翔さんお誕生日おめでとう!!!

今までもこれからもずっとずっと大好きです♡
素敵な1年をお過ごしください飛び出すハート愛
(翔潤の供給も忘れずにしていただけるとありがたい。)



では、翔潤のお話をどうぞ。
特に中身もなくてパッとしませんが、、、










花束


M side


「…っ、翔さん…なんか、翔さんなんか…っ、大っ嫌い!!!!!」


嘘だ。

全部嘘だ。


俺が翔さんのことなんて、嫌いになる訳がないだろ。

むしろ俺のことを嫌いになりそうなのは、翔さんの方だ。


ーーー


今日は翔さんの誕生日だった。

午前中にレギュラー番組の収録が終わって、マネージャーの運転する車に2人で乗って。


2人とも運良く午後からの仕事はなかったから、コンビニでツマミやら酒でも買って、昼から始めよう、なんて。

せっかくの誕生日なんだから、料理くらい作るよ、って言ったんだけど、いいよいいよって翔さんは笑うだけで聞いてくれなかった。


ただ、潤との普通の時間が欲しい、って。


反対する理由もないから翔さんの言う通り、コンビニに寄ってもらって、翔さんの家で昼から飲み始めたんだけど、、、


…事の発端は些細なことだったと思う。


要するに、恋人の痴話喧嘩だ。

この前の共演者との距離が近いだの、最近飲みに行き過ぎだの、メンバーとベタベタし過ぎだの。


…酔った翔さんの口から出て来た、嫉妬の数々。


いつもだったら「はいごめんなさい。」で済んで、そのままベッドになだれ込むはずだった。

翔さんの嫉妬を、全部身体で受け止めるはずだったのに。


いつもは流してる俺も、今日だけはなぜかカチンときてしまった。

きっと俺も、酒が入っていたからだろう。


「…なんでいっつも俺が受け身なの?翔さんだって後輩とよく飲みに行くじゃん!俺を置いて。…友達と遊ぶことだって多いし!」


「はぁ?後輩は俺に気がある訳ないだろ?俺はお前があまりにも無防備過ぎるから言ってんの。」


「翔さんのその言葉、そっくりそのままお返しするよ!翔さんと同じく、俺からしたら後輩たち…みんな翔さんに気があるように見えるに決まってんじゃん!」


「絶対にそんなことありえないけど、もしそうだとしたって、俺はお前みたいに無防備じゃないから大丈夫に決まってるだろ。俺はお前のその無防備さが心配なんだよ。」


「…無防備ってなに?俺が翔さん以外の男にホイホイついて行くと思ってんの?」


「ちげぇよ、んなの。…いや、違うよな?」


「…え……、、、何?俺、信じられてないの?」


「は?そんな訳…、」


「これだけ一緒に居るのに。どのメンバーよりも、家族よりも一緒に居るのに。」


「……、、、」


「…っ、翔さん…なんか、翔さんなんか…っ、大っ嫌い!!!!!」


「おい、潤!」


ーーー


「典型的な痴話喧嘩過ぎて、なんと言えばいいのやら。」


勢いのまま家を飛び出して、俺が逃げ込んだのはニノの家。

歳が近い、ってか、学校だったら同学年だから、翔さんを除いたメンバーの中ではニノが1番安心するんだ。


「結局、俺はまだ翔さんに信用されてないってことだよ。」


はぁ、とため息をついて、机に突っ伏す。


「そんな訳ないでしょうよ。
…誕生日で2人で飲んでたんでしょ。戻ってあげなさいよ。」


「やだよ。翔さんの誕生日なんか知らない。
翔さん…、、、俺が浮気する可能性を捨ててないんだよ?」


「そりゃJが綺麗過ぎるから、翔ちゃんにとっては心配なんですよ。Jに浮気する気持ちが一切なくったって、無理矢理に連れ込まれたりしたらアウトですよ。」


「じゃあ翔さんは俺の友達を信じてないってことだよね。」


「…それは、まぁ…。
でも仕方ないでしょう。あの人が嫉妬を抑えられるとでも?」


「…。
でも、、、」


「友達を疑われるのはいい気分にはなりませんけど、翔ちゃんだからもう仕方ないんですよ。」


ことん、とニノがテーブルに水の入ったコップを置いた。