Aスタの予告潤くん観ましたか!?

昨夜が段田さんの回でブラペの番宣でいらっしゃってたんですよね。そういや和田家の男たちで相葉くんと一緒になってたなぁ…なんて思い出しつつ観てはいなかったのですが(ごめんなさい)、今朝Xを開いてみればびっくりびっくり。

流れてきたTVerのリンクを開いて番組内にあった予告シーンを観てみれば、髭に長髪のチャラチャラした潤くん…!

思わずフリーズしてしまいました笑


本当になんですか、、、どうしたんですか…。富太郎さんとはまた違った良さ…。え、潤くん大人の色気爆発し過ぎじゃないですか…。。。


そして途端に妄想脳が働いた私が思い浮かんだのは"クズ男"(いや潤担さん本当にごめんなさい←)

翔さんのヒモで、翔さんと付き合ってるのに取っ替え引っ替えしてる…という人によって好みの分かれる妄想を思いついたのです💪


これは書きたい、、、!と朝から思ったのですが、今日は親戚一同で毎年恒例のバーベキュー(唐突)


とりあえず"翔さんのヒモのクズ男潤くん"という妄想だけをずっと頭の中で温めていて、つい先程から書き始めました!

1話だけはなんとしても今日中にアップしたいので、もうさっさとアップしちゃいます笑

後のことは考えない!ラストは決まってるからなんとか終わるでしょう^^


本当は1話完結のつもりだったんですけど、全然収まりそうにないので短編になります。
…とか言いつつ毎回バラバラなので、「無題」の時みたいに中編になるかも…。本当にこの1話しかまだ書けていないので分からないのです←


ごめんなさい、前置きが長いですね!

ではどうぞ!
















愛してるってば(笑)


S side


「しょーさーん。」


ソファーで横になりながら、キッチンに立つ俺へくいっくいっと指を何度か曲げるその仕草ももう見慣れてしまった。


「…はい、」


冷蔵庫から缶ビールを持ってきて、という合図。

逆らうこともなく、俺は彼に缶ビールを手渡す。


「ありがとー!」


たらしって言われれば「確かに。」と納得できるほどの笑顔も彼の武器。

それで今までどれほどの人間を自分のモノにしてきたのだろうか。


缶ビールを受け取った彼は、勢いで上体を起こしてプシュッとプルタブを開ける。

無駄に白くて綺麗な首が反って、喉仏が何度か上下に動いた。


「…んまー!」


再び満面の笑みを浮かべた彼は松本潤という。あ、男ね。

少し長めの茶色っぽい髪と生えた髭。

それでもなおかっこいいと思わせてしまうのは、彼の顔の良さにあった。




彼はこの家の家主ではない。


居候の方がまだ何倍もマシだっただろう。

居候っていうのは、同居させてもらう代わりに家事などで恩を返すということらしい。


だが彼の場合はそんなんじゃない。

ただただなにもせずに俺の家に居座る、純度100%のヒモである。


家事は気が向いたらしてくれると言った。

実際してくれたのは片手で数えられる程度。

毎日の缶ビールは必須。もちろん俺が買っている。


別に彼は金に困っている訳でも、実家にアテがないという訳でもない。

でも彼は、自分自身で一人暮らしをしようとはしない。


俺だって彼のことを追い出せばいいのだが、どうもそういう訳にはいかない。

というのも、一応彼は恋人なのである。


彼に惹かれているのは俺の方。

俺から好きになって、俺から告白して、俺がきっかけで付き合うようになった。

…まぁそれがこのヒモを養う生活の始まりとなったんだけど。


彼を手放して生活費等費用が俺1人分になるメリットよりも、彼が別の人のところへ行ってしまうデメリットが大きくて怖いのだ。

彼はモテる。だから俺以外の相手なんてすぐに見つかる。

…さっさと他の人のモノになってしまうことの方が許せないのだ。

彼はきっと、俺と別れたって痛くも痒くもない。


「今日の晩ご飯は、、、お、パエリアだ!美味しそー!」


テーブルの上にフライパンごと置いて、取り皿を持ってくる。

俺も向かいのソファーに座り、2人手を合わせてから食事を始める。

これがいつもの決まりとなっていた。


「ごめん、パエリアだけで。他にサラダとかも作ろうと思ったんだけど、意外と野菜冷蔵庫に入ってなくてさ。」


「いいよいいよ。ご飯ものだからこれだけで十分お腹いっぱいになるし。」


にこにこと口の中に頬張りながら笑った潤を見て、ドキリと今更心臓が高鳴る。

…生粋の人たらしめ。


「んー!んまっ!!!俺翔さんのパエリア好きだよ。週イチで食べられるわ。」


「そういうの普通は毎日って例えるだろ、」


「いや流石に毎日は無理かなって。」


こんな時だけは、彼がヒモなんてことは忘れてしまう。

ただの恋人で、"同棲"しているんだって。


…そうだ、、、あのさ…俺らは恋人なのに、

もしかしたらそう思ってるのは俺だけかもしれないんだ。