NO 2514 ここから私の人生は180度変わった | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年6月13日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今朝はどんよりとした曇り空です。

 

 

雨は降らないようですが、相変わらず湿度が高く、

 

今日もむし暑い一日となるようです。

 

 

 

これはわが家の庭に毎年咲く雑草の花なんですが、

 

この花らせん状に咲くんです。

 

 

この写真、今朝撮ったんですが、

 

携帯では花が細くてピントが合わないんです。

 

 

そこで考えて撮ったのがこちらです。

 

 

植木鉢の皿を後ろに置いてみたところ、

 

なんとかピントが合いました。

 

 

雑草とは思えないくらい芸術的にらせん状に咲いています。

 

 

NHKの朝ドラ「らんまん」で言ってましたが、

 

「雑草」という植物はこの世にないそうです。

 

 

確かにそうですね。

 

 

 

今日のお話は、「老子の言葉」(田口佳史著)から、

 

”ここから私の人生は180度変わった”をお伝えします。

 

 

 

ここから私の人生は180度変わった

 

 

「足るを知る者は富む」(弁徳第三十三)

 

 

私はこの言葉に本当に救われました。

 

その経験談を一つ、ご紹介しましょう。

 

 

いま振り返ると、四十代までの私は

 

非常に強欲でした。

 

 

自分が経営する会社の事業をもっと拡張しよう、

 

業績をどんどん上げていこう、

 

 

暮らしをもっと裕福にしようと、そんな

 

欲にまみれて突っ走っていたのです。

 

 

 

たとえるなら、金鉱を見つけて、

 

「全部、俺のものだよ。誰も触るな」

 

と言って縄をかけて独り占めするようなものです。

 

 

たしかに、最初にうちはそれでもうまく

 

いってはいたのですが、しだいに翳りが見えてきました。

 

 

それも、単に仕事がうまくいかない

 

というような生易しい悩みではありません。

 

 

いつの間にか、周囲から完全に孤立して

 

しまっている自分に気づいて、私は愕然としたのです。

 

 

 

強欲な人間に、本当に心を許せる友人など

 

できるわけがありませんし、何かのときに

 

協力してくれる人もいません。

 

 

欲に走ると、そういうつらい状況に、

 

自分をどんどん追い込んでいくことになるのです。

 

 

 

たとえば、新宿の雑踏の中などにいると、不意に、

 

 

「世の中にはこんなにも人が大勢いるのに、

 

自分だけがひとりぼっちだ。

 

なんていう生き方をしてきたんだ」

 

 

という暗澹(あんたん)たる思いに囚われるのです。

 

これは、本当につらいことです。

 

 

それで、腹の底から「自分を変えなければいけない」

 

と思いました。

 

 

 

そのとき、生き方のキーワードとして選んだのが、

 

老子の言葉、「足るを知る者は富む」だったのです。

 

 

欲の限りを尽くしてきたわが人生を

 

百八十度変えるには、これしかない。

 

 

そう思ったわけです。

 

 

こちろん、ずっと前から知っている言葉では

 

ありましたが、それは頭で理解していただけでした。

 

 

このとき、ようやく実感をともなって、

 

私の中で生きた言葉になったという感じでした。

 

 

 

この気持ちを忘れまいと、愛犬にトムと名づけ、

 

彼の名前を呼ぶたびに、

 

 

「足るを知る者は富む」という言葉を

 

思い出すようにしました。

 

 

以来、何千回、何万回と、この言葉を

 

胸に刻むうちに、どんなときでも、心の底から、

 

 

「足るを知る者は富む、だよ。生きてるだけで百点!

 

おかげでこんなかわいい犬にも会えたじゃないか。

 

 

ほかに望むことは何もない」

 

と思えるようになりました。

 

 

 

すると不思議なことに、本当に百八十度

 

人生が変わりました。

 

 

まず、私に協力してくれる方がたくさん現れました。

 

 

そして、たとえば夢のまた夢だと思っていた

 

「自分の教室を持つ」という夢を、

 

 

それからわずか十年で達成することが

 

できたのです。

 

 

 

そういった体験から言えるのは、

 

若いうちは強欲でもいい、ということ。

 

 

むしろ、徹底して欲のままに行動してください。

 

 

そのほうが、年を重ねてから、強欲のむなしさを、

 

より身に沁みて感じられます。

 

 

ただし、欲に突っ走っている途上、

 

どこかで強欲から無欲に転換すること。

 

 

中途半端な欲をズルズルと引きずっていると、

 

最後まで欲に操られる人生で終わってしまいます。

 

 

 

だから、若いみなさんはいますぐ

 

無欲になろうなどと、無理をしなくてもけっこう。

 

 

折に触れて、「足るを知る者は富む。生きているだけで百点!」

 

と、呪文のように唱えてみてください。

 

 

ある時期に、それがガラリと無欲に転じるための、

 

良い助走となってくれると思います。

 

 

 

それがいつになるかは人それぞれですが、

 

「足るを知る者は富む」という言葉が

 

 

単にお題目ではなく腹にストンと落ちたとき、

 

間違いなく愉快な人生が開けます。

 

 

「六十歳以降は本当に愉快、愉快な人生」

 

 

そう名言する私が言うのですから、

 

これは本当に信じていただきたい。

 

 

心からそう思っています。

 

 

 

 

「足るを知る」、素晴らしい言葉です。

 

私もまったく同感です。

 

 

私もこの言葉が腹に落ちた時、

 

景色が大きく変わりました。

 

 

私も欲の塊でしたね。

 

 

特に若い頃はお金も欲しいし、

 

いい車にも乗りたい、立派な家に住みたいし、

 

人から褒められたし、認められたいなどなど。

 

 

これって、あれも欲しい、これも欲しいという状態です。

 

つまりいくら手に入れても満足できないんです。

 

 

次ものが欲しくなって、欲まみれの人生なんです。

 

 

 

このブログを書くようになって、

 

いろいろな本を読み、先達の人生の戒めが

 

 

分るようになって、出会ったのがこの

 

「足るを知る」でした。

 

 

今持っているもので満足できれば、もう十分なんです。

 

 

他に欲しいものがないということは、

 

常に満たされているということ。

 

 

もっと言うと、生きているだけで満足て

 

とっても幸せな気持ちなんです。

 

 

朝起きて、今日も生きている。

 

なんて素晴らしいんだろう。

 

 

愛犬だんごと散歩できる。

 

なんて幸せなんだろう。

 

 

こんな日常のすべてが幸せに感じるんです。

 

 

逆に「こんなに幸せで申し訳ない、

 

何かお返ししなくては」と思う。

 

 

「世の為人の為になることをしよう」と

 

十年ほど前から「ゴミ拾い」を始めました。

 

 

ゴミを一個拾うたびに、「ああ、幸せ!」。

 

 

また、友人や知人が病気になったときは、

 

「ゴミを百個拾ったら、あの人の病気を少し軽くしてください」

 

 

「千個拾ったら、直してください」と

 

願掛けをしてゴミを拾っています。

 

 

 

幸せと不幸せは紙一重なんです。

 

 

「足るを知る」を実感できれば

 

人生は大きく変わりますよ!