まだまだ「Always with you」は続きますが、本日から新しいお話始めまーす。
こちら、フォロワーさんがあるコメントに書いて下さったものを、私がお願いして書かせてもらったもので(*´˘`*)
まず改めまして、ありがとうございます〜♡
こちらもまたまたクロスオーバーのお話です。
(いや私クロスオーバーほんとに大好きなんですよ←)
クロスオーバーばかりですみません汗
最近映画で話題のあの人×ショコラティエのあの人です笑
映画はタイムリーですし、早めにアップしようと思って、「Always with you」が終わる前に…。
・時系列というものは忘れて下さい←
・あまり深く考えないでください←
・❤️さんの方はドラマ、映画、ノベライズと完全制覇。💜さんの方はネットでめちゃくちゃに調べました。はい…、ドラマ見れてません😭
でもあんなにドロドロで面白そうなドラマとは…!!!
とにかく、何も考えないで読んで頂けると何よりです()
「かぁーえりましたぁー。」
どこかの店のレジ袋を片手に下げた美神アンナは、呑気な声で帰ってきた事を告げた。
「遅かったな。」
横浜の一角に構える探偵事務所ネメシス。
と言っても、依頼なんて最近はさっぱり。
きっと依頼がたくさん入ってくるのなら、自称天才探偵である風真尚希が、助手である美神アンナの助けを大いに借りながら解決していたであろう。
だが、依頼が来ないのならば何も出来なかった。
前は色々あってアンナがあーだこーだであれがあれであーだったが、今はもう落ち着いた。
その時は依頼も結構来てたのだが、、、
ちなみに事務所の社長である栗田さんはお出かけ中。
「風真さんも食べます?ザリガニパクチーバーガー。」
「いらないって今まで何回言ったことか。」
先程まで手に下げていた袋から、怪しい料理を次々に取り出す。
アンナの行きつけの店から買ってきたものだ。
「ほんと、よくそんなもん食って腹壊さねーよな。」
「風真さんも一緒に食べましょーよ。朋美ちゃんもいないし、凪沙さんも最近来ないし。」
「…凪沙さんにはまたすぐ会える。」
「……んぐっ!!そうだ!近くのチョコレート屋さんがめちゃくちゃ美味しいらしいですよ!」
「チョコレート?」
「リンリンが教えてくれました!近くにチョコレート屋さんなんてあったんですね!
行ってみましょ!」
「仕事中です。」
「………これで、、、?」
アンナは不思議そうに事務所内を見回した。
昼下がりだろうが関係ない。
事務所では閑古鳥が鳴きっぱなし。
「でも車は社長が、」
「ここから歩いて5分です。」
「…。」
「お店に集まるのは若い女性ばかり。女性スタッフにも綺麗な人がいるとか。」
アンナはまるで悪いことを囁くように、笑みを浮かべながら風真に言った。
若い女性…。
綺麗な人、、、
風真の心は簡単に揺らぐ。
「仕方ない。行こう。」
「わーい!風真さんってば単、」
「たん、、、?」
「いや、なんでもないです。」
まぁ、社長もいないし?
アンナがどうしても!って言うから仕方なく?
ーーー
「、、、、、、ここか?」
スマホのマップを頼りに歩くこと数分。
目の前にあるのは白くて綺麗な外観の建物。
「綺麗な外観ですねー!」
「ショコラヴィ…ね。」
アンナが言った通り、店内は若い女性で溢れていた。
風真の鼻の下が、店に入る前よりも数mm伸びる。
「風真さんキモイ。」
「キモイとは失礼な。自然現象だ。」
「自然現象なら尚更ですよ。」
アンナはそんな些細な風真の変化も見逃さない。
席に着くとアンナは真っ先にメニューを広げ、風真はバレないように視線だけ動かして店内を見回す。
スーツ姿の40代オッサンと、奇抜な服装をした若い女の子。
…目立つ。
浮いてる。
「おいアンナ。早めに出るぞ。」
「え?
まだメニューを、、、」
「俺らめっちゃ浮いてる。」
「浮いてる、、?私たち別に飛んでませんよ。」
「あー…そういう訳じゃなくて。」
外国で育ったアンナは、こういう日本語にちょっと弱いところがあった。