『日本人が大切にしてきた季節の言葉』 復本 一郎 | ほんとなかよし

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だったらいいな・・・

「桜狩」「山笑う」「蚊遣火」「草いきれ」「風薫る」「虫時雨」「紅葉かつ散る」「ふくら雀」「沫雪」…なんて豊かで美しい表現だろう。


内容 「BOOK」データベースより


日本は春夏秋冬と四季が存在する、加えて地震や台風、津波といった自然災害にも見舞われる災害大国という事もあり古来から一際自然を巧みに美しく表現する言葉で溢れていると言われています。本書は自然を表現する季節の言葉を紹介する一冊。言葉の意味と使用例が解りやすく解説されており、言語知識を高めるだけでなく日本人が愛してきた美しい言葉を知る事は自然に対する豊かな心を育む事となるでしょう。コンセプト・内容共に申し分ない本書であるが、現代新書系に多い雑学言語辞典を想像して購入した人には少しテイストが違う印象を受けてしまうかもしれない。著者が俳論史の権威との事もあり現代社会では俳句に造詣を持つ人以外にはピンとこない言葉が多いような気がします、本書を読んで明日からさっそく美しい言語を使用してやろうなんて思っても実生活においては全く通じないレベルの言葉が並ぶ。言っては悪いが標準会話言語において死語(使用者がいなくなり使用されない言葉)や廃語(言語が古くなり現在使用されない言葉)扱いを受けている言葉が並んでいる印象。俳句を凝った言葉で彩りたいと思う人々や年配の方にはオススメの一冊ではあるが、なにかと実用性を求める若い世代には受けが悪い印象を受けました。というのが、実用例や凡例が過去の詩人・俳人の句が紹介されている点です。俳句に対する知識や興味が無い人が読むとせっかく説明していただいているのにその心が読めない。これは非常に残念に感じた点でした。現代会話上で使うならば~こんな感じといった例題を載せてくださると、最高の一冊に仕上がったのではないかなと思うのですが・・・それは言語学・文学から離れて雑学になっちゃうのでしょうか???読み手を選びそうな一冊である事は申し上げておきます、言葉ときちんと向き合う気持ちをもって望むべき。さて、しかしながら僅かばかり聞いた事のある言葉も並んでおり意外な意味が込められている事を知ったりと知識を得るには十分な一冊でありますので、少しでも言葉に興味がある人ならば一読の価値はあり!!あまりに私自身が言葉に対して真摯な姿勢で臨んでいない事を思い知った一冊なだけに印象的といえば印象的な作品でした。



日本人が大切にしてきた季節の言葉 (青春新書インテリジェンスシリーズ)
復本 一郎
青春出版社
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