>EP盤

>タイトル:Worldfly

>アーティスト:ビッケブランカ

>リリース日:2023年 10月 25日

>記事作成日:2023年 12月 26日






聴きました!


映画の主題歌なども収録した、6曲入りEP。6曲も入って“ミニアルバム”じゃなくて“EP”だなんて…謙虚?太っ腹??自由人???(笑)。




『Bitter』

程よく肩の力が抜けた、聴きやすいポップチューンからスタート。この方は、隙間という隙間に音を詰め込んだコッテリしたトラックメイクをする印象があるんですが(もちろん褒め言葉ですよ)、なんかちょっと隙のあるこの雰囲気も、これはこれで良いですね。ゴリゴリに暑い夏のピークにはコッテリブランカを、秋冬に聴くならこのアッサリブランカがいいなぁ。


『Snake』

で、コッテリブランカ。なんかちょっと、韓国の音楽のテイストを感じました…と言いつつ、韓流音楽をほぼほぼ聴かないぼくなので、イメージと偏見だけで言ってますが(笑)。野太いビートにダンサブルなメロディ、韓流の男性アイドルが激しくダンスしながら歌ってそうな曲。


『Sad In Saudi Arabia』

そういう意味では、この曲もちょっぴり韓流フレーバー。今度は、スロウでしなやかで妖艶なダンスが似合いそう。男性のグループアイドルが、一列に並んで踊ってそう。


『Luca』

ピアノの音が軽快な、軽快だからこそひとつまみのセンチメンタルが効いてくる、ミドルチューン。全編英詞なので、歌詞が何を描いているのかはさっぱりなんですが(笑)…よく晴れた秋の空のように、一点の曇りもないスッキリとした乾いた空気に何故か切なさを覚える感覚のオケは印象的です。


『革命』

勇壮な曲。「私はできる 私を信じれば」という、ど直球に前向きな歌詞。こんなにも前向きに振り切った歌詞は、近年珍しいと思う。いや、単に前向きな事を言ってるのでなくて、「あってはならないことばかりで仕上がった陸路」を傷と痣を抱えながら進む歌詞だからこそ共感出来るし、自分の力に出来るんだよなぁ。

ぶっちゃけ、ビッケブランカさんからこんなにど直球な前向きソングが放られてくる事は想定外だった(笑)。


『Worldfly』

表題曲は、約1分の短い曲。ピアノと、ボーカルと、コーラスだけ。編成としてはシンプル極まりないのだけれども、とてもインパクトが強い曲。この曲も全編英詞なので内容はさっぱりですが、なんかこう、自分の内面からチカラが湧いてくるような曲。そう、“チカラを貰える(他者から受け取る)”感じじゃなくて、“自分の内面のエネルギーが燃え上がる”感じなんだな。

…そんなこと言っといて、めっちゃ後ろ向きな失恋ソングとかだったらどうしよう(笑)。




そんな、計6曲。


なんか、ポジティブなエネルギーを感じる作品だと感じました。

例えば『Bitter』などは、離れている相手(ぼくはお別れした人なんじゃないかなぁ?と解釈しているのですが、どうでしょう)への想いを歌う曲なんだけれども…会えない感傷は詰まっていつつ、でもそこにあるのは、過去に浸って嘆くようなネガティブなものというよりはあくまで今と未来を見ている感じがある。上手くいかない事があっても、そんな今の自分を否定していなくて。

そんな感じで、肩肘張らない感じる“ゆるやかなポジティブマインド”を感じる一枚でした。英詞の曲も多いので実際のところどういう事を言わんとしている作品集なのかは分からない部分もあるけど、ぼくはそう感じた。






お気に入りは、

#01 『Bitter』

#04 『Luca』

#05 『革命』






この作品が好きなら、

・『ぼくらの』/Eve

・『オモワクドオリ』/ナオト・インティライミ

・『POP CUBE』/imase

などもいかがでしょうか。






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