カラオケ | 猛獣珍の恋愛小説

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第十八章 カラオケ


アドレナリンが出まくって興奮状態のまま


カラオケ店になだれ込む様に、向かった


部屋は、まあまあ大きく九人近くいても


少し余裕があるぐらいだった?


かわちん「トップバッターは、じゃんけんで

     きめよっかー」


まこちゃん「お前は、入らなくていいよ」


「ハハハ」


この部屋を選んだのも長谷川、ここもまた、


上手いこと誘導し、1番奥へ隣は大西


長谷川、咲ちゃんてな具合。後は、席が


決まってるのか分からないぐらい、


動いてたw   サッカー観戦のおかげで


かなり距離が縮まって、皆んな盛り上がってた


大西は少し控えめに居た様に思う


とりあえずジャンケンで、咲ちゃんから


唄うことに。俺が5番目大西が6番だった


俺 「大西達もカラオケとかよくいくの?」


大西「たまにかな、このメンバー以外の

   人と行くのは、初めてかも」


俺「もしかして、迷惑だった?」


大西「ううん、そうじゃなくて、あんまり

   唄うの上手くないし、恥ずかしい

   かなーて」


俺 「俺たちも誰も上手い奴居ないから

   安心してよw。楽しかったら、

   いいじゃない」


大西「うん、皆んなテンション高いから

   ついてけないよw。」


俺 「まあ、確かにね。今日は、特別高い

   わな。あの、試合のあとだもん」


「凄かったね。最後なんてホント興奮した

 もん。ホント泣きそうになったから」


「マジで!感動したもんなー。俺も泣いて

 喜びそうになってたんだけど、堪えたわw」


「あの一体感は、凄かったね。今日は、ほんと

 ありがとう。あの現場に立ち会えること

 もうないかも知れないもんね」


「うわー、マジでそうかも。次は、J1での

 優勝の時になるのかなー。すぐは、無理

 だろうけど、いつか必ず」


「その時、その時あのピッチに、山部君が

 立ってるといいなー。皆んなで応援して、

 また、あの感動味わえたら、

 最高だろうなー」


えっ!今なんて言ったの?俺の聞き間違いか?

周りがうるさいからか、俺の夢の話のこと

だったよーに聞こえたんだけど・・・


「あのあのさぁ、今日ホントは来ずらかったり

 した?」


答えにくい質問だと思ったが、どうしても気に

なってたから止められなかった


「えっ?うーんどうかなぁ・・・・」


彼女は、答えづらそうな顔をした

でも、俺の言いたいことは分かったみたい

だった。


「だってさぁ、多分、大西からしたら大した

 ことじゃないかったかもだけど、一度は

 振った相手じゃない、だから」


「大したことだったよ、あの時は。

 突然だったし、まず、電話にビックリ

 しちゃって、自分でもなに言ったかも

 分からないぐらい動揺してたから」


かわちん「べーやんの番やで。ほら、マイク」


咲ちゃん「うわ、この曲好き!」


加奈ちゃん「私もー、ケツメイシ良いよね」


まこちゃん「女子受けいいやん、べーやん

      ズルいなぁ、唄えんの?」


(あれっ俺入れて無かったのに)


長谷川がこっち見て歌えと言わんばかりに

手を画面に向けた


俺の大好きな曲 バラード だった


マイクを渡された。話の続きの方が・・・


思わず立ち上がってしまった。後に引けず

唄う気マンマンの感じになってしまった


咲ちゃん「がんばっー」


大西は、次が自分だと慌てて、曲を探してた


こうなりゃ、ヤケクソで、マジ熱唱してやる!


歌い切った。急に無茶苦茶、恥ずかしく


なり、慌てて座った。


やま「ええ感じやん。ええ曲やなー」


まこちゃん「普通に、上手いし。俺には

      かなわんけど」

絵里「ほんま、上手い。やっぱ、ええ曲ー」


加奈「拍手👏〜〜〜」


長谷川「イェーイ、最高!」


咲ちゃん「べーやん上手いやなー。びっくり

     次、私リクエストしていい?」


「あっ、うん、知ってる曲あんまり無いから

 無理かも」


咲ちゃんは、何かの曲を歌って欲しいのか、

次の曲を探しだした


大西は、拍手してくれていたが、次、

自分の順番だからか、うつむき加減やった


俺の使ったマイクを、そっと彼女の前に

置いた