*日本語教育能力検定試験を受験される方へ

以下は、自分の試験対策として、まとめたものです。誤字脱字を始め、不正確な内容が含まれるかもしれませんので、どうか鵜呑みにされませんように。

 

【言語の系統的分類】

 

語族とは、祖先が同じ(同系)であることが証明された言語の集団。語族の分類には諸説あり。

 

インド・ヨーロッパ語族

英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ペルシャ語、アフガニスタン語、ヒンディー語など

 

シナ・チベット語族

中国語、チベット語、ビルマ語、タイ語など

 

ウラル・アルタイ語族

モンゴル語、トルコ語、ハンガリー語など

 

アフロ・アジア語族

アラビア語、エチオピア語、ヘブライ語など

 

オーストロネシア語族

マレー語、ジャワ語、タガログ語、ポリネシア諸語など

 

ニジェール・コンゴ語族

スワヒリ語、コンゴ語など

 

日本語は、どの語族に属するのか判明していない。

 

 

【言語の類型による分類】

 

屈折語

語形変化、つまり屈折によって、主語や目的語を表す語。

 

ドイツ語、フランス語、イタリア語、ラテン語、ギリシャ語、アラビア語など。

 

 

孤立語

語形変化を持たず、文中の位置で主語や目的語を表す語。

 

中国語、チベット語、ビルマ語、ベトナム語など。

 

*英語は、名詞や動詞がそれほど活用せず、主語や目的語は語順によって表されるため、屈折語でありながら、孤立語の特徴を持っている言語でもある。

 

 

膠着語

自立語に付く付属語などによって、主語や目的語などを表す言語。日本語の場合、名詞に助詞が膠着している等。

 

日本語、朝鮮(韓国)語、モンゴル語、トルコ語、フィンランド語、ハンガリー語、ツングース語など。

 

「新・はじめての日本語教育1」より

 

抱合語:文全体が一語のようになっている語。

 

アイヌ語、エスキモー語、アメリカンインディアン諸語など。