>配信シングル
>タイトル:turn over?
>アーティスト:Mr.Children
>リリース日:2020年 9月 16日
>記事作成日:2020年 9月 23日





聴きました!

突如リリースされた、ミスチルの新曲。
なんというか…「あの頃のミスチル」。



『turn over?』
意味は、「裏返す?」だそうな。
アフリカ系なのか?のパーカッションが聴いた、瑞々しいポップチューン。
ぼくが真っ先に思い出したのは、『君の事以外は何も考えられない』。もちろんプレイの音も、音質も、今回の曲のほうが質が高いとは思います。でも、あの時代の“甘酸っぱいポップチューン”感が、鼻腔をツンと突いてくる感じがして。そういう意味では『ひびき』なんかも思い浮かびました。『ひびき』は小林武史Pに「あっ、(あの頃の)ミスチルだ」と言わしめたらしいですからね。その感じが、本作にも。
サウンド的には…これも一連のロンドンレコーディングの中の一曲なんだと思うのですが、ロンドンレコーディングシリーズの曲って、リズム隊の音が凄くタイトな印象を受けるんですよね。瞬間的な爆発力というか、“ドシン” “ズシン”と来るインパクトは相当なんだけど、“伸び”はなく非常にタイト。ベースやドラムスにサスティンという言い方をするのかどうかは知りませんが、サスティンが短い感じというか。ロンドン=イギリス=ビートルズ!っていう意味ではまさにロンドンで手に入れたかった音なのかなー?とも思うのですが、今回の曲に関しては、ぼくはちょっとそこが“物足りなさ”になってしまったかも(ちなみに、同じようにロンドンレコーディングの曲で同じようにタイトな印象を受ける『Birthday』のほうは、それが凄く曲に合っている気がして好きでした)。
いやでも、いい曲はいい曲なんですよ。アルバムで言えば『KIND OF LOVE』の辺りが大好きな人にとっては、ドンピシャな曲なんじゃないでしょうか。



そんな、計1曲。

前フリなしの配信リリースって、一般的にはインパクトがあっていいのかもしれないけど、ぼくはあんまり好きじゃないんだよなぁ。リリース日が決まって、ドラマのエンディングやCMなんかで断片的に聴いて、足りない部分をあれこれ想像しながら悶々としながら発売日(店着日)に店頭でモノを手にした時のドキドキと高揚感が、どうしても忘れられなくて。
“小出し期間”(タイアップで断片的に聴いて、フィジカルでフルを聴けるまでの悶々期)がある事で、なんか、曲と自分との距離感を縮める事が出来ていた気がするんです。部分的には聴ける訳だから、その曲がどういう系統なのかという“あたり”が付けられる。一方、突然フルでどーんと出てきたのを聴くと、小出し期間がない分「思ってたのと違かった」感を覚えるリスクが高まるというか。前者は「ファミレス行くよ〜」って言われてサイゼリヤに行くから「サイゼ 、うまー!」ってなれるけど、後者だと「イタリアンレストランに行くよー」とだけ告げられて、お洒落しておめかしして行ったらサイゼリヤでした…みたいになる危険性が高まるというか(笑)
今回の曲がガッカリだったなんて思ってないし、サイゼリヤがガッカリレストランだなんてもっと思ってない(笑)けど、ミスチルはもう、無条件に、当たり前のように想像を超えてくるものだと思っていたので…想像したちょうどそのくらいの、曲でした。





お気に入りは、
#01 『turn over?』





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