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部活の遠征中に、レンタカーのバスが事故を起こして、部員の高校生たちが死傷するという事故のニュースが、連日報道されています。その後の学校側の対応の悪さも手伝って、まさに火に油状態。ふだんは学校の部活に関心がなかった人々にも、いろんな問題点が晒されることになりました。この事故、多くの現役教員が「明日は我が身。ニュースを見て背筋が凍った」と言ってます。どういうことなのか、解説を試みよう、
そもそも白ナンバーと緑ナンバーの違いを、今回のニュースで初めて知ったという人もいるんじゃないかな。私は大学生になるまで知りませんでした。ある夜、豊田駅北口のおでんの屋台にいたら、すぐそばに何台かの車が縦列駐車してきたので、気になって見てたら、屋台のオヤジさんが「見ちゃだめ。知らん顔して!あいつら白タクだ」 人生で初めて聞いた白タクというWordでした。そういえば、豊田駅に終電で帰ってくると、必ず怪しい人が近寄ってきて、「東京方面安く行くよ〜」とか小声で話しかけて来るんだよな。そうか、あれは違法営業の白タクだったんだ。本物のタクシーより安く乗せてくれるから、違法と知りつつも利用する人がいるんだな。って思ったら、そうでもないらしい。屋台のオヤジさんいわく「国分寺までで6万取られた人がいるよ。気を付けな!」だって。ううう、怖すぎる。
白バスとの出会いも、やはり大学生の時です。僕らのサークルが主催するスキーツアーの、観光バスを申し込みに言ったとき、その旅行会社の社長さんが、少しだけ声をひそめて「うちは白ナンバーも出せますよ。予算が厳しい時は相談してくださいね。ドライバーはちゃんとプロをお付けできますから」って言ってきました。その時はよくわからず。ただその後、観光バスを利用するたびに、「白ナンバーは観光バスではありません!旅は安全な緑ナンバーで!」っていう貼り紙を目にして、やっと意味がわかったのと同時に、白ナンバーのバスって、いけない乗り物なんだな〜という認識が固まってゆきました。
その社長さんは、プロドライバーに運転させるって言ってるけど、みんながみんなそうとは限らん。実際、私が勤めていた学校の用務主事さんは、日曜日に〇〇レンタカーという会社の白バス運転手をやってました。公務員だから正真正銘の違法副業だけど、白バスは法事の送迎とか需要が多いから、けっこう稼げるぜ〜とかドヤ顔で自慢してた(笑)。公務員の副業がまだまだ多かった時代で、他にも塾の先生や家庭教師はザラにいたし、中には自宅でギター教室を開いて、年に一度、大々的に発表会を開いてたツワモノも(笑)。
さて、そんな私がついに白バスに乗る日が来たのです!同窓会の伊香保日帰り旅行の日、現れたバスには〇〇レンタカーという文字が!ドライバーは同僚の用務主事さんではなく、パンチパーマで北島三郎みたいな感じの人。ううう、怖い〜。っていうか、この人だってきっと他に本業があるアルバイト運転手なんじゃないの?大型免許さえ持ってれば運転できちゃうシステムだもんな。風貌と未知数の運転技術という二重の恐怖とともに、伊香保神社や榛名山を回ってきました。
では本題に戻ろう。学校が生徒を輸送する際に、安い白ナンバーを利用することはあり得るか?宿泊を伴う修学旅行、移動教室、部活の合宿や大会では不可能です。都への届け出用紙には、バス会社名を記入する欄があるからな。ところが、今回の事故のような、部活単独の日帰り遠征だと、届け出そのものが無く、ある意味、無法地帯かもな。保護者の車に分乗して、なんてのも含めたら、プロドライバーじゃない人たちが、大切な生徒さんたちの命を預かるケースは、あげればキリがないよな。
ひとつ不思議なことをお知らせしよう。学校の備品、具体的には楽器とかだけど、これを顧問が運転するレンタカーで運搬するのは厳禁です。どんなに近場でも、ちゃんとした運送業者にお願いしなきゃダメ。そのくせ部員の送迎はスルーって、人間よりも備品の方が大切ですって言ってるようなもんだ。
いきなり結論に飛びます。今回の事故の原因の大部分は、免許返納しようかっていうくらい運転に支障がでている人に運転させたことだ。はなっから事故発生確率が異様に高い状態での出発だったわけで、じゃあこの事故を回避する方法はあったかというと、それはもちろん緑ナンバーに頼めばよかっただけのこと。もちろん緑ナンバーだって事故を起こすことはあるけど、少なくとも運転手のクオリティはある程度担保されていて、今回ほど酷い運転手が来ちゃうリスクは限りなくゼロだったはずだ。安く済ませるために、リスクを取りに行ったってことだけど、他人の命がかかっているところで、そんな賭けはやめてほしい。
そして記者会見では、その点だけをきちんと反省謝罪するべきところ、学校側が用意した保身色100%の原稿を読まされて、見苦し過ぎる。学校関連のニュースとしては、非常に胸糞悪い部類で、亡くなった生徒さんが浮かばれません。
定演の指揮台に立つのは何十回めかな?
所属する社会人吹奏楽団が中心だけど、これまでに勤めた学校や、客演で呼んでくれた学校の定演とか、いろいろあるけど、今回はひと味違った緊張がありました。全国大会で何度も金賞を取ったことがある名門です。

