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>テーマ:高橋優、2021年の5曲
>作成日:2021年 12月 30日





選んでみました!

一生聴き続けるであろう大好きなアーティストの楽曲の中から、今年の自分に合う5曲をピックアップしたプレイリスト。年末に選ぶ事で、日記みたいに今年の自分を残しておけたらなって。
なので、単純に“好きな曲”ともちょっと違う、そんなプレイリスト。

という事で、今回は高橋優さんの楽曲の中から5曲を。



『産まれた理由』
4月に、子どもが産まれて。そういえばこれまでは、この曲をどこか“子どもから目線”で聴いてたなぁと。そして、今年は“親から目線”で沁みてくるなぁと。今年のぼくの“産まれた理由”は、間違いなく、子どもと奥さんを守る事。子どもと奥さんとの、ささやかでも温かい家庭を守る事。そして、子どもが大きくなっていく過程で、本人なりの『産まれた理由』を見つけられるようにアシストする事。

『Fitting』
ちょっと変則的ではありますが、メガネツインズ の曲を。
ぼくの業種はキツいのに低賃金な福祉系で。だから、人材が全然集まらないんだ…ただでさえ慢性的な人手不足なのに、「誰もが同じ景色を見ていて 人の数だけ違く見え」るような“絶対的な正解”の無い仕事なものだから、正直毎日辛い事ばかりなんです。「自分の瞳に丁度いいメガネを人に貸すような」ところがぼくにはあるので、そこを改める必要があるなぁと、この曲を聴きながら自身を戒める毎日です。

自分に子どもが出来て痛感したのは、親の存在。自分が子どもの立場でいる時には、親っていうのは完璧なモノだと思ってた。そして、完璧であるべきだと思ってた。僕はものの見方が極端なところがあるので、親っていうのは悩んだりなどしないものだとすら思っていた。絶対的な正解を知っていて、それに沿いながら品行方正に生きる者。でも、そんな訳ないじゃんね…自分が親になってみて、初めて気付いたよ。それに気付くのがあまりにも遅すぎたから、結局親との関係性は今でもギクシャクしたまま。でも、残された時間の中で、少しでも近づけたら良いなと思っています(残念ながら、母はもうずっと前に逝ってしまったけれども)。
優しい人だけど、優しさが下手な人…あなたと、もう少し、近付きたい。

『life song』
この曲の、あったかい空気が好き。人肌の温もりみたいな、さりげなくて優しいあったかさ。そんな雰囲気で歌われる「もしかしたらこんかひとときを幸せと呼ぶのかも知れない ありふれた夕陽の帰り道 幸せと呼ぶのかも知れない」という歌詞が、本当に沁みる1年だった…確かに、子育てをしながら感じる幸せって、伸ばした指先を子どもが握り返してくる手のあったかさだったり、家族3人で公園の芝生にごろ寝した瞬間だったり、ベビーカー押しながら近所を散歩する瞬間だったり、猫たちと子どもが仲良くゴロゴロしているのを見かけた時だったり…そういう何でもない時なんだよなぁ。

『BE RIGHT』
最後の選曲は、歌詞の内容うんぬんというよりも、勢いとエネルギッシュさで。本来ネガティブで内向的なぼくなんだけど、さすがに父になった今年くらいは、無敵状態で。自身にちょっとした万能感を感じながら、マリオで言うとスター状態で駆け抜けている感覚(もちろん、“本当にそう”というよりは“そうだと思うようにしている”だけど)。そういう状態の今、この曲の底抜けにアッパーなエネルギーは凄くしっくり来るのです。
曲調重視で選曲とは言ったけど、歌詞にももちろん共感部分は大きい。決して手放しで能天気にポジティブな事を歌ってるわけじゃなく、むしろ辛い事とか納得いかない事もありながらそれを全部飲み込みながら前進するっきゃないだろう!というスタンスに、凄く共感出来ます。奮い立たされるというか。



そんな、計5曲。

『Fitting』にかろうじて仕事の要素が入ったけど、基本的に今のぼくの頭の中は子どもの事でいっぱいなんだなぁと、改めて感じる(笑) 選曲する事で、自分の事を客観的に見られます。
ちなみに、去年の“高橋優、2020年の5曲”は敢えて見ずに選曲してるんですが、見事に全曲違いましたね。生活、一変したんだなぁ。