結婚の学校 代表理事 佐藤友和よりあなたへのメッセージ
従来、日本の結婚の形式というものは、婚活という言葉のない時代に、お見合いなどのご紹介で
相手を見つけることが少なくありませんでした。
親御さんや親戚、会社の上司が相手を探してくれることもあったと思います。
それからは、職業としての仲人さんも増えて、現在の結婚紹介所の前身となりました。
今では結婚紹介所のほか、インターネット上での婚活サイト、婚活パーティーなど様々な出会いの機会が増えています。
これほどまで出会いの種類が多様化した時代は過去にありません。
少し前の世代からですが、恋愛結婚における自由競争の中を生きているともいえます。
しかし、ここで現代の抱える問題があります。
昔は良い意味でお節介をしてくれる大人が結婚を進めてくれる環境がありました。
会話が上手くできなくても、他力本願で結婚はできたのです。
現在ではそういったありがたい存在は殆どいません。
当たり前ですが、自力での行動のみが成果に繋がるのです。そのため、結婚適齢期を
過ぎても結婚に向けた具体的な行動ができない男女が増えていったのです。
ある相談者の男性でこんな方がいました。
有名国立大学を卒業し、大きな会社にお勤めで、年収が800万円と条件が良い男性です。
彼は、お見合いを過去に150回も経験していました。
条件が良いので女性からの申し込みは毎月何人も入ってきます。
そこに費やした、時間、お金、気配り、どれをとっても大変な労力です。
しかし、彼は1度もお付き合いできずに全て相手からお断りされてしまいました。
なぜでしょうか?
様々な検証をした結果、婚活以前の話で、自分以外の人との人間関係を作ることが苦手な方が、
婚活でも苦労をされていることがわかりました。
見た目は普通の方でも、コミュニケーションが不得意だったり、ネガティブな考え方になってしまったりと、
何かしらの問題を自分の内側に抱えているのです。
これは外見だけでは判断できません。
そこで、一般社団法人日本婚活教育協会では、「婚活教育」だけに集中をして、まずは人間関係を改善して、
人といることを楽しみに変えられる人を育成しようと決めました。
そのことが結果的に異性からも好かれる男女になることがわかりました。
そして続々とお付き合いや結婚をする人が増えていったのです。
いつの時代でも人間関係を作るのが苦手な方はいましたが、
現代のITが発展した世界では、直接人と人が合わなくてもコミュニケーションを取れるようになりました。
それは、メール、WEBサイト、SNS、など様々なツールによるものです。
これら便利な世の中になったからこその進化があります。
しかし結局は人と人とが直接顔を合わせて話をしなければ、お互いを信頼しあってお付き合いをしたり、
結婚をしたり、家族を持つことはできません。
そのために一番必要な「婚活教育」をこれからも推進してまいりたいと思います。