>オリジナルフルアルバム
>タイトル:LIGHT
>アーティスト:SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
>リリース日:2014年 10月 8日




聴きました!

その名の通り、スペアザの皆さんによるアコースティック・インスト・バンド。略称はS.O.Aで「ソウ」と読むそうですよ!

実はぼく、スペアザ自体をそんなにちゃんとは聴いた事がなくて。もちろん、アルバムを聴き流した(この表現、だいぶ失礼ですが)くらいはあるのですが…。
なので、本作には母体スペアザのアコースティックカバー等も多数収録されているそうですが、そういうのは分からずに全部“新しい音楽”として堪能しました。


#01、表題曲『LIGHT』からスタート。軽快なアコースティックサウンドは、無国籍というか多国籍の匂い。どことなくアジアの猥雑な感じもあるし、荒野のウエスタン的でもあり、ケルトっぽいっちゃケルトっぽい。

可愛らしく、優しく、『March』。演奏の腕は一流なのでしょうが、アレンジや楽器類の跳ね方は可愛らしさやあどけなさすら感じさせ、学芸会などでの合奏を聴いているような微笑ましさを覚えます。

パーカッシブルな『Galaxy』。カッコいいなぁ。ボーカルのない曲で、ここまで表現豊かとは…。

#04、『LINE』。波の音から始まるこの曲は、自然の匂いがプンプンします。ただ、サーフミュージックかといえばそういうワケでもなく。
なんだろう、「なんか好き」としか言えない(笑)

#05、『Mambo No.5』。あの曲ですよね⁉︎なのに、何だかシリアス。曲に対して抱いていたイメージを根底から覆されるような。

高音が軽やかに絡み合う、『BEN』。入り口は軽やかでありつつ、徐々に複雑で緻密なアンサンブルを見せ始める曲。なんだか幾何学模様のような、そんな美しさ。

#07、『STAR』。大人の渋みというか、円熟味を感じさせる曲です。よく分かんないけど、イメージ的には、社交ダンスとかで使われる曲っぽいイメージ(笑)

#08、『Marvin』。これまたカッコいいなぁ。特に冒頭の辺り。「カッコいい」しか出てこない自分のボキャブラリーに唖然だけど(笑)

#09、『halo』。お洒落な響き。ボッサ調のポップな響きの中に、でも繊細な上品さもあり。この曲では、ドラムが特に、主張よりも調和を取っている感じが強くてそれがいい感じ。

ラスト、彫りの深いメロディラインが特徴的な『Wait for The Sun』。楽器には特に詳しくないのでよく分かりませんが、なんとなく、中国的な匂いのする音が混じっているような。楽器なのかな、メロディなのかな、アレンジなのかな。


そんな、計10曲。

アコースティックなんだけど、ただ優しくてほわっとしているわけではなくてゴツゴツした熱さのようなものも感じる作品でした。

どの曲も、インストなのにすごく個性的でインパクトが強かったです。

個人的には、こういった音色とアレンジを、ボーカリストとコラボして歌モノにしてみてもらったら更に面白いんじゃないかと思っています。




お気に入りは、
#01 『LIGHT』
#04 『LINE』
#10 『Wait for The Sun』




この作品が好きなら、
・『旅歌ダイアリー』/ナオト・インティライミ
・『Life Cycle』/SAKEROCK
・『インドのとらがり』/四家卯大
などもいかがでしょうか。




iPod classicには入れておきたいレベルf^_^;)









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