息子君の仕事始め | 風にふかれて ふんわりと  (湘南の風便り)

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香港から帰国して既に10年が過ぎて、家族もそれぞれに変化しました。そんな家族の日常の光景を海からの風に乗せて発信していきます。平凡を期待しつつ、波乱万丈気味の一家ですが、精一杯に生きてます。

今日からアルバイト(研修)再開です。


先の記事で心配していることがあると書きましたが、実は、もうひとつ、母には今日の心配事がありました。


2日にちょっとしたトラブルの後に丸一日不貞寝。
その後、起きたかと思ったら、何やら鏡を見て・・・そうです、眉毛そりをしていたのです。


これは、高校に入ってから周囲の影響でしょうか、部活でする先輩などもいたようで、少しずつ覚えたみたいです。
これまでは、眉の形を整えるために剃刀を買って、鏡の前で頑張ってカッコよく決めるためにしていました。


ところが、3日の剃刀後は・・・どこかのテレビでやっていた、志村けんのバカ殿みたいになっていたのです。
多分、眉を細くするのはこの辺の悪の流行りではないらしくて、眉間の両側を少し残す程度にするのが


悪っぽい


らしいです。


何となく、冬の初めから眉の整え方も変わったので気づいていました。
これまでの高校での


お手入れ


とは違うということは。



今もそうですが、本当に怖い顔になったというよりは、笑える顔になっちゃいまして・・・
真っ向から否定したり、格好悪いなどと言えば息子君も大騒ぎするでしょう。
かといって、今日からのアルバイト(研修)に差し支えるのではないかと懸念したのです。


それで、ばれると思いつつ、支配人に


「眉毛を整えようとして失敗した」


と最初に申し出をするようにと息子君に教えました。
こんなこと、教える母もどうかと思いますけど、嘘も方便、ごめんなさい、という思いを込めて息子君に教えて、それを息子君もそのまま支配人に伝えたそうです。


支配人(女性で、元高校教師です)は、見たらすぐ分かったと思います。
意図的に剃ったということを。
でも、息子君の言訳をそのまま受け入れ、その代わりに


剃ってしまった眉の後にマジックで眉を書き足した


そうです。


さすが、敏腕支配人。
することが素晴らしい。


親のやることには逆らいますが、支配人には素直に従って、一日、マジックで書かれた眉毛で過ごしたそうです。
息子君の担当コーチからは、


「間抜けだな」


と言われただけでだったとか。


母は、アルバイト先ではクビになるか、温情があっても生えてくるまで自宅待機を命じられる、などを想定していました。


明日、実はネットトラブルの件で息子君は地元警察に呼ばれていまして、アルバイトは午前中お休みをもらっています。
支配人からは


「それが終わり次第、仕事に来てほしい」


と言われたそうです。


ということは、息子君、必要とされているということで、本当にありがたいことです。
元旦の寒中水泳でお世話になったコーチからも言われましたが


「息子さん、真面目によく働いてますよ」


と。


お世辞もあるかと思いますが、言われたことはとにかくまじめにやるのが息子君です。
明日も必要としてもらえた、それだけで母の年末年始の辛さがぐっと軽くなります。
とはいえ、まだまだ心配事が消え去ったとは思いません。
当分は、息子君と追っかけっこ状態でしょうね。
追い詰め過ぎないようにしながら、息子君の思いに耳を傾けるようにしたいと思います。