>カバーアルバム(って言うのか?)

>タイトル:讃美歌・クリスマスキャロル〜心を穏やかにしてくれる安らぎのハーモニー〜

>アーティスト:聖ヶ丘教会聖歌隊

>リリース日:2022年 5月 22日

>記事作成日:2023年 12月 23日






聴きました!


クリスマスなので、クリスマスの音楽を聴こう週間2023。

そろそろ降誕日も近いので、本来の趣旨に近い教会音楽を聴いていこうかなぁと。


聖ヶ丘教会…渋谷にある、プロテスタントの教会ですよね?

こんな聖歌隊が居る教会なら、ちょっと主日礼拝とか行ってみたいな(無宗教だし、なんなら宗教は嫌いなんだけど、親の影響でキリスト教文化には多少の親近感あり)。


…しかしこのアルバム、5月に出したの⁉︎   そこが一番驚き(笑)。




『聖なる聖なる(讃美歌第66番)』

ぼくも親しみのある曲からスタート。やはり、混声四部ともなると迫力が違いますね。知ってる曲だけど、全然違う曲みたい。


『かみはわがやぐら(讃美歌第267番)』

この曲に限らずですが…パイプオルガンの音がいいですね。最小限の音数なんだけど、絶妙に彩りを添えている。


『主よ、みもとに(讃美歌第320番)』

最初の2曲は張りのある歌声がバーンと耳に刺さって来る感じでしたが、この曲は、柔らかく染み込んでくるような歌声。


『丘の上に十字架立つ(讃美歌第182番)』

なんか当たり前のように聴いてきたけど…ストリングス込みの編成で讃美歌を歌うって、相当贅沢な編成ですよね。どういう風に活動してるんだろう、聖ヶ丘教会聖歌隊。

という訳で、ストリングスがゴージャス感を醸し出している曲。


『やまじこえて(讃美歌第404番)』

この曲も、元々好き。なんかこう、何となくでしかないんだけど、牧歌的な匂いがして。なんかほっとする。

男声のソロパートあり。良い声。


『いもせをちぎる(讃美歌第430番)』

何故か、自分でもよくわかんないんだけど…この曲にはどちらかというとお正月感を感じてしまう(笑)。しかも、「ハッピーニューイヤー!ふぅー!!」じゃなくて、「明けましておめでとうございます。」って感じの、トラディショナルな。


『みちにゆきくれし(讃美歌第522番)』

メロディが可愛らしい曲ですよね。讃美歌ってよりも、どちらかというと唱歌みたいなイメージ。


『主のまことはくしきかな(讃美歌2編 第191番)』

ふくよかというか、芳醇というか。幸福感に溢れた曲。まぁ、主を讃美する曲だから当然なのかもしれないけど…それこそ主日礼拝(つまり日曜の朝)にこんな曲を聴いたら、その日一日キラッキラでしょうな。


『今日をも送りぬ(讃美歌第535番)』

とても穏やかな、穏やかで落ち着いた曲。もちろん主旋は女声なんだけど、男声の“厚み”みたいなものがとてもよく効いている合唱曲。


『ひさしくまちにし(讃美歌第94番)』

再び、パイプオルガンが効いてる曲へ。

この曲、大好きなんですが…本当に、パイプオルガンの荘厳な雰囲気がよく似合う。しかも、男声がソロを取っていて。より厳格な、より雄々しい雰囲気になっている。この曲には男性的な雄々しさがよく似合う(近年では“男性的”“女性的”みたいな形容もアウトな気もするけど、もちろん性差別的な意味合いで言ってない事は分かりますよね…?)。


『わがこころは(讃美歌第95番)』

反対にこちらは、女性的なしなやかさが曲調によく似合ってる曲。この女声ソロの方、めっちゃ澄んだ歌声ですねぇ…。


『エサイのねより(讃美歌第96番)』

こういう言い方をすると失礼なのかもしれないけど…聴いてると眠くなってくる曲(笑)。もちろん、「退屈で」ではなく「心が和らいで」です。


『あめにはさかえ(讃美歌第98番)』

まぁ、ど定番の曲。クリスチャンじゃなくても知ってる曲、讃美歌じゃなくクリスマスソングだと思っている人も多そうな曲。

ソロ歌手による、フェイク等が入ったメロディではないどストレートな感じが逆に新鮮で良い。


『もろびとこえあげ(讃美歌第102番)』

うん、やっぱりぼくは、パイプオルガンの音がそもそも好きなんだな。この音が聴こえてくると、それだけで好きな曲になる。


『まちびとひつじを(讃美歌第103番)』

これもまた、ど定番ソング。子どもの頃、クレスマス礼拝とかで聴いてた時から大好きな曲です。そして、これは高校の時に合唱した。珍しく、主旋律(ソプラノ)と同じくらいテナー(自分のパート)のメロディラインがキャッチーで、そこが好きだった。


『あら野のはてに(讃美歌第106番)』

ど定番中のど定番。これこそ、(日本では)讃美歌だと知らずにクリスマスソングだと思ってる人のほうが多いんじゃないかってレベルかと。

「インエクセルシス」部分、口に出したくない人など存在しない説(笑)。「シュゥワッキッマッセーリィ〜」と双璧。


『いざうたえ(讃美歌第108番)』

快活な曲。もちろん、合唱ならでは(もっと言うと讃美歌ならでは)の重厚感はありつつ、でもそれ以上に快活な印象のほうが強い。


『きよしこのよる(讃美歌第109番)』

“讃美歌ではなくクリスマスソングとして認識されてる曲”、ラスボスここに居たわ…。

もともとふんわりと柔らかい雰囲気の曲ではあるけど、これはまた一段とふんわりしてる。


『神のみ子は今宵しも(讃美歌第111番)』

あぁ、この曲も大好きだなぁ。流行りの曲に混ざって、時々頭の中で流れ始めるくらい好きだ。

これも、変なアレンジ等なく楽譜に忠実な歌声が好きだ。


『もろびとこぞりて(讃美歌第112番)』

「インエクセルシス」と双璧をなす、“口に出したくない人などいない”歌詞。多分、クリスチャンにとっては難なく理解出来る歌詞だろうけど、それ以外の人が聴くと「シュウワッキーマッセェリィ〜」なんて何の呪文かと思うでしょうね(笑)。

これも、大好きな讃美歌。


『あめなるかみには(讃美歌第114番)』

ストリングスが良い。まるでメインボーカルのように“我が物顔”で鳴っているのが良い。

ソロパートがある曲ですね。ちょっとオペラっぽい。


『ああベツレヘムよ(讃美歌第115番)』

ベツレヘム…具体的な地名が出てくると、今その近辺で起きている悲しい争いの事が嫌でも思い出されてしまって、悲しくなります。

どこの宗教のカミサマも、あまりにも“民事不介入”過ぎて大っ嫌いだ。


『くしきほしよ(讃美歌第118番)』

荘厳な曲でラスト。

上で書いたように、ぼくはカミサマの事が嫌いだけど、教会音楽は大好きなんだよなぁ。こんな美しい音楽で礼賛され続け過ぎて、カミサマは感覚がバカになっちゃったんじゃないの?




そんな、計23曲。


美しかったです。とにかく、ひたすらに、美しかった。これ、“プロ”じゃなくて教会員さんが歌ってるのかな…? だとしたら凄過ぎる。実際、どうなんだろ。

ぼくがカミサマを信じる人だったら、もっともっとハマってたんだろうけどなぁ。歌が美しければ美しい程、現実で起こっている出来事の醜さと“民事不介入”を貫くカミサマの無責任さに、気持ちが鬱々としてしまいます。






お気に入りは、

#01 『聖なる聖なる』

#10 『ひさしくまちにし』

#13 『あめにはさかえ』

#15 『まきびとひつじを』

#16 『あら野のはてに』

#19 『神のみ子は今宵しも』

#20 『もろびとこぞりて』






この作品が好きなら、

・『Noel Eternel』/フランス放送少年少女合唱団&Maitrise Notle

・『The Wonder of Christmas』/Elora Festival Singers Noel Edison & Michael Bloss

・『Christmas Angels』/リンカーン大聖堂合唱団

などもいかがでしょうか。






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