久しぶりに都内にお出かけ | 風にふかれて ふんわりと  (湘南の風便り)

風にふかれて ふんわりと  (湘南の風便り)

香港から帰国して既に10年が過ぎて、家族もそれぞれに変化しました。そんな家族の日常の光景を海からの風に乗せて発信していきます。平凡を期待しつつ、波乱万丈気味の一家ですが、精一杯に生きてます。

どれだけ引きこもっていたのかというくらい、行動範囲は地元だけという日々を過ごしいたのですが、ようやく一歩脱出。

 

新宿や池袋などを歩いていると、空気も匂いも違うし、何より人が多すぎるとしか言いようがなくて、どこをどう歩けばいいのかもわからず、迷いながらも楽しい一日でした。

さすがに歩き疲れまして、その夜は・・・足がつるという、いかに日頃歩いていないかを痛感させられました。

 

夜遅くに地元駅に着いた時に吸った空気がひんやりとして美味しかったです。

 

刺激的な一日が過ぎ、再び日常に戻ると、まるであの日が夢だったかのように平凡な暮らしに思えるけれど、こんな平凡な暮らしがいかに有難く、幸せなのかと感じます。

 

息子が音楽活動をしていること、どんな道を選ぶか、将来どんな仕事するのか、親として気になってはいても、息子の人生であり、息子が後悔しない生き方をしてくれたら、それで十分です。

 

都内に出かけることは、随分前からその気持ちはありましたが、田舎で引きこもり始めると出かける理由やきっかけも相当なものがないと動けないものです。

今回、実は息子を見に行ってきたのですが・・・学校のイベントや発表会なども見に行ったこともないのですが、一度くらい見ておこうかなと思っていて、その日の午後、急に思い立ったのです。

息子の姿も見られたし、どんなことをしているのかもわかり、何よりも元気そうな様子にホッとしました。

 

直接、息子に会って話すことはしませんでしたが、その夜遅くに息子から

 

 

見に来てくれて、ありがとう

 

 

というメッセージが送られてきました。

 

 

母には場違いで、もう次行くことはない可能性の方が大きいけれど、でも、一度くらいはということで、見られたこと、息子もそれに気付いてくれて、メッセージをくれたこと、母としては行って良かったと思います。

 

 

息子の生きている場所、暮らす場所が親とは遠くなったと改めて感じ、それが息子の望むことなのだから、親は帰る場所を守り、陰ながら応援するのみです。

 

どこまでを子育てと呼ぶのかわからないけれど、我が家としては一段落ということでしょうか。

 

子供を悪戦苦闘しながら、日々、頑張っているころを懐かしく思える、当時は先のことまで考える余裕もなかったほど、思い詰めていたこともあった、そんな思い出を振り返る日が来るということも知らずに。

無我夢中でしたから・・・どれが正しいのかではなくて、その時、一生懸命、ただそれだけしかなかったけれど、それはそれで良かった、そう思います。

 

このところ、懐かしい人たちから連絡が来て、今日の昼間も賑やかに話に花が咲き、明日も懐かしいお客様が来る予定。

仕事は一休み状態ですが、ぼちぼち再開の日が近づいてきたようです。

頑張りすぎも出来なくなった年齢となりましたが、守りに入りすぎず、やれることを少しずつ始めたいと思う雨の夕暮れです。

 

ここ数日、すっきりしない天気が続いています。

秋晴れ、透き通る青空が恋しいですね。

 

明日が今日より素敵な一日になりますように。

今日に感謝。