『原発と、危ない日本4つの問題』 武田 邦彦 | ほんとなかよし

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原発事故後、ブログに1日40万アクセス殺到!日本一わかりやすい原発の今と、その対処法。その他、食品リサイクル、ゴミ問題など、子どもたちのために、今知っておきたい日本の真実も満載。


内容 「BOOK」データベースより


「ほんまでっかTV」で馴染みの武田氏、震災以降の原発問題に対する歯に衣着せぬ言動が人気に拍車を掛けて原発を扱った著書が売れに売れている。科学系の作品はブームがあり、先にあったのは脳科学ブームだろう。幸か不幸か東日本大震災でブームとなってしまった原発問題!今は書店の面店には原子力や原発を取り扱った書物で溢れかえっているのが現状だ・・・本来原子力のような、インフラとなるべき技術に関しては国民総出で勉強しておかねばならない筈だ、火が燃え広がる事を知らずに火を扱っているようなものなのだから・・・でも最先端科学が専門性を帯びてきた時代に凡人は専門家の意見を信じる事しか出来ないのも事実で、今後の科学と凡人との付き合い方を思い知らされたのが今回の大震災と原発事故だったのかもしれません。

さて、武田氏ですが私は「偽善エコロジー」や「偽善エネルギー」を読んだ頃から作風が好きだった。科学の名を語った嘘の情報を解き明かす!反社会学的な論調は読者に面白みを引き出すだけでなく、科学と人の正しい付き合い方を説く姿勢は感銘を受ける。凡人にとって専門家の発言はその真偽よりも信じれるか信じれないか?の方が重要になってくる・・・武田氏が信じるに足るのは原発に対する姿勢表明が挙げられる、以前の作品では原子力推進の論調を取っていた氏、当時から人災を念頭に対策が必要と論じていた点も現在の姿勢を裏付けるものとなっているが、科学そのものよりも人間がもたらした嘘を明かす事で原子力慎重派に指針変更した事が評価できる点だろう・・・今作品も、原子力そのもののシステムや安全性以前に人間の誠実さや不完全さを追求した結論から現段階で原子力を扱うのは危険である!との姿勢を取っている、廃棄物の問題も解決していないとは言えど、夢や理想のエネルギー原子力に追いつけない圧倒的な現実を見せ付けられている感じ。ただ原子力に関して完全にノーを突きつけたり人間の醜さに絶望した書物でない事だけは補足しておかねばなるまい、氏は人間の善性や科学の重要性を説いた上で現状欠落している部分を世に知らしめている。未曾有の震災で科学や社会に関する価値観が大きく変化している今こそ読んで考えなければならない一冊だと思う。あと、これはTV出演の影響だろうか、氏の作風がさらに読者を引き込む魅力をそなえた作品に変わっているようにも思える、これは顔を知った事による信頼感や安心感からくるものなのかもしれないが、人に見せるための技術が向上している点も著者作品読みには面白い点だ。