>自作プレイリスト
>テーマ:NakamuraEmi、2020年の5曲
>作成日:2020年 12月 29日





選んでみました!

去年から作成を始めた、年一回のプレイリスト。
多分一生聴き続けるであろうアーティストの楽曲の中から、自分のこの1年を象徴する5曲を選ぶ。“日記”じゃないけど、1年を振り返ってまとめる事で、自分の“現在地”を記しておくためのプレイリスト。
だから、単に“好きな曲プレイリスト”とも違うんだな。

今年は手始めにNakamuraEmiさんから。





『星なんて言わず』

今年の夏、奥さんのお腹の中に赤ちゃんが居る事が分かって。それはもう、舞い上がるくらいに嬉しい事で。でもその反面、命の脆さであったり、生と表裏一体の死というものと向き合うきっかけでもありました。
大切なものなんて自分以外に無かった頃には、どっかで「明日死んだっていいや」くらいに思いながら生きてきた。でも、奥さんが出来て、子どもも産まれる事になって…今思うのは、1日でも長く生きる事(笑)
この曲、去年も選んだな。去年は、我が家のアイドル・ハムスターのなまちゃんが星になった事を想って選んだ。今年は、新しく授かった命を想ってこの曲を聴く。ほんと、生と死とは表裏一体。



『いつかお母さんになれたら』

ぼくは男なので、どうやったってお母さんにはなれないのだけれども(笑)
まだ見ぬ我が子を想いながらあれやこれやを想像する気持ちは、正にこの曲にこもっている想いと一緒な気がしています。
全部もしもの話です
 妄想のお話です
 私の勝手な夢みたいなものです



『スケボーマン』

ずっと前、奥さんがこの曲を聴きながら、「ぼく(しろくま)も30を越えて無理に腹を括ろうとしていたりはしないだろうか?」と不安そうに尋ねてきた事がある。確かに、若い頃に想像していた自分は、もっと華やかで唯一無二の生き方をしている予定ではあった(笑) でも、実際のぼくは、思ったよりも今の生活に満足してるんだ。赤ちゃんが産まれると分かって括った腹は、思ったよりもキツくはなくて、なんだかいい感じだし。



『バカか私は』

4月、年度変わりに職場での役職がひとつ上がる。日々色んな喜びがあったし、色んな苦しみもあった。
今は、
大人になって尻餅ついて転ぶのは
 なんでこんなに痛いんだろう
と、
大人になって尻もちついたら
 もう笑っちゃってさ
 誰かに手を伸ばしちゃえばいい
の、どっちも分かるしどっちも完全には飲み込み切れないっていう状態かな。



『YAMABIKO』
“一周まわって”の感じで、この曲をチョイス。下北沢のビレバンでたまたま流れてるのを聴いて、一瞬でハマって、あれから随分経ったなぁ(随分あとから「同じ学校の軽音の、アノ先輩だったの⁉︎」という事を知って驚いたのもいい思い出)。
職場におけるポジションもビミョウに変わって、家族が増える事にもなって…もっと言うと、家族のLINEグループが出来てどうにも苦手意識の拭えない父とも何だかんだでフツーにやりとりをする機会が増えて。世の中的にも新型コロナウィルスの流行で雰囲気がガラリと変わって。色々と変化の大きかった1年、この曲を聴いて、改めて“自分の進むべき道”を明確化しよう、と。





そんな、計5曲。

コロナによって、世の中の色んなものが変わってしまった。きっともう、100%元通りになる事はない気がする。
そんな、過去に味わった事のない緊張感が社会全体を支配する1年だったけど…赤ちゃんを授かったというその一点だけで、ぼくの気持ちは“プラマイゼロ”くらいには出来ている。
沢山の人が亡くなり、それ以上に沢山の人がそれを悼み、厳しい日常を生きていて…だから死について想うところも多いけれども、自分自身を俯瞰で見れば、ぼくは今とても幸せ。