土神と狐」なんか、表紙は怖いし、ラストシーンはトラウマものです。
「銀河鉄道の夜」に出てくる子供たちは陰気で怖いし(ただし、カンパネルラはイケメン)。
「蛙の消滅」の、蛙同士の嫉妬やねたみも、人間くさくていやらしい。
 
それでも、「シグナルとシグナレス」のような淡い恋話も、
「やまなし」のような清新な自然描写も、
「黄色いトマト」のような無垢で悲しい子供の世界も、
「毒もみの好きな署長さん」のシュールさも、
「グスコーブドリ」のような仏教説話系も、
幅広い作風全てが賢治の魅力だし、その世界を私にとって最も美しく、時にユーモラスに視覚化している画家が、小林敏也さんだと思うのです。
 
「画本」シリーズは、めくるたびにインクのにおいがする。
特に、スクラッチの作品は特色インクですり重ねていて、一冊一冊が美術作品のよう。
パロルはほんと、いい仕事をしています。末永くいい本を出してほしいと切に願います。

 

 

さて、今回見た「雨ニモマケズ」。
全編に、賢治作品を網羅したモチーフや、賢治の収集品や愛用品がさりげなく描かれていて、敏也さんの賢治への思い入れの深さを感じました。

最後の、「サウイフモノニワタシハナリタイ」の一文は、賢治が理想に向かって生きる一人の人間だったことを感じさせられます。
決して完璧な人間になりえなかった、少し、身近な存在として。
 
一篇の詩として知られる本作も、ノートに書きつけられた文字を見ると、
これらの一群の言葉が、賢治という一人の人間を映す鏡のように見えてきます。
 
画本の最後のページは、ノートと同じ、「南無妙法蓮華経」で締めくくられています。
法華経に帰依した賢治の生き方と思想が、一つの「作品」のように思います。


(後記)

とか書いた矢先に、パロルが会社を畳んだ事実を知りたいへんなショックを受けました・・・。敏也さんの絵本が中古で高騰していたナゾがとけた。。

どこかで再販してくれることを切望します。

同じクオリティで出すことは可能なんでしょうか・・・。

CMYKじゃあの画本のよさは再現できない気がする。