私、何を隠そう40歳の受験生です。受験と言っても大学受験ではありません。

 

10月末の日本語教育能力検定試験を目指して、早朝、午前中、午後と勉強する毎日です。

 

集中力が切れると、家事をしたり、他人のブログを読んだりしています。勉強している時間よりも長かったりして。

 

12月から仕事をしていません。私は孤独な受験生。家族が帰ってくると、他人のブログの話題で持ちきりなのです。

 

 
先週は、音声について勉強しました。
 
まず、外国人12人が残した留守番電話メッセージを聞いて、どこの国の人が話しているかを当てるというもの。
 
国籍は、中国(北京、香港)、韓国、タイ、インドネシア、アメリカ、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、エジプト、ロシア。
 
メッセージは日本語で、一字一句同じ文章を読んでいるのですが、それぞれ特徴があります。
 
私が、正解したのは、アメリカ人、中国人、フランス人だけ。お隣の国、韓国が不正解だったのは反省。
 
アメリカ人が話す日本語は、テレビでもよく耳にします。以前、日系アメリカ人の教授のもとで働いたこともあります。勤務先には、中国人留学生もたくさんいました。
 
そして、フランス人。最初の「もしもし」で分かってしまいました。思い出すのは、日本語が堪能なフランス人上司たち。
 
一人は、「どうも、どうも~」
 
もう一人は、「ごめんくださいませ」
 
が電話を切るときの決まり文句でした。
 
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外国語を話すときに、リズム、アクセント、イントネーションが母語の影響を受けてしまうのは、私も英語やフランス語を話すときに痛感します。
 
日本語訛りが残るのは仕方がない
 
内容が伝わることが一番
 
と思っていますが、場合によっては、感情がこもっていない、または、怒っているふうに聞こえているのかもしれません。
 
訛りを矯正するのは、自分を否定するようで辛いことでもあります。表情や身振り手振りを真似ることでも他の文化と融和できるのではないでしょうか。
 
 
とは言っても、外国人に教えるのは、共通語(標準語)のアクセントです。生まれも育ちも関西の私には難しいのです。よく言われるのは、橋、箸、端のアクセントの違いですね。
 
地方出身アナウンサーの努力は並大抵のものではないのだろうと思います。アクセントの悩み。テキストに書かれていた文章に励まされました。

 

東京方言者以外は、程度の違いはありますが、日本語学習者が東京のアクセント規則をマスターするのと同じように苦労するものです。しかし、この苦労は決して悪いものではなく、学習者と同じ立場になれるチャンスだと考えることもできます。
 

アクセント以上に、全く分からなかったのが、この口腔断面図。こんなのが沢山あり、今のところ意味不明です。

 

 
眠気と戦いながら、音声のテキストを一通り終えたものの、復習が必要です。次のテキストは、異文化理解と心理。何か面白いことを学んだらブログにも書いてみようと思います。
 
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2022年追記:あれから資格試験にも無事合格し、日本語を教えるようになって再び『外国人が話す日本語』について考えてみました。↓