ついに明日は潤誕ですね!!!!!そして金曜日!"帰宅したら休日"という楽しみと"潤誕"という楽しみ…2つも…!

以前お伝えした通り、潤誕のお話もこちらの「Troublemaker」になります。

そしてこちらも以前お伝えした通り、瑞樹さんの企画に参加させていただきます!!
私が書く翔さんのおバカっぷりが色んな方に見られてしまうなんて正直気が気ではないのですが(←)、そんなものはどうでもよくて…。

ぜひとも一緒にお誕生日をお祝いして楽しみましょう♡


まぁ話はどうであれ、とにかく潤くんおめでとうの思いはたっくさん詰まっていると思います(o´艸`)

日付が変わった時のアップになります💪













#3-2


暑さも解消し、潤に構ってもらえるというまさに一石二鳥の名案をひらめいた俺。

早速行動に移すために、俺はまず薄手の長袖長ズボンに着替えた。


それから冷凍庫から大量の保冷剤を取り出し、自身の服の中へ。


「…つ、っめてえ、!!!」


いくら暑いとはいえ、保冷剤を肌に直接当てるのは冷たすぎる。


俺がひぃひぃ言いながら保冷剤を服の中へ入れていても、潤はこっちを見てくれない。

くっそ、、、そんなに面白いかよその本!

確かに映画はいい話だっけど!!

こっちの方が気になるだろ!普通!!!


「ひぃ、、、、、」


満遍なく保冷剤を服の内側に入れ込んだことで、俺の体は氷河期突入。

いやあ、さっきまでは亜熱帯だったのに…急激な温度の変化、ちょっと我慢してくれ、俺の体。。。


震えてきそうになる体のまま、俺は潤の正面に。


「…ん?」


目の前に立ったままの俺に気が付き、潤は顔を上げる。


「なにしてんの、こんな暑いのに長袖長ズボンで、」


潤が言い終わった瞬間、俺は潤をぎゅーっと強い力で抱きしめた。

それはもう、より体表がくっつく部分が多くなるように。


「、つめたっ、、!!!…なにしてんの、、、!」


びっくりした潤は小説を投げ出し、俺をぐいぐいと押し退ける。

それでも離さまいと俺はなおさら腕に込める力を強くした。


「…つめたいぃ………つめたいよぉ、、、」


次第に潤の押し返す力が弱くなり、ふにゃふにゃと脱力してしまう。

流石にもう本は諦めただろうかと、俺は腕を外した。


「…はぁ、、、ホントなにしてんの、、、、、意味分かんないんだけど。」


ぶるりとひとつ震えてから、呆れたような目でこちらを見てくる潤。

やっとこっち見てくれたー!!!


「ふぅ、、、…っくしゅん!」


床に放り投げられてしまった本が折れていないか確認してから、俺は思わずくしゃみをする。


「…んふふ、涼めただろ?」


「…。もっと他の方法なかったの、?」


「うーん。
潤とハグも出来て、涼めて…って、一石二鳥だったと思うんだけど、」


「なんかもっとさ、賢い考え方をしてよ。翔さん頭いいんだからさ。」


「えぇ!この案は賢いだろ!!、、、っ、くしゅんっ、!」


何度もくしゃみをする俺を見て、潤は最後に一言。


「こんなんで風邪引くとかやめてよね、馬鹿すぎてこっちが恥ずかしいよ。」


…えぇ、潤はフラグをしっかり立てました。


ーーー


「マジで馬鹿すぎる…。俺看病する必要なくない?自業自得だよね。」


はぁーと盛大に溜息を漏らす潤。

保冷剤まみれのまま潤に抱きついた数時間後、ばっちり熱が出ました。


…保冷剤纏っていたのなんてほんの数分なのに、なんでかなぁ。

そんなに体弱い訳でもないし。


てか、あまりにも非現実的過ぎないか、、、


「じゅーん…もっと優しくしてよぉ、、、」


数分に1回のペースでくしゃみをしながら、ベッドで横になっている。


隣には潤。

こんな近くにいるのに触れられないとか、ホントに俺可哀想。


「じゅんナースさん。俺の容態はどんな感じでしょう…。」


「………そうですね、頭が重症です。余命あと3秒といったところでしょうか。」


俺のおふざけに乗ってくれたと思ったら、しれっととんでもないことを笑顔で言ってくる。


「はい、さーん。にーい。いーち。

…では、失礼します。…対光反射の消失を確認。」


「た、たいこ…?、、、っちょ、」


真顔で聞き馴染みのない言葉を言った潤は、同時に俺の瞼を親指と人差し指で持ち上げる。


「心音の停止を確認。」


次に潤は俺の胸に手を当てる。

いや、めっちゃ元気に動いてるんだけど、


「心電図波形の消失を確認。」


最後にありもしない心電図のモニターを見ているように、窓の外に目をやった。


「8月5日午後6時37分、死亡を確認しました。」


「…じゅん、医療ドラマの見過ぎだよ。。。」


完璧過ぎるその台詞に俺はその言葉しか出てこなかったのだった。