>EP盤

>タイトル:謳おう

>アーティスト:ゆず

>リリース日:2017年 6月 21日

>記事作成日:2017年 8月 17日






聴きました!


ゆず初のEP盤ですね。まぁ、元からこの方々はシングルに3曲入れる事が多かった気がするので、“3曲入りシングル”と“4曲入りEP”の違いはよく分からない部分もありますが(笑)。

 



『カナリア』

アコギの音が主…というかトラックを構成している音は殆どそれだけ。なんだけど、じゃあ往年のゆずのようにストロークでガーッといく感じかと言われればそうでもなくて、とても技巧的なアルペジオが主体。

これは、ぼくが好きだった“あの頃のゆず”とは全く違うし、かといって“近年のゆず”とも違う。第3の方向性を打ち出してきたように感じました。リリックは、間口が大きくてかつ洒落た感じ。メロディライン的には“あの頃”を彷彿とさせるパンチのあるもの。

好きかも。


『タッタ』

配信シングルだった曲。

これは、ぼくの受け取り方で言えば、「あの頃のゆずを、近年のゆずがオマージュした」という感じ。それこそアコギのストロークで押し切る感じは往年の構成なんだけれどもリリックの感じはまさに近年のそれ(間口が広く、広く浅い届き方をしそうな)で。

中庸。


『神様』

感傷的な曲。

このセンチメンタルな感じに、『ゆずマン』の頃の作風を思い出しました。なんだろう、すっごい懐かしい感じがした。

派手さはないんだけど、なんかじーんと来ます。


『保土ヶ谷バイパス』

岩沢さんの“手癖”満載のメロディラインの『保土ヶ谷バイパス』。いや、それが良いんですよ。1つくらい、“変わらないもの”があってくれたほうが安心する。

決してポジティブな歌詞ではないんだけど、淡々としているがためにまるで映画を観ているような、もしくは他人の不運話をただ聞き流しているかのような、不思議な気持ちになる歌詞。岩沢さんの書く歌詞って、この感じが非常に多い。


『カナリヤ(Instrumental)』

いわゆる“オリジナルカラオケ”ってやつですね。これが入ると途端に“シングルくさく”なる。悪くない。




そんな、計5曲。


ある時期以降、ぼくはゆずの作風を“あのころ”と“このところ”とに分けて捉えているんですが。

本作は、そのどちらでもなかった! 厳密に言えば、“あのころ”らしい部分もあり“このところ”の部分もあり、両者がうまくミックスされている感じがしたのです。

近年のゆずの作品の中では、もっとも胸が熱くなりました。






お気に入りは、

#01 『カナリア』

#04 『保土ヶ谷バイパス』






この作品が好きなら、

・『春色』/canna

・『18〜卒業ライフは入ってない〜』/少年フレンド

・『Love is beautiful』/平井大

などもいかがでしょうか。






CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/











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