>ベストアルバム

>タイトル:BEST of the Tank-top

>アーティスト:ヤバイTシャツ屋さん

>リリース日:2023年 11月 15日

>記事作成日:2024年 1月 18日






聴きました!


ヤバTがベストかぁ…という、なんかこう感慨みたいなものを覚えますね。以前「いつまでもネクストブレイクで」と歌っていましたが、ぼくもまさにそんな認識だったので。




『あつまれ!パーティーピーポー』

なんかこう…実家に帰ってきた感(笑)。最近はこれまで以上にバラエティに富んだ楽曲をリリースしているヤバTですが、やっぱりぼくは、ヤバTと言えばこの辺。


ハッピーウェディング前ソング

ぼくは今でも、「この曲で『紅白』出してあげれば良かったじゃんNHK!」という恨みが消えてない。“らしさ”が詰まってるし、セールス的にも好調だったはずだし、世間一般への浸透度もこの曲で爆上がりしてたじゃん。アーティスト側から拒否られる事が増えた分、出たいって言ってくれてる人を渋る事でマウントを取って、ちっぽけなプライドを保ってるようにしか感じなかったぞNHK。


ヤバみ

ハードなロック。ハードなロックに乗る、「あんまり意味ない」歌詞(笑)。でもぼくは、ヤバTの楽曲の中でもかなり強いメッセージ性を感じます。ポップソングとか流行歌とかいうものに対する、批評と自嘲と反骨心。見えない中指を突き立てている感じがして、好きです。


『NO MONEY DANCE』

これ、リリース当初は、まだギリギリ笑えてたんですよ…苦笑いで、「ほんとにね」くらいな感じだったんですよ…今、“マジ”ですからね。真剣に、この曲を某増税メガネに“陳情”したい。

本来はこれ以上なく面白がれるはずの“ネタ曲”が、全然笑えない。

あっ、曲自体はめっちゃ好きです(笑)。ピアノが効いたキャッチーなアレンジで、勢いがあるけどほんのり感傷も覚えるメロディライン。ライブの終盤なんかで聴いたら、ちょっと泣きそうになっちゃいかねない良曲。


『Blooming the Tank-top』

サビのキャッチーさが凄い曲。このメロなら確かにぼぼさんの歌声が映えるし、こやぴさんが歌うよりも数倍気さくになる。サウンドはむしろ他の曲よりもイカついくらいなのに、とてもフレンドリー。


『鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック』

何十回と聴いても、どうしても曲タイトルが覚えられない(笑)。未だに。

これはもう、MVのインパクトがね。今でも、音源を聴くだけで映像も脳裏に浮かぶし、こやぴさんのボヤキも脳内再生される。

ぜひ、MVと共に聴くべし。


『KOKYAKU満足度1位』

“顧客”としては、メジャー以後のこのバンドの作風を象徴するような曲で大満足です! 野太い、本当にメタルのように野太くギラついたメロディに、ほんのりシニカルな歌詞が乗る。音に注目するとただただカッコよく、歌詞に注目するとなんかニヤつきが生まれる(笑)。


『ちらばれ!サマーピーポー』

ほんと、ちらばれ! 以上。(笑)

…もりもりの「カモーン!」が好き。あと、ぼぼさんの「愛 愛」が、チーズ(アンパンマンの)の鳴き声にしか聴こえないのも好き。


『無線LANばり便利』

ほんと、便利! 以上。(笑)

…これも、物凄い“実家感”ですね。ヤバTと言えば、この感じ。「県境」というスケール感も、“ばり便利”という語彙力も、史上もっとも歌詞に意味のないシンガロングが起きそうなメロとアレンジも…全てがヤバTらしく、全てが好き。


『Tank-top in your heart』

アレンジが、特にかっこいい曲だと思う。ラウドなロックに脳が痺れて、まくし立てるボーカルに全身が痺れる。

唯一わからないのは、タイトルの意味だけ(笑)。居るのか?ぼくの心にも、タンクトップ(もしくはタンクトップ君)が…。


『泡 Our Music』

前曲が、ヤバTのラウドロックサイドのスタンダードだとしたら、こちらの曲はポップロックサイドのスタンダード。いや、ギターは充分に重厚だけれども、メロとかボーカルとかアレンジとか諸々を鑑みると、これはポップロックだと思う。


『肩 have a good day (2018 ver.)』

これ、アレンジが亀田誠治さんなんですよねぇ。オリジナルも好きだけど、こちらのストリングスがすんだんなバージョンのほうがより好きです。物凄く切なくて、哀愁に溢れていて、そしてくだらない(笑)。編成としては一番“らしくない”のに、スタンスとしては一番“らしい”曲だと思う。


『Tank-top of the world』

これもまた、実家感。素人ながらに、当時「こんなに露骨に固有名詞を連呼しちゃって大丈夫なの⁉︎」って心配になりましたもんね。で、その数年後、『大人の事情』という曲でその伏線が回収された気がします(笑)。


『Bluetooth Love』

端々で上手い事言ってるのがまた笑えるんだよなぁ。でも、この辺になってくると、さすがにちょっと聴き取れない部分が出てきたのも確かなんだよなぁ。元々言葉数は詰め込みがちなこやぴさんですが、初期の曲は歌詞カード見なくても聴き取れたんだけど。


dabscription

この曲が選ばれてる事にびっくり。他人の曲だったはずなのに(笑)。でも、正直、ヤバTの曲はこってりしたものが多いから、それを更に抽出したようなベスト盤という作品の中では良いアクセントになってるかもしれない。中盤までは、ムーディでチルみのあるシティポップ。後半はヤバT。面白い。こやぴさん、こういう曲も作れるんだよなぁ。


『Tank-top Festival 2019』

なんか感覚が麻痺しちゃってるんだけど…そもそも“タンクトップフェスティバル”って何だよ!というね(笑)。

これもまた、ラウドかつソリッドなロックチューン。音だけ聴いてればただただかっこいい“だけ”の曲。


癒着⭐︎ナイト

切ないんだよ、この曲(笑)。根っからの陽キャじゃない層の胸を、ゴリゴリに抉っていくんだ。ぼくは“○○デビュー”をした経験がないのでまだ致命傷は避けられてるけど、途中からデビューしちゃって加減が分からずやりすぎちゃったりなんかした人には、致命傷だろ…。


『Give me the Tank-top』

メロに青春感。ライブにしろ、こういう音源にしろ、終盤のハイライトみたいな位置でこの曲を聴いたら不覚にもほろりときちゃうかもしれない。でも、言ってる事は「タンクトップをくれよ」(笑)。


『かわE』

これは、『ハウ前ソ』に次いで、紅白出してあげるべきだったんじゃないのー?という曲。更に認知度も高まっていたし、タイアップも付いてたし、何よりもみんなで楽しめる圧倒的なキャッチーさがある。出たいと言ってる人を出さないNHK(以下略)。

ご自分たちで歌ってるのがすべてだと思う。このメロにこの歌詞だなんて、「なんかええ感じに聞こえてくるやんか」

これはもう、MVも圧巻ですよね。圧巻の規模と圧巻のくだらなさ(笑)。


『BEST』

新曲。ベストアルバムを出すという事について歌ってる曲。ベスト盤でベスト盤について言及するスタイルは、ぼくの知る限りNakamuraEmi以来ですけども…同じシチュエーションで、同じテーマで、着地点がこんなにも違うのかと(笑)。どっちも好きだし、どっちも好きと思える自分の感性がちょっと誇らしい。

力強いバンドサウンド、小気味の良いBPM、エモーショナルなギターリフとボーカル、そしてほんのり感傷的なサビのメロディ。そこに乗っかる、「あえて自分で出す」のリフレイン…ヤバT汁100%!


『スーモマーチ(ハウ前ソver.)』

ここからは、CM提供曲などのこまごました(⁉︎)やつが。基本的にはどれも初音源化なのかな。

タイトル通り、『ハウ前ソ』と『スーモマーチ 』のマッシュアップ。


『スーモマーチ (ネコ飼いたいver.)』

原曲を知らない人にとっては、ほんとにシンプルに、ストレートな“CMソング”でしょうね。オリジナルを知ってる身からすると、「みんな、知らんうちにネコ飼いたくなれば良いのに」とニヤニヤしてしまう(笑)。


『大阪芸大 MY REQUEST ジングル ヤバイコラボ曲』

母校に錦を飾った感じですかね。

フツーに、メロが好き過ぎる。これにガッツリとバースを付けて“一曲”にしたら、売れそうなのに。


『#このラジオがヤバい ジングル』

その名の通り、ヤバラジのジングル。ジングルって難しいですよね、短い秒数で印象を残さなきゃいけないから。これは、そのハードルを易々とクリアしているからすごい。


『ゾロリのおれさま最高ソング(DEMO ver.)』

デモバージョンて事は、正式版があるの⁉︎   ヤバTは一通りチェックしてたつもりだけど、知らんかった。

まさかまさか、ブルージー。ゾロリってこういう世界観なの⁉︎(んな訳ない)。面白っ。


『喜志駅周辺なんもない(運賃改定ver.)』

物価高ですからね…今後も改定はあり得ますよね。その都度しつこくやってほしい(笑)。

確か、MVがあったと思うのですが(それともライブ時の映像だったかな)…あれもまた良いんだ。行った事もないのに懐かしいし、そこで青春時代を過ごしたわけでもないのに青春の甘酸っぱさが鼻腔にツンと来る。


ハッピーウェディング前ソング(2年以内に別れないver)

オーラスは、代表曲のリメイクver…いや、そこだけ変えても、結婚式では使えないよ?というツッコミまで含めて、完成されている曲(笑)。結婚式で「浮気グセ」「体の相性」は、十二分にNG。そこの乖離が好き。




そんな、計27曲。


あれは、2016のロッキンだったかなぁ。ラインナップにその名前があって。その強烈なバンド名に加えて、アー写見ても3人が無限増殖してるだけだし、ホームページ見てもどこまで本当なんだか分からないような感じだし(笑)。“面白いバンド”か“めんどくさいバンド”のどちらかだろうなっていう察しは光の速さでついて。結果、面白さ8のめんどくささ2っていう黄金比率のバンドだと分かって。あの時からもう、そこそこ長い事追いかけてきてるんだなぁ。インディーズ時代の『そこまでレアじゃない』なんて、そこそこレアになったしね(大事に持っとこう)。


まぁ、本作に敢えて苦言を呈するならば、瑛人さんに楽曲提供した『香水』が入ってなかったところかな(笑)。






お気に入りは、

#01 『あつまれ!パーティーピーポー』

#02 『ハッピーウェディング前ソング』

#03 『ヤバみ』

#04 『NO MONEY DANCE』

#12 『肩 have a good day (2018 ver.)』

#13 『Tank-top of the world』

#19 『かわE』

#20 『BEST』

#23 『大阪芸大 MY REQUEST ジングル ヤバイコラボ曲』

#26 『喜志駅周辺なんもない(運賃改定ver.)』






この作品が好きなら、
・『BESTです』/バックドロップシンデレラ
・『10獄〜TENGOKU〜』/打首獄門同好会
・『10-FEET 入り口の10曲』/10-FEET
などもいかがでしょうか。





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