松下と桜木。


松下
・近所のおしゃれなカフェの店員。
・ブラウンのエプロンがよく似合う。
・肩幅広め、腰細め。
・腰で結んでいる紐でいい感じにくびれが強調されてエr…、おっとここまでは書かなくてもいいか。
・20代が望ましい。
・茶髪くせ毛。目鼻立ちが整いすぎていてかなりのイケメン。
・鼻にかかった声。
・見た目はまぁチャラいけど笑顔が優しいし可愛い、丁寧。可愛い可愛い、とにかく可愛い。マジで。可愛い。可愛い。

桜木
・芽の出ない小説家。
・服は黒多め。
・前髪が目にかかりがちでちょっと雰囲気ある。
・松下が20代なら30代かな。とりあえず年上。
・髪は黒。襟足少し長め(毛量多め?)売れてない=金がない→美容室にはそんなに行かない。
・意外と一途


…うんうん、まぁ最初はこんな感じかな。


とりあえず2人の設定成るものを書き出してみた。


松下に至っては、見た目以外ほとんど松本さんと共通している。

ホントはその人物をイラストでさらに具現化して、、、って出来たらもっとイメージしやすくなると思うんだけど、あいにく絵のセンスが壊滅的。。。

頭の中で必死に思い描くしかないんだよなぁ、、、、、


とは言いつつ、モデルとなっている人が視界に入っていることが多いから、まぁ…いいか。


ぼんやりと情景を思い浮かべながら、人物設定を書いたスペースの隣になんとなく起承転結で物語を書き表してみる。

最初はこんな風に出会って、、、距離を縮めて…。


そして…どうなるんだろう。


…ほとんどノンフィクションということもあり、今後の展開は実際に自分と松本さんの関係性がどうなるか分からないと書けない。


ノンフィクションの物語というのは、本来なら自分が経験"した"ことを書くからすらすらと手が進むのだと思うが、俺が書こうとしているのは今実際に経験"している"こと。

現在進行形であるため、どうしても実際と並行して書かないといけない。


…出会いと俺の気持ちに関してはもう経験したことなので、そこからのんびり書いていくか。

現実と物語、どちらも同時に進めていくのは難しいな。


ーーー


「あ…さっきよりも文字が埋められていますね、、、」


ふと、ちらっと背後から現れた松本さん。

かと思えば、ソファーの空いたスペース(隣)に腰掛けた。


…ドキドキと心拍数が早まるのを感じる。


俺と松本さんの距離、およそ30cm弱。

今までで1番近い。。。


と同時に、それだけで心臓が早鐘を打ち始める自分は一体どれほど単純なんだろう。


「そりゃあ…といっても、まだ数行ですが。」


「どんなお話か…っていうのは聞いちゃだめですかね?」


小首を傾げた松本さんがあまりにも可愛いので、もう全部赤裸々に教えてあげたい。

でも、教える訳にはいかないんだよなぁ、これが。


「ふふ…内緒です。
でもそうですね…、、、完成して本になる前の状態のものになったらぜひ読んで欲しいです。」


「わー!ほんとですか!
楽しみにしてます!!」


心底嬉しそうに笑った松本さんを見て、思わず口からこぼれた。


「…やっぱ松本さんのこと好きだなぁ、、、」


って。