フランス地方を巡る旅

 

今回は、南東部に位置する、Annecy(アヌシー)を紹介します。アルプスの麓にあり、大きな湖を有する町です。留学時代、夏休みを利用して友人を訪問。1998年8月のことです。

 

真夏の太陽が降り注ぎ、花が至るところに飾られた町。長らくフランスで一番好きな町でした。

 

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船首のような形をしているのは、Palais de l'Isle(パレ・ド・リル)。運河に浮かんでいるように見えます。

 

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その土地の記憶は、建物や料理はもちろんのこと、時間を共にした人とも結び付いているものです。和やかな雰囲気の友人とアヌシーの街並み。申し分なく調和していました。

 

 

当時の日記には

 

白鳥が羽を休める湖のそばを散歩したこと。

 

サンドイッチ、アイスクリームを頬張りながら旧市街を歩いたこと。

 

友人お勧めの店を覗いたり、木陰で休んだりしたこと。

 

のんびり過ごせて楽しい1日だった、と締め括られていました。

 

中でも芝生に寝転んでいたのは良く覚えています。この写真のように淡い記憶ですが、木漏れ日が印象的な1日でした。

 

  
今年の冬、フランスへ行くときに南東部まで足を延ばそうと考えています。でも、ここアヌシーへは敢えて行かないつもりです。20年前の夏の思い出を心に留めておきたいから。
 

 

Annecy(アヌシー)の紋章  

 

おまけに80年代のアヌシー(夫の写真より)

 

 

 

 

友人・美食を尋ねてリヨンへ:フランス地方を巡る旅16に続く