NO 2509 偶然と必然 生と死 | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年6月6日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日はやや曇っていますが、湿度は低くて

 

この時期にしては過ごしやすい一日となりそうです。

 

 

10日ほど前に日本講演新聞で紹介されていた

 

本をネットで購入しました。

 

 

 

タイトルは「銀二貫」というもので、(高田郁著 ハルキ出版)

 

江戸時代の大阪商人の物語です。

 

 

大阪天満の寒天問屋井川屋の店主和助は、

 

天満宮再建のために寄進するはずだった銀二貫で

 

仇討を買い、一人の少年の命を救います。

 

 

少年は松吉と名を変えて士分を捨てて井川屋で

 

丁稚として奉公します。

 

 

天涯孤独の松吉は辛抱、苦難、艱難辛苦を乗り越えて

 

奇跡を起こして井川屋を救い、感動のラストが

 

待っていました。

 

 

 

久しぶりに何度も涙が頬を伝い、とても清々しい

 

気持ちにしてくれました。

 

 

この本、2009年に初刊行され、舞台やテレビドラマで

 

放映されたそうで、続々重版されたそうで、

 

よかったら読んでみて下さい。

 

 

 

今日のお話は、「坂村真民一日一言」から、

 

”偶然と必然 死と生”をお伝えします。

 

 

 

偶然と必然

 

 

偶然からは感動は生まれてこない。

 

特に仏教は因縁の不思議を知らせてくれる教えである。

 

 

因縁の糸は広大無辺である。

 

 

それを知ると生きていることがありがたく、

 

生起する一つ一つが生き生きしてくるのである。

 

 

従って病気も治ってくるであろう。

 

どうか必然の理を知り、二度とない人生を

 

有意義深いものにして頂きたい。

 

 

 

 

死と生

 

死はいつ、どんな形でやってくるか、

 

それはわからぬ。

 

 

美しく死にたいと誰もが望むが、

 

善徳の人必ずしも、美しく死ぬとは限らぬ。

 

 

ダルマは毒殺され、イエスは十字架で息絶えた。

 

 

だから評価は生にある。

 

生を美しくすることにある。

 

 

仏陀は如何に生きるかを八十年の生で示された。

 

 

私は沙羅双樹の実を二つ持っているが、

 

二つの実が、仏陀世尊の生と死とを語ってくれる。

 

 

静かな夜明けにしみじみと語ってくれる。

 

 

 

今日のお話は坂村真民さんの詩的な

 

お話ですが、真民さんは仏教に精通していて、

 

 

人はどう生き、どう死んでいくかを語っています。

 

 

一度しかない人生を無駄にせず、

 

命があることに感謝して日々を大切に生きる。

 

 

死は誰にも必ずやってきます。

 

 

寿命は決まっているので、死を恐れずに

 

生きている今を満喫して生きることが大切ですね。