今日は火曜日。月曜から一週間が始まる人にとっては、まだ週の前半です。

 

「人」が「動く」と書いて「働く」。給料の発生する仕事だけではなく、家事、育児、介護も働くことに含まれると考えています。

 

「頑張る」「我慢する」場面もあるでしょう。もう少し「頑張ろうか」「我慢しようか」迷うこともあります。

 

そういう時に読み返せるよう、ドラ・トーザンさんの著書から一節を引用させていただきます。

 

『やりたくないこと』はやらない勇気

 

我慢という言葉は、日本人の国民性をよく表しています。

『和』を重んじるお国柄と言えばいいでしょうか。

日本人は『自分のこと』よりも『属する集団』のことを優先するので、我慢する場面が多くなるのでしょう。

この精神、島国でうまく生きていくための装置なのかもしれませんが、我慢のしすぎは、心にも体にもよくないし、自分の人生や健康を犠牲にしてまで我慢するのは、ちょっと違う。

我慢しすぎの日本人は、もう少し、自分や自分の意見、本音を大切にしたほうがいいと思うし、我慢を知らないフランス人は、少しこの精神を見習ったほうがいいかもしれません。

 

          (中略)

 

生きていれば、ある程度の『おつきあい』は必要です。

でも、『やりたくないこと』『気がのらないこと』に貴重な時間を使うなんて「もったいない」。

誰にとっても時間は無限ではないのだから、『好きなこと』『やりたいこと』を自分の中ではっきりさせてほしい。」

 

 

フランス語を勉強し始めたころ、ドラさんは、NHKテレビ「フランス語会話」に講師として出演されていました。

 

といっても、その若いフランス人女性が彼女だったということを知ったのはつい最近のことです。

 

20代のころ、ある雑誌で「ストレスにサヨナラしよう!毎日がちょっと楽になる考え方」という特集を読みました。そこでアドバイスしていた一人も彼女でした。

 

もちろん「フランス語会話」の講師と同一人物だとは知らず。落ち込んだときに手に取れるよう、今でもその切り抜きはクリアファイルに挟まれています。

 

日本人について手厳しいことも書かれてありますが、その文章からは本当に日本、日本人が好きだということが伝わってきます。

 

最後にフランス人がよく使う表現を2つ。職場でストレスを抱えながら働いていたときによく言われました。あくまでフレンチ・ジョークです。

 

"Il n'y a pas mort d'homme" 

死人は出ていない → 大したことではない。

 

"Il n'y a pas le feu"  

火事は起きていない → 慌てることはない。

 

明日は週半ばです!何ごとも適度にボチボチいきましょう。