>オリジナルミニアルバム
>タイトル:ONE DAY
>アーティスト:韻シスト
>リリース日:2001年 3月 21日
>記事作成日:2020年 11月 20日





久しぶりに聴きました!

結構好きなバンドなんですけどね、意外と感想を書いた作品が少なかったようなので、ボチボチ感想を書いていこうかと。

こちらは、デビュー作ですね。この辺りはリアルタイムでは聴いていなくて、シングル『ROCK ON』を聴いてハマったところから遡ってチェックした感じです。
ちなみに、そもそもなぜ『ROCK ON』を手に取ったのかは、もはや覚えてないなぁ…。



『韻tro』
その名の通りイントロダクションなワケですが…もうこの曲の時点から既に素晴らしい。ウッドベース(多分)の深みのあるサウンドとサックスの掛け合いが何とも渋くて、オシャレで、カッコイイんだ…。

『東西南北』
本編スタート!
BASIさんとサッコンさんの2MCのコンビネーションが、この時代から既に完成されている。生音のゆったりとしたサウンドの上で、2MCがノリノリのラップを炸裂させています。

『Oneday〜ある日の出来事〜』
現在はリズム隊とギターというオーソドックスな編成のバンドですが、この時代はブラス(サックス)の方が居たんですよね。それが、凄く良くて。バンドのゆったりとしたグルーヴに、ブラスが華を添えていて。渋みもあるけど華やかでもあって、そのバランスが絶妙なんだよなぁ。この曲も、ブラスは決してしゃしゃり出ては居ないんだけど、確実にイイ味を出している。

『リベンジ』
BASIさんのラップが、特にカッコいい曲。深みのある声色が、ウッディなサウンドに乗っかってどこまでも冴え渡る。
リリック的には、“蒼い”ですよねぇ。もちろん馬鹿にしている訳ではなくて。現在ではもうベテランの域に達しているこの方々ですが、このガムシャラさと(さりげなく)中指立てる感じが、凄く好き。
特にジャズテイストの強いオケも、もちろん大好き。

『車窓』
どこかのほほんとした感じの、リラ〜ックスしてる曲。ギターがユーモラスですね。それこそ旅情の車窓みたいな、開放感を感じられる曲。それでも、押し付けがましくはないメッセージ性がちゃんと詰まってる。

『タイムフロウ』
渋いというか、どこか歌謡曲的な哀愁すら感じさせるアレンジが特徴的な、本編ラストの曲。こちらの曲は、サッコンさんのMCが堪能出来ます。ライミングとかっていうよりも、オケに対するメロディと言葉の乗せ方が気持ちいいんだよなぁ。

『Outro』
随分とコミカルなインスト曲で、シメ。このユーモラスな感じは、昭和の時代のコメディ映画のエンドロール的ですね。NGテイクが見えてきそう(笑)
ラストまで、一切手を抜いてないのが素晴らしい。これ、このアイデアを膨らましただけでフツーに歌モノを一曲作れちゃいそうなのに。

シークレットトラック
『Outro』のあとに入ってる曲。トラック的には『Outro』と繋がっていてサブスクでも曲名は出ないので、今現在もまだこの曲のタイトルをぼくは知らない(まぁ、検索かけりゃ出てくるんでしょうけど)。
本編には見られない、ファンキーな曲。MCお二人がお二人ともに見事なマシンガンラップを披露しておられる。この曲、大好きなんだよなぁ。きっと、このバンドのライブって、こういう雰囲気なんじゃないかな。



そんな、計8曲。

すんごい久しぶりに聴きましたよ。すんごい久しぶりに聴いて思ったのは、やっぱりぼくはこの時期の韻シストが大好きだという事。
まぁ…バンドには、そして人間関係には紆余曲折が付き物でしょうから、メンバーチェンジや脱退・加入っていうそれ自体をどうこう言えるモノではないと思うんですが…サックスの居るこの時期の編成、最高ですよね。現在の骨太でシンプルなサウンドも勿論良いんだけど…この時代の曲には、圧倒的な華がある。





お気に入りは、
#01 『韻tro』
#02 『東西南北』
#04 『リベンジ』
#08   シークレットトラック





この作品が好きなら、
・『MASTERPIECE』/RIP SLYME
・『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』/NakamuraEmi
などもいかがでしょうか。





CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/










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