『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 | ほんとなかよし

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連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。


「BOOK」データベースより


伊坂幸太郎さんの作品は「砂漠」「フィッシュストーリー」「魔王」に続き4作品目だったと思う。「重力ピエロ」は伊坂さんの話題が出ると必ず勧められる代表作で前々から気にはなっていたがこの度とうとう読書する事になった。あとがき書評にある「スタイリッシュ」な一冊!この言葉に尽きますね。最大のテーマである善悪を掘り下げて現代版「罪と罰」と解釈するも良し、ミステリー小説として伏線回収や謎解きに没頭するも良し!様々な楽しみ方が出来る一冊ではないでしょうか?

私は過去の伊坂さん作品から登場人物の青臭さが面白いなと感じていました♪伊坂さん話題で必ず登場する砂漠の西嶋くんが代表でしょうか?一見純粋で無邪気・猪突猛進で奇跡を連続する登場人物も深い部分で自身の無力・無能を嘆いている。人物の苦悩は、皆が通過する思春期に経験した何かに近いようで感情移入がしやすい、それでいて、それらの事を理解したつもりになっている我々とは違い、自らが出来る最大のアクションがあり、小さな・時には大きな奇跡が巻き起こる!この実現力・描写力が伊坂作品の読者を魅了するポイントかなと思っていた。

「重力ピエロ」を読んで、さらに評価が高まったのは、構成力!私は文学部でもなければ俄か読書家なので偉そうに文体や表現まわし等を語る事は出来ません、ただただ「そうきたか!」と純粋に感じたかどうか程度の感想でもってしか構成力があるなと評価できないのだけども・・・間違いなく「重力ピエロ」には「そうきたか!」がありました♪犯人が解る!動機も解る!しかし、そうくるのか!そうなっていたのか!ふむふむなるへそ・・・伊坂作品を代表すると言って過言でない「重力ピエロ」・・・伊坂さん作品の初手には最適な一冊。