>自作プレイリスト
>テーマ:NakamuraEmi、2021年の5曲
>作成日:2021年 12月 29日





選んでみました!

きっと一生聴き続けるであろう大好きなアーティストの楽曲の中から、今年の自分に“しっくり来る”5曲を毎年選んでおります。日記みたいに、その年の自分の“現在地”を残しておきたいなと思って。
だから、単純に“好きな5曲”というのともちょっと違います。



コロナが落ち着いたら、「マスク外して」会いに行きたい人が居る。子どもが生まれて、前より自然に笑えるようになった気がするぼくの、笑顔を見せたい人がいるんだ。元々積極的なタイプではないので「会いたい人が“沢山”居る」とは言えないけど(苦笑) でも、確かに居るので。ぼくの笑顔を、そして子どもの笑顔を見せたい相手が。
そして、なにげに、この曲には子どもの名前の漢字が歌詞の中にあるんだなー(偶然)。

『おむかい』
今の家に引っ越して、2年半くらいなのかな。当初から凄く凄く良くしてくれたお隣さんが、引っ越していってしまって。凄く残念なんだけど、今度引っ越し先に遊びに行く事になりました。大人になると、新しい人間関係なんて中々出来ないものなので。旧お隣さんとは、いつまでも“ちゃんと”仲良くしていきたい。

『ふふ』
ここは、『東京タワー』にしようと思ってたんです。前述の通り、子どもが産まれて、幸せを感じる瞬間が増えたと同時に辛い事も増えまして。寝れないし、自分の時間ないし、今までは何となく干渉せずにいた部分が露呈して奥さんと言い合いになる事もあるし。「ぼくも東京タワーでリセットしたい…」と思って選ぼうと思ってたんだけど、『東京タワー』を聴き直すために再生した『NOU BEST 2』の、『東京タワー』の次の次に流れてきたこの曲で、泣いた。
「どうすりゃいいんだって考えてみたら 出来る事があった」っていう一節にハッとした。そうか、困難を目の前にしたら、どうすりゃいいのか考えれば良いんだ…そんな当たり前の事すら分からなくなっていた自分に少しびっくりしたけれども、「困った時には考える」という方法を得たぼくはきっと無敵(笑)

『大人の言うことを聞け』
ぼくは、もう、大人なんだよなぁ…「いやどんだけ気付くの遅いんだよ」と、自分でも思います(笑)
子どもが出来た事で、自分の立ち居振る舞いの一つひとつを自問自答するようになりました。「その振る舞いは子どもに見せられるのか?」「その発言は、子どもがマネしても大丈夫なヤツか?」って。そんな事を考える瞬間には、この曲が勝手に頭の中で再生されるんです。
自分が親の立場になって初めて解ったのが、大人の不完全さ。子どもに対して「ぼくだって完璧超人じゃないから…」と思う時、ぼくが親に対して完璧を求めていた事に気付いて、その度にごめんねって思う。「大人なんだから完璧で当然」なんて、とんだ勘違い。早くに逝った母には、直接「ごめん」は言えなかったなぁ。ごめんよ。そして、ぼくもきっと子どもから完璧を求められるんだろうなぁ…その悪戦苦闘を見て天国から笑っててくれよ。それで許して下さい(苦笑)

『かかってこいよ』
上記『ふふ』のところで書いたように、子育てはしんどい部分も多い。毎日時間に追われて、湧き上がる負の感情はぐっと押し込めて、寝たい時に寝る事も食べたい時に食べる事もままならなくて…でも、でも、子どもの笑顔は恐ろしい程に可愛くて、よだれでじゅるじゅるのスタイすら愛おしくて(笑) 総じて、幸せ。基本がネガティブ思考のぼくだけど、今だけは強気に『かかってこいよ』の気分。マリオだったらスター状態ですね。そんなモードがずっと続くとはぼくだって思ってないけど、はじめて子どもを授かった年くらい、そんなモードだっていいじゃない。



そんな、計5曲。

起伏の激しい1年でした。感じた事のないような幸せを感じたり、味わった事のないタイプの辛さに直面したり。
数年前には考えられないくらい、自分の中の仕事の比率が低く、プライベートの割合が高くて。下手したら1:9くらいでプライベートだったかも。仕事の比重をそんなに落とせるんだという事が、自分でもかなり意外だった。でも、悪くない。仕事の代わりは居るけど、夫とか父とかの代わりは居ないですからね。

ちなみに…敢えて去年の5曲は見ないで選曲したんだけど、見事に違った(笑)