>ベストアルバム
>タイトル:YUZU YOU [2006-2011]
>アーティスト:ゆず
>リリース日:2012年 4月 25日
>記事作成日:2021年 9月 29日





久しぶりに聴きました!

大大大好きだったゆず。その、大大大好きだった時期から、「ん?」「おや?」となり始めて…。その、ちょうど移行期の曲たちが収録されているベストアルバム。



『虹』
壮大なスケール感の曲。音のみならず、歌詞のテーマが壮大。「…ぼくは、ゆずの“六畳一間感”が好きだったんだな」と痛烈に感じた曲でもある。この辺りから、ゆずの楽曲のスケール感はどんどん広がっていったんだよなぁ。

『桜会』
この曲も、スケールが大きい。晴れた日にぷらぷらとホカ弁を買ってあそこの丘で食べるようなスケール感では、もう無いんだなぁって。そんな事をしみじみ思った記憶があります。

『逢いたい』
この曲も壮大な、かつ深遠なスケール感…でも、もう会えない人を想う気持ちは、どうしたって六畳一間のスケールには収まらない。その気持ちは凄くよく分かるから、この時期のゆずの曲の中でもこの曲は凄く好き。

『シシカバブー』
媒体がテープだったら、確実に擦り切れてた。それくらいに大好きな曲。このくらいノーテンキで、お気楽で、ノリ重視の曲が大好きなんだ。
初期のゆず好きにはこの曲を「なんか違う」って言っておられる方も居ましたが、ぼくは、全然、ウェルカム。

『Yesterday and Tomorrow』
あぁ、ゆずも英語を使うようになったんだ…と、そういうところに一抹の寂しさを覚えた記憶がある(笑)
日本人が、「昨日」を「Yesterday」に置き換える必要、ある?って…いや、そういう“変換”をカッコよく取り込んで表現する日本人アーティストが沢山いるのは知ってるし、それらを否定するつもりは一切ないんだけど、「ゆずはそういうトコじゃないものを大事にしてた感じだったじゃん!」と。冷静に考えればね、ぼくが勝手にイメージを押し付けてるだけなんですけども。
この辺の曲になってくると、歌詞が、他のアーティストがやってる事と大差なく感じられるようになって、何歌ってんのかが入って来づらくなったんだよなぁ。

『いちご』
うん、まぁ…悠仁さんが時々開けてくるこの引き出しは、嫌いじゃないけどね(笑)
単純に、「ライブで歌うの、大変だろうなぁ」って思う。

『明日天気になぁれ』
(この時期の)“いつものゆず”ともまた違う、独特な哀愁とノスタルジーに満ちたミドルチューン。映画のタイアップソングだった気がしますが、その影響なんでしょうね。
下町風情の漂う、とてもノスタルジックな曲。

『ストーリー』
この辺りでは、もう完全に「あっ、ゆず、新譜出したんだ〜」になっちゃってたなぁ。リリースが決まると予約入れに行く程だったのになぁ…。
元気いっぱいの曲。悪い曲だとは一切思わないけど、特別に心が動く事もなかった…。

『from』
これは好きだ。ランキング番組か何かでサビを偶然聴いて、「これはフルでちゃんと聴きたい!」と強く思えた曲。
派手さはないけど、岩沢さん特有のじんと沁みてくる名バラード。

『慈愛への旅路』
聴きやすいポップチューン。これもまた、全然悪い曲だとは思わないけど、特に「何回も繰り返して聴きたいな」とも特に思えなかった曲。

『超特急』
岩沢さん曲。当時大人気だったテレビ番組『あいのり』のテーマソングで、曲そのもののうんぬんよりも“大型タイアップに岩ちゃん曲が選ばれた”という事に喜びを感じた記憶が(笑) シングル曲、特にタイアップが付いてるようなものは“悠仁担当”みたいなところがありましたからね。

『春風』
リリースタイミングはこの時期(=[2006-2011]のベストに収録される時期)ですが、デビュー前からあったという曲ですね。日本的な情感がふんだんに詰まった、圧倒的にセンチメンタルなバラード。今もまだ答えの見えない後悔と迷いをそのまま吐露する歌詞が、美しくも繊細なメロディと相まって聴き手の胸の“弱いところ”をガンガンに突いてくる(笑) “突く”というか、刺してくる。エグい程の感傷にメッタ刺しにさされる、快感。岩沢さんの作品は往々にして、美しく鋭利。
葉加瀬太郎さんによるバイオリンを加えた、“メジャーver.”のアレンジ。

『陽はまた昇る』
いや、これは…めっちゃカッコつけちゃってるじゃないですか。今も昔も、「かっこいいでしょう?」っていう感じが、ちょっと苦手。

『Hey和』
壮大な曲ですね。あらゆる社会情勢を念頭に置きながら、でも結局は愚直に平和を祈る…そんな風に聴こえる曲です。

『栄光の架橋[Symphonic Orchestra Version]』
ぼくが最初にゆずに「おや?」と思ったのは、この曲(のオリジナルのほう)がシングルリリースされた時だったんですよね。30cmものさしで事足りるくらいに身近で気さくな事を歌ってきたゆずが好きで、この曲がリリースされた時も30cmものさしを持参したら、急に“半径100m”くらいのスケール感になっていた印象で。もちろんゆずが“半径100m”の曲を作ったって歌ったって良いんだけれども、シンプルに、「ぼくは、30cmものさしの世界が好きだったな」というだけの話。
前置きが長くなったけど…今回のこのバージョンは、オーケストラによるより深みとスケール感と迫力の溢れる音に呼応するカタチで、“半径100m”どころかもはやフルマラソンレベルの壮大さになっている。このアルバムでこの曲のこのバージョンを聴いて、「ゆずはどんどん遠くに行くなぁ」としみじみ思いました。

『T.W.L[Y.Z ver.]』
関ジャニ∞への提供曲のセルフカバーだそうです。北川さん作。ぼくは関ジャニ∞のバージョンを聴いた事はないのですが、「関ジャニの曲だよ」と言われるとなんか凄くしっくり来る感じのノリノリの曲。「北川さんはクライアントのオーダーに応えるのが本当に巧いなぁ」と思う反面、「いやいや、北川さんって、そもそもこういうノリを持ってる(そして隙あらば出していきたい)人な気もする」とも思ったり。



そんな、計16曲。

お気に入りの曲を改めて見直したら、自分でも驚く程に岩沢さん曲ばっかりだ(笑) やっぱり、“ゆずの変化”はニアリーイコールで“北川さんの変化”だと思うのですよねぇ。もちろん、良い変化もたくさんあったと思うけど。





お気に入りは、
#03 『逢いたい』
#04 『シシカバブー』
#07 『明日天気になぁれ』
#09 『from』
#12 『春風』





この作品が好きなら、
・『SEKAI NO OWARI 2010-2019』/SEKAI NO OWARI
・『グレイテスト・ヒッツ』/スキマスイッチ
などもいかがでしょうか。





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