NO 2381 苦労は神様からのエール | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年1月24日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日はとっても寒い一日となりそうです。

 

 

車の温度計は0度。

 

 

北名古屋市は雪が降っています。

 

 

私の車は車庫にあるのですが、

 

吹雪でフロントガラスは真っ白でしたが、

 

通勤の道路は大丈夫でした。

 

 

雪も風情があっていいのですが、

 

降り過ぎるとやっかいですね。

 

 

皆さんも十分お気をつけ下さい。

 

 

 

今日のお話は、致知1月号から、

 

百円ショップのダイソーの創業者 矢野博丈さんのお話で、

 

”苦労は神様からのエール”をお伝えします。

 

 

 

苦労は神様からのエール

 

 

私の二十代は、恵まれたいという一心で

 

必死にもがき続けた十年間でした。

 

 

運命の女神を恨み続ける日々でしたが、

 

二十七歳の頃に参列したある結婚式で

 

京都のお坊さんがこんな話をしていました。

 

 

 

「好むと好まざるとに拘らず、これからお二人には

 

艱難辛苦が押し寄せてきます。

 

 

それを乗り越えたら、きっといい人生が

 

送れるでしょう。人生に無駄なことは

 

一つもありません」と。

 

 

 

その言葉を聞いた時、

 

「何を馬鹿を言うんだ。

 

俺の人生無駄しかないじゃないか」と

 

 

腹を立てましたが、帰りの電車でふと

 

考えてみると、私は人一倍艱難辛苦を

 

与えられたはないか。

 

 

もしかすると運命の女神に見放されている

 

のではなく、運がいいのかもしれない。

 

 

そう思うようになってから、心の霧が晴れ始め、

 

少しずついいことが起こるようになりました。

 

 

 

 

以上の話を踏まえ、二十代を生きる方々に

 

お伝えしたいのは、苦労ほど有り難い恵みはない、

 

ということです。

 

 

幾多の苦労に見舞われるということは、

 

もっと徳を積み、幸せになりなさいという

 

神様からのエールなのです。

 

 

困難に揉まれ、人間が鍛えられた先に、

 

回り回って徳や運が味方につき、

 

 

自ずと運命は拓けていくのだと

 

実感します。

 

 

 

一方、恵まれることは不幸が訪れる序曲です。

 

 

戦後日本は高度経済成長で発展したものの、

 

現在は経済成長率を二%に乗せることさえ

 

容易ではありません。

 

 

現状に甘んじた瞬間、国も会社も人も

 

衰退の一途を辿ります。

 

 

 

ダイソウ―では商品開発と仕入れに注力し、

 

いままで毎月千二百を超える新商品を

 

 

手掛けるなど、お客さんを飽きさせないように

 

絶えず工夫を凝らしてきました。

 

 

常に危機感を持ち続けることが

 

新たな知恵や挑戦に繋がり、

 

思いがけない未来を形づくる糧なのです。

 

 

 

恵まれない幸せ、恵まれる不幸せ・・・。

 

これが私の経験から伝えたい教訓です。

 

 

いま二十代を生きる方々にはこの言葉を

 

理解していただき、

 

 

感謝・勤勉・誠実な姿勢であり続けて

 

ほしいと願っています。

 

 

 

 

「苦労は神様からのエール」、

 

素晴らしい言葉ですね。

 

 

私の人生も振り返ってみると、

 

良い苦労ができたように思います。

 

 

私の実家は代々漁師でしたが、

 

昭和30年代に大きな不幸が二度も来ました。

 

 

わが家の漁船が貨物船と衝突し、

 

船は沈没し、祖父が亡くなりました。

 

 

その数年後には伊勢湾台風で、自宅は大破。

 

 

建てかえのための材木運搬中に、手伝いの近所の若い衆が

 

二人死亡して、田んぼや畑を全部売り、

 

父は賠償金支払いでさらに借金をしました。

 

 

 

わが家は貧乏のどん底でした。

 

子ども心にも、わが家がご近所と違うことを

 

感じていました。

 

 

それでも高校に行かせてくれましたが、

 

同級生が推薦で大学に行くということで、

 

 

私も安易に「俺も推薦で大学いくわ」と、

 

家族に話しましたが、

 

 

長兄が、「そんな甘い考えではダメだ!」と、

 

一喝され、しぶしぶ就職しました。

 

 

 

それでも進学したくて、入学金を貯めて

 

半年間猛勉強勉強しました。

 

 

この半年間が私の人生の大きな転換期となりました。

 

 

何事も苦労なしでは、手に入らないことを

 

教えてくれました。

 

 

婿養子で双和工業所へやって来たのですが、

 

苦労は24年間続きました。

 

 

婿養子という「近道」を選んだつもりが、

 

大変な苦労の遠まわりでした。

 

 

しかし、この遠まわりが私にとって

 

神様からのエールだったように思います。

 

 

「艱難辛苦は汝を玉にす」、

 

まさにこの言葉の通りでした。

 

 

今、御苦労している皆さん、

 

今の道は決して遠まわりではありませんよ。

 

 

唯一の幸せへの道なのですから!