ついにウンコとの別れの日がきた。
ピンポーン
「こんにちわー、チャトランです。」
「どーも、お待ちしてました。」
「ちょっと出かける前にばたばたしてしまいまして、遅れてすいません。」
「いえいえ。(俺がこの日をどれだけ待っていたかを思えば1時間くらい・・・)」
![ウンコ登場](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fhomepage2.nifty.com%2F%7Etina%2Fcat%2Fimg%2Fcat24b.jpg)
ソファでだらだらしてたウンコも挨拶した。
「おや?新しい猫も飼ったんですか?
雑種でも健康なのが一番ですよ。」
「・・・いえ、その・・・」
「ところでウンコちゃんの姿が見えませんが」
「おす!オラ、ウンコ」
「・・・・・・」
チャトランさんの脳ミソがフリーズした。
気を取り戻したチャトランさんに俺はこれまでの経緯を説明した。
「え、このコが!?
そういえば面影があるようなないような・・・」
「しょーがないなぁ。」
ぶりぶりぶり
ウンコは床に大量のクソをぶちまけた。
「どお?信じた?」
「その、人前で排便するクセは確かに・・・。」
「この、クソ猫!!!クソはトイレでしろ!っていつもいつも言ってるだろ!!!」
「いやーん、おじさん助けて~」
ウンコはチャトランさんの影に隠れた。
「こ、このクソ猫!!!」
「ま、まぁ、このコも悪気があってやったわけじゃぁないでしょう。」
「・・・(いや違う、絶対俺への当てつけだ。)」
「ウンコちゃん、これから沢山お友達がいるところへ行こうね。」
![ウンコ攻撃](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fhomepage2.nifty.com%2F%7Etina%2Fcat%2F%2Fimg%2Fkogoto2.jpg)
がりぃぃぃ
突然、ウンコがチャトランさんを引っかいた。
「痛い!!!?」
「ウンコ!なんてことするんだ!!!」
「おちついて、おちついて、このコも悪気があってやったわけじゃぁないでしょう。 ウンコちゃん、何が不満なんだい。」
「行ったら何くれる?」
「いい加減にしろ!クソ猫!!」
「まぁまぁ・・・。 おじさんの家にくれば、毎日高級猫缶が食べ放題だよ。」
次の瞬間、ウンコはチャトランに飛びかかり、がっちりとしがみついた。
「じじいの家に連れてけ。」
こうしてウンコはチャトランさんに連れられて我が家を去って行った。
せいせいしたぞウンコ 二度と帰って来るなウンコ |