>オリジナルミニアルバム
>タイトル:VOICE
>アーティスト:Rei
>リリース日:2023年 11月 29日
>記事作成日:2024年 1月 15日
聴きました!
最新作はミニアルバム。限定版には、映像作品として22年9月に一夜限りで行われたスペシャル・ライヴ『Reiny Friday -Rei & Friends- Vol. 14 “with QUILT friends”』の模様を収録したDVDが付くという事で、迷わずそちらをチョイス。そっちはまだ観れてないけど、今から楽しみ。
という事で、今回はまず音源のほうの感想を。
『Love is Beautiful(feat. Ginger Root)』
ジンジャールート、カリフォルニアのバンドなのだそう。で、ベースはハマ・オカモトさんなのだそうな。
最近のReiさんの作風である、ふんわりと軽やかなシティポップ感強めのアレンジ。音が柔らかくて、人懐っこい。でも、ソリッドでゴリゴリにアッパーなReiさんのギターが好きなぼくは、初めて聴いた時にはちょっと物足りないかも…と思いかけたんだけど、感想のギターリフで笑っちゃった(笑)。柔らかい音で、ゴリゴリのソロ。ぼくの気持ちを見透かされているようでした。
先行の配信シングルでした。このアルバムの中でも、特段シティポップ感強め。はっぴいえんどとかを思い浮かべました(似てるカブってるの話じゃないですよ!)。さすが、細野晴臣さんと親交が深いだけの事はある。
『CITY』
ケルト音楽っぽいというのかなぁ…アコースティックな音に深みがあり、マンドリンが踊りストリングスが歌う。この雰囲気、好きだわぁ。
メロディにはキャッチーさがあり、歌詞はほんのちょっとの感傷がよく効いている。甘みを引き立てるためにほんのひとつまみ入れる塩のように。
『Call My Name』
牧歌的な雰囲気。少しハスキーなReiさんの歌声には、瞬間瞬間で“乙女”が宿っていたり“少年”が宿っていたりしているようで飽きません。そして、そんな歌声が表現する歌詞の“生活臭”が、これまた凄く良いんだ。
『RICH KIDS』
ラップテイストのバースがかっこいい。引き続き柔らかい感触のサウンドなんだけど、そんな“まぁるい”音に乗っかってるトガッたラップが非常にオシャレ。
パッチワークのように、色んな音楽的要素が組み合わさっていて、その配置のセンスの良さに腰が抜けそう。
『朝』
バラード。メロにはスケール感があり、歌詞には哀愁があり、歌声には憂いがあり…でもぼくが最も印象に残ったのは、冒頭のピアノの音。なんと深く、なんと渋く、なんと味わい深いか。このピアノの音とボーカルの相性が抜群で、抜群過ぎて鳥肌が立つ。ぽつねんと、もの寂しげなピアノ&歌声。そんなバースから入って、サビで少しずつ“温度”が上がってく。厚い雲に覆われていた空から陽光が差し込んで、少しずつぬるい空気になっていく感覚。
『RUN,RUN,RUN』
アップテンポなナンバー。今回のアルバムの中で、断トツで疾走感と躍動感がある。打ち込みのシャープで太いビートと、アコギの小気味良い音の粒との相性が物凄く良かった。しなやかさがあるのにとにかくアグレッシブで、なんかこう…走り出したくなるような熱量。つまり物凄くオシャレなんですわ。
本作の中で、ちょっと毛色が違う曲。ぼくは大好きでした。
そんな、計7曲。
ほんと、最近の作風を踏襲した、柔らかくて幸福感があってスタイリッシュな、シティポップ寄りの曲が揃ってました。エレキの先鋭的な音でぎゅいんぎゅいんと(もしくはつらつらつらつらと)吼えるReiさんが特に好きなのですが、今回のこの感じも中々に良かったです。
ライブDVDのほうも楽しみだ…。
お気に入りは、
#03 『CITY』
#05 『RICH KIDS』
#06 『朝』
#07 『RUN,RUN,RUN』
この作品が好きなら、
・『red』/藤原さくら
・『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.6』/NakamuraEmi
・『iggy&pops』/DENIMS
などもいかがでしょうか。
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