「フランス地方を巡る旅」。引き続き、ロワール古城の紹介です。

 

広大で美しい庭園が有名な Château de Villandry(ヴィランドリー城)

 

ルネッサンス様式の城の前方に広がる庭園は、荒れ果てた時期もありましたが、20世紀初め、古い文献等を頼りに、16世紀の典型的な庭園に作り直されました。

 

出典: 

https://en.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry

 

ルネッサンス様式の中庭

出典:

https://fr.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry

 

幾何学模様がなんとも美しい庭園

出典:

https://fr.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry

 

一際目を引くのが、Les jardins d'amour(愛の庭園)です。

 

L'amour tendre(優しい愛)

L'amour tragique (悲劇的な愛)

L'amour volage (移り気な愛)

L'amour passionné (情熱的な愛)

 

の4つのテーマがあります。

 

 

ハート型は「優しい愛」です。その左隣「悲劇的な愛」は、細長い剣で決闘を、赤い花で血を表しています。一方、扇で軽薄な気持ちを表現しているのが「移り気な愛」です。

出典:https://fr.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry

 

そして、一番手前が、「情熱的な愛」。情熱で壊れてしまったハートが、渦を巻きながらダンスする様子を表現しています。

 

出典:

https://fr.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry

 

菜園には、野菜、香草、薬草など約30種類もの植物が育てられています。

 

出典:

https://fr.wikipedia.org/wiki/Château_de_Villandry


他にも、 Le jardin d'eau(水の庭園)、Le labyrinthe (迷路)、2008年に作られた庭、Le jardin du soleil(太陽の庭園)などを見ることができます。

 

訪れたのは、20年前の留学時代でしたので、Wikipediaの写真をお借りしました。きれいな写真の後に申し訳ないですが、当時撮った写真です。

 

これは、菜園ですね。
 
6月初めだったので「愛の庭園」には、まだ花が咲いていませんでした。
 
 

 

ヴィランドリーの紋章

 

 

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