【ネタバレあり】ASKA higher ground アンコール公演〜府中 | あっきいの思いつきブログ

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しばらくぶりでした。またブログを再開します。

 

ASKA premium concert tour
-higher ground-
アンコール公演

府中の森芸術劇場

 

に行ってきました。

 

細かなものは追い追い追加していく予定です。

 

取り急ぎ、セトリを。

 

→追加しました!(2022.1.8)

 

※セトリバレしたくない人は、ブログを閉じてください!

 

 

 

 

セットリスト

 

まずは、みなさんが気になっているセットリストから紹介します。

 

OVERTURE

 

塗りつぶして行け!

着地点

幸せの黄色い風船

 

(MC)

 

笑って歩こうよ

僕のwonderful world

 

(MC)

 

not at all

NO PAIN NO GAIN

草原にソファを置いて

 

(MC)

 

ID

PRIDE

歌になりたい

 

(MC&休憩タイム)

 

はじまりはいつも雨

 

(ドラムソロ〜SATOKO&菅沼孝三セッション)

 

じゃんがじゃんがりん

百花繚乱

higher ground

なぜに君は帰らない

月が近づけば少しはましだろう

 

(MC)

 

僕の来た道

We Love Music

 

<アンコール>

パラダイス銀河

WALK

 

<エンドロール>

 

 

アンコール公演

 

今回から開催されたツアーは、約2年前に行われた同名のツアータイトルに「アンコール公演」を付けたものになります。

 

しかし、これは前回のツアーと同じものを行うのではなく、あくまで前回同様「ASKAとバンドとストリングスの三位一体」でのツアーを行うということを意味しています。

 

ですので、既にリリースされているライブ盤を見ていただくと分かりますが、前回ツアーとはセットリストがガラっと変わっています。(一部同じ流れを組んでいる箇所はありますが)

 

 

父から娘へ

 

そんな今回のツアーに参加しているメンバーで注目されているのは、昨年11月に逝去されたドラムの菅沼孝三氏の娘にあたるSATOKOさんが、バンドメンバーとして参加したことです。

 

孝三氏はASKAさんからも「手数王」と呼ばれていたとおり、巧みなテクニックで古くは王道期のチャゲアス時代からドラムを叩き続けてこられました。

 

昨年ASKAさんが初めて行ったオンラインライブ(すべての事には理由がある)も、実は孝三氏が胃がんによりもう長くはないということから、チャゲアス時代も含めて彼に関わってきたミュージシャンが集まり行われたものであることが、死後明らかになりました。

 

 

そんな孝三氏が、父と同じくドラマーという道を選んだ娘に対し、最後に残した言葉が「ASKAの事を頼む」だったそうです。

 

もちろんASKAさんもSATOKOさんの事は、彼女が幼い頃からよく知っており、今回のライブで「彼女はどんな顔をしたら抱っこしてくれるか分かる子だった」と話していました。

 

ただ、それだけでは大事なツアーメンバーに起用するには安易過ぎる訳で、実際に彼女のドラムテクニックを見たASKAさんがその才能を見抜き、メンバーに加えた事は言うまでもないでしょう。それは終演後、ASKAさん自身が挙げたツイートからも伺えます。

 

もちろん私自身もライブで彼女のドラム演奏を聞きましたが、恐らく父に勝るとも劣らない演奏をされていたと思います。

 

 

故菅沼孝三氏、その娘SATOKOさん、そしてASKAさん、この関係を予め理解した多くの観客により、メンバー紹介で彼女が紹介された時には、その日一番の拍手が巻き起こり、ステージ上の彼女も思わず涙を見せていました。

 

それだけで終わらず、ライブ終盤のドラムソロパートでは、往年の孝三氏のドラムソロ映像が映し出され、なんとそれとほぼ同じ演奏をSATOKOさんが実際に行うという、粋な演出がありました。これにはあちこちで涙を流した、というツイートを見ました。

 

間違いなく今回ツアーのキーパーソンはSATOKOさんであり、今後もASKAバンドとして支えてくれるのではないかと思います。

 

 

MCについて

 

MCについては既に多くのニュースサイトで紹介されてしまっており、このタイミングでは後付けになってしまうので、ざっと紹介します。

 

<幸せの~終わりのMC>

・「声出せないんだ、大変だねえ」と茶化す。

・有観客のライブとしては約2年ぶりとなる。

・今回ライブを見た人もオンラインでのツアー配信は見て欲しい。

・いろんな事が予定通りにいくことだけを考えている。

 

<僕らの~終わりのMC>

・会場到着予定時間、まだ新宿にいた。車を乗り捨てて電車で行くことを提案。結局車は新宿の駐車場に停めたが、どこに停めたかがわからない?(以下ASKAさん本人のツイートより)

 

 

<草原~終わりのMC>

・Terminal Melody(以下リンク参照)という番組では、自分が思いがけない曲がかかることがある。当時の歌い方を真似て歌ってみると、意外と声が出たので、同番組のリクエスト曲から今回選曲したものもある。(草原~など)

 

※モノマネの話で王貞治のバッティングの真似をしたのも、このパートだったと思います。

 

 

<歌に~終わりのMC>

・前回のツアー同様、事実上のトイレ休憩となる。

・ステージ上に円になって座り込むASKAさんとバンドメンバー。ASKAさんは客席に対し背向かいで座る。

・ASKAさんとバンドメンバーが会話をするという形式でトークが始まる。

・前回のツアーで広島に行った際にバターケーキを自身がお忍びで買いに行ったが、バレてしまい店の社長が直々に出てきてしまった話をする。

・ストリングスチームのメンバーをどうするか相談があったが、まだ決められていない。

・ある程度観客が戻ってきたところで、メンバー紹介を始める。

 

<月が~終わりのMC>

・今日のライブを実際に見て貰えてよかった。

・SATOKOは本当に素晴らしかった。

・一緒に(今の状況を)くぐり抜けていきましょう。

 

 

ライブ本編で感じた事、もろもろ

 

OVERTUREの始まりはギターによる「Breath of Bless」のサビから始まる。その後ストリングスやバンドも入り演奏されました。(他にどんな曲が挿入されていたかは不明)

 

選曲自体は、オンラインライブで披露された曲が比較的チョイスされたような印象を受けました。そんな中でも「草原にソファを置いて」「ID」辺りの、比較的初期のASKAソロや、「なぜに君は帰らない」「WALK」といった、チャゲアス時代に人気が高かったが、本格的なソロ活動になってから殆ど歌われなかった曲が披露されたのは嬉しかったです。なぜ君辺りは、会場の盛り上がり方が、それまでとは明らかに変わったのが伝わりました。

 

 

 

 

 

前回のツアーから「歌になりたい」では、ASKAさんの発案で客席からスマホのライトを点灯し、左右に振るようになりました。最初はスマホを出す人がまばらでしたが、数人がやり出したのをきっかけに一気にスマホを出し始める人が増えました。

 

「じゃんがじゃんがりん」後半の間奏でも、SATOKOさんのドラムソロパートがあり、ASKAさんの煽りに負けない演奏をされていました。

 

「We Love Music」後半のサビでは、ASKAさんがステージ左右に移動し、自分の胸に拳をあてながら、客席に向かってサビを歌う姿に、強いメッセージ性のようなものを感じました。

 

アンコールで披露された「パラダイス銀河」は、オリジナルキーで歌われていました。(熱風ライブのメドレーで歌った印象が強いので、違うキーで歌ったんじゃないかと錯覚するのですがw)

 

 

2018年復帰後のツアーでは珍しくエンドロールが流れ、バンドメンバーやスタッフロールが流れる中、Special Thanksに故菅沼孝三氏の名前があったり、ステージからはけたメンバーが楽屋通路に集まり、ASKAさんを迎え入れる場面がリアルタイムで映し出されていました。(チャゲアス時代のツアーではよく行われていたものです)
 

全ての演目を終え、ステージ前にバンドメンバーやストリングスチームが集まり挨拶をした後、一人ひとりに握手やハグをする場面は、ASKAライブでは定番になっています。今回初参加のSATOKOさんが既に拭いきれないぐらいの涙を流して挨拶する中、ASKAさんが来た時にはハグではなくASKAさんの胸の中で泣いてしまう場面が印象的でした。ひとしきり泣いた後、ASKAさんがSATOKOさんの頭を撫でる姿は、まるで父と娘のような姿にさえ映りました。

 

最愛の父を亡くしたこと、大きなツアーバンドのドラムを任せられたことへの重圧、無事にライブを終えられたことでの緊張感の解放・・・様々なものが、あの場面につながったのだと思います。

 

 

最後に・・・

 

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。ここは私自身のブログなので自分の気持ちを切々と書いてしまいますが、ツアーの初日に参加できて本当に良かったと思います。

 

これからツアーに参加される方もいるでしょうし、中にはツアーに参加できない方がいらっしゃるのも、Twitterで拝見しています。だからこそこのブログが必要ではないかと思い、書かせていただきました。

 

ニュースサイトなどで書かれている内容が含まれていなかったり、実際にポロっと話していたことが抜けている箇所があるかもしれませんが、そこは目をつむっていただけると幸いです。一番の目的は「セットリストを上げること」でしたので。

 

ツアー自体は4月まで続いていく予定ですが、果たしてどうでしょうか。既にニュースで報じられていますが、新型コロナウィルスの感染者数が、1月に入り急増しています。地域によっては独自の緊急事態宣言を発令するという話も出ているようです。

 

もちろんツアーを無事に最終日まで完走して欲しい気持ちはありますし、初日は本当に素晴らしかったので、まだ見られていない方は是非見て欲しいという気持ちがあります。その反面、それらを声を大にして言えないところがあるのもまた事実です。

 

そんな状況もあってか、ASKA公式サイドでは今回のツアーの模様をオンラインで配信する計画をされているそうです。いつどんな方法で配信されるかは発表されていませんが、見て絶対に損はないと思いますので、一緒に心待ちにしていましょう。

 

 

 

今後の日程等、ツアー関連の情報は、以下公式サイトにて。

 

 

 

これからも、皆さんが笑顔で過ごしていけますように。