NO 2524 仕事の報酬は何か? | 社長ブログ

社長ブログ

社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年6月28日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日は朝からしとしとと雨が降っていますが、

 

気温が低くてとても過ごしやすい一日となりそうです。

 

 

昨日は友人のお花屋さんの小川屋さんが東海地区代表として

 

フラワーデザインコンテストという全国大会に

 

出場したので応援に行ってきました。

 

 

たまたま今年の開催地が豊田市だったので、

 

前から一度見たいと思っていたのでラッキーでした。

 

 

 

こちらがその作品なんです。

 

限られたスペースでテーマを表現するそうです。

 

 

 

全国から90名が参加し、一時選考でなんと18位となり、

 

上位20位までのセミファイナルに出場できました。

 

 

セミファイナルは40分間の間にブーケを作り上げます。

 

 

 

 

制限時間が迫ってくると、見ているこちらも

 

ドキドキしてきました。

 

 

そして、完成したのがこちらの作品。

 

 

なんと順位を6位もあげて12位になりました。

 

 

10位以内がファイナルへ進めるそうでしたので、

 

もうちょっとのところまでいきました。

 

 

全国大会で12位、日本で12番目ということで、

 

とっても誇らしいですね。

 

 

最初のオブジェの土台を双和工業所で作らせて

 

頂いたので感激です。

 

 

昨日はとっても貴重な経験ができ、

 

いい一日となりました。

 

 

 

今日のお話は、日本講演新聞のコラム「中村信二の人生繁盛」の

 

”仕事の報酬は何か?”をお伝えします。

 

 

 

仕事の報酬は何か?

 

 

仕事の報酬は何か、を問うた1冊の本があります。

 

田坂広志著『仕事の思想』(PHP文庫)です。

 

 

そこには、仕事の報酬は「給料」から始まり、

 

次に「能力」、そして「仕事そのもの」へ、

 

 

最後は「自己成長」までの過程が丁寧に

 

書かれています。

 

 

「今日の食事を得るために働く」ことは

 

安易に想像できますが、

 

 

そのゴールに「成長」があったとは、

 

これはなかなかたどり着けない境地です。

 

 

 

 

コメディアンの俳優の小松政夫さんは、

 

俳優になりたいがために植木等さんに

 

弟子入りします。

 

 

給料がサラリーマン時代の十分の一以下の

 

付き人兼運転手への転職です。

 

 

付き人になってまだ数日しか経っていない

 

ある日の朝、ゴルフ場に植木さんを

 

 

送り届けるために早朝からハンドルを

 

握っていました。

 

 

 

ゴルフ場の玄関前に車を横付けしたとき

 

植木さんは小松さんに

 

 

「好きなものをレストランで食べていいから、

 

ここで半日待つように」と指示されます。

 

 

「はいっ!」と喜んだ小松さんでしたが、

 

車を駐車場に移動したとき、

 

 

何十代もある車のほとんどがピカピカである

 

ことに気づき、師匠に恥じをかかせたくない一心で

 

 

何も食べずに5時間かけて車をピカピカに

 

磨き上げました。

 

 

 

ゴルフを終え、車に乗り込んできた植木さんでしたが、

 

キレイになった車のことは一切触れず、

 

 

「ゴルフ場のレストランの食事は口に合わなくて

 

何も食べてないから、どこなに寄ってくれないか」と、

 

運転する小松さんに言いました。

 

 

丁度蕎麦屋があり、そこに入りました。

 

 

遠慮してかけ蕎麦だけを注文した小松さんの

 

横で植木さんは、天丼とカツ丼をこれみよがしに

 

注文しました。

 

 

 

丼がテーブルに並び、それを「いいなぁ」と

 

横目で見ていた小松さんの前で植木さんは

 

 

突然「しまった!医者に油物は控えるように

 

言われてたんだ。まいったなぁ、お前、

 

 

これ食べてくれないか」と二つの丼を

 

小松さんの前に並べたんです。

 

 

 

すべて分かっていたんです。

 

 

何も食べずに車を磨いていたことを。

 

小松さんは涙しました。

 

 

「この人をもっと喜ばせたい」と思いました。

 

 

何も言わなくても分ってくれる人がいる。

 

こんな幸せなことはありません。

 

 

働くことへの報酬が「給料」なんていうのは、

 

意外に小さなモチベーションかもしれません。

 

 

 

素晴らしいお話でしたね。

 

これを読んで私も感動し涙がでました。

 

 

仕事のやりがいって、こんなことろに

 

あるのだと思いました。

 

 

もちろんたくさんお金がもらえるに

 

こしたことはないですが、

 

世の中なかなかそうもいきません。

 

 

今の仕事が自分に合わず、転職をすることも

 

多々あります。

 

 

凄いキャリアを持っていて上手く自分を

 

売り込めればいい報酬も得られますが、

 

 

大半はまた1から仕事を覚えるために

 

報酬は期待どうりにはもらえません。

 

 

でも生きて生きていかなければならないですから、

 

その職場で頑張ることになります。

 

 

そこで大切なのが、生きがいややりがいです。

 

 

これは誰かが提供してくれればいいのですが、

 

なかなかそうはいきません。

 

 

生きがいややりがいは自分で見つけるものなんです。

 

 

それはお客様の笑顔であったり、

 

同僚や仲間との良い関係性であったり、

 

未来へ向かう会社の方針であったりします。

 

 

 

逆に、神様に頼み、自分が辛く苦しい分だけ

 

家族を幸せにして欲しいと勝手に約束しても

 

いいんです。

 

 

生きがいややりがいは、心も持ち方なんです。

 

 

明石家さんまさんの言葉

 

「生きてるだけで丸儲け!」