Sessions>セフルカバーアルバム>タイトル:Sessions>アーティスト:YOUR SONG IS GOOD>リリース日:2019年 3月 6日>記事作成日:2019年 6月 5日




聴きました!
20周年の記念アルバムだそうです。…っていうか、もう20年なんですね!割と近年になってからこのバンドの存在を知ったぼくなので、まずはそこに驚きです。
本作は、既発の曲のライブアレンジバージョンなどを再レコーディングした作品との事でした。ぼくは、このバンドの過去作をあまりお聴きした事がないので(すいません)、フツーに新曲っぽく聴く感じでした。


『2,4,6,6,1,64 Number』からスタート。これが20年のバンドのグルーヴってやつなんでしょうね、程よく肩の力が抜けていて、聴いてるほうもちょうどいいさじ加減でハッピーな気持ちになれます。途中、急にボーカル(?)が入ってきて驚きましたが(笑)
『Super Soul Meetin'』。ブラス隊が牽引する曲ではありつつ、でもぼくは南国感のあるギターの音色が一番好きでした。これは、南の島のプールサイドで聴きたいものです。
ちょっと雰囲気が変わって、『Mood Mood』。パーカッシブルなサウンドには、躍動感も奔放さもあるんだけどほんのりと緊張感も感じられたりして。前の2曲は南国感があったけど、この曲はちょっとアフリカンな感じ?
今度はスカのリズムで『Boogaloo Super Express』。裏拍が小気味よく、ギターはどこかコミカルで、ブラスがなんだか艶かしい。各パートが各々の角度から好きにやってる感じがありつつ、でも曲としてのまとまり、統一感もしっかりとあるという。
ゆったりとした雰囲気の『A Short Vacation』。再び、南国の世界に戻ってきた感じ。ゆ〜ったりとした感じ、イメージ的にはなんかあの大きな葉っぱみたいなヤツで侍女さんにゆらゆらとあおいで貰ってる王様的な?(笑)
動きの賑やかな曲、その名も『Motion』。モーションかけられまくり!   ウキウキしちゃいます。リフレインするギターのフレーズは、賑やかなんだけどラグジュアリーな落ち着きもあって。一粒で二度美味しい!
エキゾチックな雰囲気の『Double Sider』。ユーモラスな要素は残しつつ、ソリッドなカッコ良さも併せ持っている。これは、ベテランにしか醸し出せないグルーヴですよねぇ。
オールディーズ感香るギターの質感が好きです、『Nettai Boy』。もう、このまま、ベンチャーズのトゥクトゥクトゥクトゥク…っていうフレーズが始まりそうな、もしくは加山雄三さんの歌声がカットインしてきそうな質感のギター(笑)   いや、曲自体は凄くノリノリでラテン(?)のノリを感じるアツいものなんですが。
陽気でポップな曲、『On』。リズム隊が小気味の良いグルーヴを響かせてくれていて、聴いていると軽快で愉快な気持ちになってくる曲です。心が軽くなる感じがする。そして鍵盤も、テンション高めに奔放に鳴ってる。
『The Love Song』でラスト!ゆったりと穏やかな空気感の中に、柔らかな幸福感とほんのり切ない空気が混ざる。最近ぼくがハマっているレゲエ/スカ系のオールディーズ(クラレンドニアンズとか)にも通じるサウンド。そして、この曲はしっかりとした歌モノですね。インスト作品に素晴らしいものはたくさんあれど、分かりやすいもの好きなお子ちゃま感性のぼくにはやっぱり歌モノのほうが正直入ってきやすい(笑)


そんな、計10曲。
愉快な作品。愉快ではあるんだけど、その中に「それだけではない何か」がさりげなく重ねられていて。切なさであったり、妖しさであったり、真摯な面であったり。だから、インスト作品をそんなに積極的に聴くほうではないぼくだけど、終始飽きる事なく楽しむ事が出来ました。オリジナルバージョンと聴き比べてみたくなります。
…まぁでもぼくの耳にはやっぱり、歌モノ作品のほうが馴染み深いようです(笑)




お気に入りは、#04 『Boogaloo Super Express』#08 『Nettai Boy』#09 『On』#10 『The Love Song』




この作品が好きなら、・『pavilion』/mudy on the 昨晩・『LIGHT』/SPECIAL OTHERS ACOUSTIC・『LIFE CYCLE』/SAKEROCKなどもいかがでしょうか。




サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)









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