民王 シベリアの陰謀 池井戸潤テレビドラマにもなった「民王」の続編のエンタメ作品。軽いタッチのコメディの中に、現在進行形の感染症問題など、真面目に考えていかなければならない問題への提起が含まれていました。池井戸潤さんの、銀行や中小企業、弱小企業、町工場などを舞台とした小説とは違い、ドタバタの喜劇で会話文も多く、展開がスピーディー、まさにドラマのシナリオのような本でした。同じエンタメ小説でも、本作は好みが分かれると思います。