>EP盤
>タイトル:オモワクドオリ
>アーティスト:ナオト・インティライミ 
>リリース日:2020年 10月 7日
>記事作成日:2020年 12月 13日





聴きました!

初のEP盤だそうです。
そっか、ミニアルバムはあったし、大ボリュームのシングルもあったけど、EPとしては初なのか。

ファンクラブ限定版ってのを買いまして。Disc 2としてDVDが付いていて、2019年のロッキン のパフォーマンスが収められている。2019年はロッキン自体に参戦出来ず、そうこうしている間にコロナ禍に見舞われライブだのフェスだの自体が無くなってしまって…音楽を“体感”出来ないフラストレーションを発散するために、どちらかというとDisc 2のほうを目当てに購入しましたよ。



まずは、Disc 1のほうから。



『オモワクドオリ』
表題曲は、洒脱なポップチューン。近年のナオトさんの作風そのものというか…凄くさらりと聴けちゃって、でもよーーーく聴くとかなり凝った作りになってるというヤツ。
リズムトラックにしろピアノにしろベースラインにしろ、ボーカルラインが映えるようにかなり緻密に配置されている印象。でも、あくまでさらりと聴ける。

『Invitation』
弾けるリズムが心地よく、アコギのリフが爽快。凄くダンサブルというか、動的な美しさを感じます。サッカーの華麗な足技を目の当たりにする爽快感に近い。

『スタートライン』
子どもたちのコーラス(?)が可愛らしいポップチューン。ナオトさんの音楽には子どもの声が効果的に使われますよねぇ。もう、ウキウキするというか、ウキウキしかしないというか。

『Sunset Lovers』
空気がガラリと変わってシリアスな雰囲気に。でも、やっぱりボーカルからは「アモーォレッ!」な、もしく「ブラッボーッ!」なパッションを感じる(言葉の意味ではなく雰囲気で感じて 笑)。パッショナブルな部分とクールな部分とが奇跡的に両立しとる。

『きっかけはキッカケで』
サウンド的には、本作の中で一番キャッチー。人懐っこいアコギに可愛らしいピアノに意外と武骨なリズム隊に…更には、メロディ自体が凄く耳馴染み良い。ナオトさんの、人懐っこいサイドのソングライティングが炸裂。とにかく聴き易くて、元気をもらえて、だけどちょっぴり切なさも感じる(それがいいんだ)。

『Ballooooon!! (Remix ver.)』
ライブの定番チューンのリミックスバージョン。
割と、オリジナルの面影を残してますね。印象としては、オリジナル以上にサウンドの彫りが深くなった感じ。
オマッッットゥリ男の本領発揮の曲。ホント大好き。

『スタートライン(Instrumental / Piano ver.)』
これ、好きかも。ピアノ一本で紡がれる、柔らかで優しくて心地の良い曲。オリジナルの賑やかな雰囲気も好きだけど、適度にしっとりしていてなんかこう感情を揺さぶられるような感じがして、いいですねぇ。

『オモワクドオリ(Instrumental)』
『Invitation(Instrumental)』
『スタートライン(Instrumental)』
これら3曲は、通常のインスト版(リアレンジではなく、ボーカルレスのトラック)ですね。



続いて、いよいよDisc 2へ。



ステージが始まる前の、あの“なんでもない時間”も結構入ってて。開演までのあのなんとも言えない時間すらも追体験出来て、それだけでなんか泣きたくなる程嬉しくなってしまった…フェス行きたい…。

毎年、あらゆる趣向で全然違うステージを見せてくれていたナオトさん。この年は、漫談スタイルとでも言いましょうか(笑) ギター担いで、バスドラとスネアを背負って、ラッパなどの簡易楽器も身につけて、“一人チンドン屋”状態でシングルメドレー。でも、歌よりも喋りがメインに感じて、面白タイムを満喫。
このパートで特に印象的だったのは、弾き語りによる『チェリー』とラッパによる『さくらんぼ』かな(笑)
『恋する季節』は、弾き語りの感じも凄くいいですね。

バンドが入って、“本編”スタート。『いつかきっと』から。

ダンサーも入って、華やかに『Shake! Shake! Shake!』。客いじりも忘れずに(笑)
暑い暑い、画面越しにでも炎天下な事が伝わってくる中で、グルーヴィではありつつもクールさもあるこの曲がよく映えてます。

ユニバーサルラテンとの契約を報告するMCを挟んで、『花』。
この曲、存在を知らなかった…配信シングルとしてリリースされてたんですね!そしてフィジカルで出た『まんげつの夜』に入ってるんですね。うっかり。近年のナオトさんの作風そのものというか、作り込みは凄いけどさらりとして聴きやすい雰囲気の曲でした。

そして、それとは反対にコッテリとしていてこれでもかってくらいに華やかな曲『The World is ours!』へ。
大好きな曲。ぼく的にはこの頃のオマッッッッットゥリ男感が大好きなんだよなぁ。ジャンベも叩き、ダンサーと一緒に踊り、歌って跳ねて走り回って…動きでステージを作り上げるスタイルは、Mr.Children桜井さんイズムの継承ですね。おそらく、スピーカーが壊れて音が出ないプレイヤーでも、この曲は楽しめる(笑)
40でこんなに動いて息を乱さず歌えるってのも、かなり凄い。株式会社エンジンには、アスリートしかいないのか…。

熱を保ったまま、ラストは『カーニバる?』。
これはもう、テッパン中のテッパンというか。案の定というか当然というか見るまでもなくというか、ノリノリです。ノリノリでしかない。真夏の炎天下のフェスに、これ以上なく映える曲。



そんな、2枚組計16曲(インスト曲、メドレーなどを含む)。

音源のほうは、本当に、近年のナオトさんの感じを凝縮したような雰囲気。例えるなら“ガストのチーズインハンバーグ”みたいな分かりやすく美味しい作風から、“カフェで出てくるパスタ”みたいなお洒落な雰囲気に移行した、そのカフェのパスタ的な雰囲気。それを「スタイリッシュで美味しくて大満足」と取るのか「量が少なくて物足りないな」と取るのかは人それぞれというか(笑) どっちが正解ってことじゃなくて。

Disc 2のロッキンのほうは…もう大満足でした。ナオトさんのライブを体感出来た事も勿論そうなんだけど、夏フェスの空気を楽しめたというのがもう、ね。特に今年はこんな年だったので、擬似的にでも夏フェスを楽しませてもらえた事に、涙が出る程感謝です。





お気に入りは、
○Disc 1
 #01 『オモワクドオリ』
 #05 『きっかけはキッカケで』
 #06 『Ballooooon!! (Remix ver.)』
 #07 『スタートライン(Instrumental / Piano ver.)』
○Disc 2
 #01 シングルメドレー(特に『恋する季節』)
 #05 『The World is ours!』
 #06 『カーニバる?』





この作品が好きなら、
・『Slave of Love』/ビッケブランカ 
・『謳おう』/ゆず
・『SAITAMA(初回生産盤)』/岡崎体育
などもいかがでしょうか。





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