先日、無礼な国ランキングなるものが発表されました。
https://zuuonline.com/archives/130516
このランキングは世界の消費者によるオンライン投票サイト、The Top Tenに掲載されたもの。(随時更新されるのでランキングが入れ替わってる可能性もあります。)
かなり偏った結果のように思いますが、フランス人夫も私も思わず苦笑い。
フランス人って英語で話してくれないんでしょ?
周りからよく言われますが、その都度、「話さない」のではなくて「話せない」と答えています。実際、話せる人は英語で受け答えしてくれます。
初めてパリを訪れたとき、習いたてのフランス語で一生懸命、話しました。でも、返ってきたのは英語。20年も前の話です。
社会人になって職場でフランス人と働く機会が何度かありましたが、フランス語なまりがあるものの流暢に英語を話していました。
意外?にもフランスの国鳥はニワトリ!
ただ実際のところフランス人の多くは英語に苦手意識を持っているようです。その点では日本人と同じですが、一方は「無礼な国」、もう一方は「おもてなしの国」と言われます。
この違いはどこから来るのかと考えてみると…
例えば、外国人観光客に道を尋ねられたときに、英語が苦手な日本人は照れ笑いしながらも身振り手振りを交えて道案内するかもしれません。
それに対して、英語が話せないフランス人は恥ずかしさのあまり仏頂面で無視をする、または、動揺を隠すため、つっけんどんな態度を取ってしまうようです。
そのため相手に無礼な印象を与えてしまうのでしょう。
フランス旅行で嫌な思いをしないために自分でできることもあります。例えば、店に入ったらBonjour(ボンジュール)と挨拶をすること。
その続きが英語になったとしても、最初にフランス語での挨拶があるかないかで相手の態度は全く違ったものになります。
日本で「いらっしゃいませ」と店員から声を掛けられることに慣れているだけに、海外では挨拶を忘れないようにしたいものです。
「無礼な国」のレッテルを貼られているフランス。
私はそういう国があってもいいと思います。無愛想なフランス人から笑顔を引き出せたときの喜びはひとしおですからね。