さっきYou Tubeで偶然ヒットしたこの曲、
そう言えば昔、バンドで演った事を思い出した。
邦題は「恋のピンチヒッター」(笑)
「Substitute」 by The WHO
僕が高校生の頃、初期のWHOのレコードが入手しにくかった。
どうしても「マイジェネレーション」を聴きたかったんだけど、
権利関係で初期のアルバムが発売されてなかった、と後から知った。
その頃「マイジェネレーション」が収録されてて
伊勢で買えたアルバムは「Live at Leeds」だけだったと思う。
全6曲収録。
え?
6曲しか入ってないの?
。。。。
迷った。でもどうしても聴きたかったので買った。
迷っても買った甲斐があった。ぶっとんだ。
一発でWHOが大好きになった。
ご存知キースムーンのエキセントリックなドラム。
それにベースの常識を覆すジョンエントウィッスルのプレイ。
そして見た目とは裏腹のポップセンス溢れるピートの楽曲。
枠からはみ出したくて仕方なかった世間知らずの10代のモッズスピリットを、
十二分に満足させてくれるすばらしいアルバムだった。
この曲やこのアルバムに限らず、身も心も震わせた曲やアルバムを聴く度に、
僕はいつでも、それを聴いてた頃の自分の部屋や
当時の友達や彼女の事を思い出せる。まるで昨日の事のように。
そこに帰りたいとか戻りたいなんて決して思わないけど、
あの頃があったから今こうしてバンドを続けていられるし
同じ匂いのする人たちと出会えるんだ、という事を実感する。
僕はモノにあまり執着心がない。思い入れもあまりない。
なので「アナタにとって宝物は何?」と訊かれたら
「あの頃に出会った音楽とそれに纏わる人たち」と答えるだろう。
なんだかいつもと違う文体になって少々気恥ずかしいけど、
そんな自分の人生も、まぁまぁ悪くないんじゃないか?と
さっきある本を読みながら思ったのでした。
もう1曲、昔バンドで演った曲がコレ。
「Summertime Blues」 by The WHO
これを久々に東京でやります。楽しみー