1週間前に« Souvenirs de Barcelone »というタイトルのメールが届いた。休暇中に家族でスペインに行ったのかと思って開いてみると、添付されていたのは懐かしい写真だった。
そのうちの1枚がこれ。2日ずれてしまったけれど、27年前、私たちはバロセロナを散策していた。これはフランス組。隣国といっても外国だから思い思いに過ごしたかったのだろう。
フランス南西部、Toulouse(トゥールーズ)で5週間の語学研修中の話。週末にはBarcelona(バルセロナ)を含め、あちこち全てバスで連れて行ってもらったと記憶している。
初めての海外はカルチャーショックの連続だった。周りが涙を流して別れを惜しんでいるなか、二度と来るかと思っていたのさえ、今となっては懐かしい。
そこで、久しぶりにアルバムを開いてみた。
同じ20歳とは思えない。この、どんぐりの帽子をかぶったような髪型は・・・。と思ったら27年後もそう変わらなかった。そろそろ散髪に行かなければ。息子と私。
ところで、昨日、私の中では正真正銘の40代後半に入った。
あの時ほどではないにしても、今も日本語レッスンでカルチャーショックを受けつつ、いろいろなことに気付かされる毎日を過ごしていることを幸せに思う。これからも半笑いで行こう。
こうして過去を振り返ることができたのは、友人がこんなメッセージとともに当時の写真を送ってくれたから。苦み9割だった思い出も27年後には懐かしい思い出に変わっていた。
J'ai retrouvé des albums photos de mes séjours au Japon, pour montrer aux garçons.
Et j'ai aussi retrouvé des photos de ta première venue en France, à Toulouse en 1997 !
息子たちに見せようと思って、日本滞在中の写真を見つけ出したの。
(Shizukoが)フランスに初めて来た時の写真、1997年のトゥールーズのも見つけたのよ!
友人は20代前半に日本へ留学。きっと思い入れのある土地なんだろう。10数年ぶりの来日を前に興奮しているのか。金曜日の日本語レッスンをすっぽかされたのは大目に見てあげよう。