NO 2387 サービスする心 | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年2月1日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

昨日からの雨もやみ、北名古屋市は曇り空の

 

すき間からお日様が顔を出しています。

 

 

1月もあっという間に終わったように思いますが、

 

 

元旦に起こった能登半島地震は、未だに行方不明の方が

 

おられて、親族の方は時間が止まっていると思います。

 

 

一日も早く発見されることを願っております。

 

 

 

 

今日のお話は、松下幸之助さんの「道をひらく」から、

 

”サービスする心”をお伝えします。

 

 

 

サービスする心

 

 

与え与えられるのが、この世の理法である。

 

 

すなわち、自分の持てるものを他に

 

与えることによって、それにふさわしいものを

 

他から受けるのである。

 

 

これで世の中は成り立っている。

 

 

だから多く受けたいと思えば、

 

多く与えればよいのであって、

 

 

充分に与えもしないで、多く受けたいと思うのが、

 

虫のいい考えというもので、こんな人ばかりだと、

 

世の中は繁栄しない。

 

 

 

与えるというのは、わかりやすくいえば、

 

サービスするといことである。

 

 

自分の持っているもので、世の中の

 

人びとに精一杯のサービスをすることである。

 

 

頭のいい人は頭で、力のある人は力で、

 

腕のいい人は腕で、優しい人は優しさで、

 

そして学者は学問で、商人は商売で・・・・。

 

 

 

 

どんな人にでも、探し出してくれば、

 

その人だけに与えられている尊い

 

天分というものがある。

 

 

その天分で、世の中にサービスをすれば

 

よいのである。

 

 

サービスのいい社会は、

 

みんなが多く与えあっている社会で、

 

だからみんなが身も心もゆたかになる。

 

 

おたがいに繁栄の社会を生み出すために、

 

自分の持っているもので、精いっぱいの

 

サービスをしあいたいものである。

 

 

 

 

日本は思いやりの国だと思います。

 

今から24年前の2000年に東海豪雨がありました。

 

 

わが家は床上1mまで川の水が入り、

 

翌日のお昼ごろやっと水が引いて道路も

 

なんとか歩けるようになりました。

 

 

そんな時でした。

 

 

自転車を引きながら我が家の前に、

 

息子の少年サッカーの友達の

 

お母さんがやってきました。

 

 

私たち夫婦は、思わず「どうしたの、こんなとこに?」と

 

声を掛けました。

 

 

そのお母さんは、「何言ってるの。手伝いに来たのよ!」と。

 

 

その時、あらためて思ったのが、

 

わが家は被災したんだということと、

 

 

まだ水が残っているのに、こんなに早く来てくれた

 

という驚きでした。

 

 

そのお母さん、松茸ご飯のおにぎりを

 

もってきてくれて、とっても美味しかった

 

ことは今でも忘れられません。

 

 

その日の午後は、少年サッカーのご父兄が

 

何人もお手伝いに来てくれて、

 

ほんとうに感激しました。

 

 

 

社会に奉仕することはなかなか難しいですが、

 

できるときにできることをすればいいですね。

 

 

バスや電車で席を譲る。

 

車でのすれ違いがあれば相手を先に通ってもらう。

 

 

街のゴミを拾う。

 

すれ違った人に笑顔で挨拶する。

 

 

心がければ些細なことですが、

 

ご奉仕はいくらでもあります。

 

 

ご奉仕した後の心地よさが、優しさやゆとりを生み、

 

住みやすい社会を作るのではないでしょうか!